2006年05月25日(木) コメント:2 トラックバック:0
- セオリー・オブ・スタイルシート
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神崎先生――神崎正英氏はなぜかこう呼ばれることが多い。ごく簡単なHTMLの説明でHTML入門した自分にとってはやはり「先生」である――のCSS解説本。 CSSの理論と実践の2部構成。
前半部、CSS2.1に基づいた「ボックスと視覚整形モデル」の詳細な解説が圧巻。 Web上で読めるCSS解説ではCSS2リファレンスが最強ですが、 CSS2.1を本格的に解説した(日本語の)サイトや本を見るのは本書がはじめてです。 難解な部分については根拠となる仕様書の該当部分を示し、ブラウザの実装状況やCSS2との相違点についても触れられています。
後半は関拓也氏による「スタイルシートの実践」。こちらはCSSデザインでWebサイトを作り上げるチュートリアル形式の解説。 要所には前半の理論部分への参照もあり親切です。
CSSの仕様をきちんと勉強したい人にとくにお勧めです。
コメント(2件)
こんばんわ。未だに float bug(らしきモノ)に振り回されてる apro です。お邪魔します*smile*
難解部分「だけ」は日本語で知りたいぞと(笑)立ち読みに走りそうです(買いなさい?ですよね・・)勧告なるのはもちょっと先ですが・・・UAがそれに「きちんと」対応するのは、またその先ですね。日暮れて道通しを地で行くような。
CSS対応はきちんとして欲しいですが、それより先にbugをなんとかして欲しいものです・・・。
立ち読みでは済ますことのできないほど高度で詳細な内容ですよ。ただし、ブラウザのバグ対策についてはほとんど書かれていません。あるブラウザで想定外の表示結果になったときに、それが仕様どおりなのか、バグによるものなのかの参考にはなると思います。