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気付けば一週間、Back to Black

今日は冬至。寒さがいよいよ厳しさを増していく。
そして気付けば誕生日から一週間が過ぎた。
生誕イベントを終えて何をしていたかと言えば、
お祝いするからと連れていかれたお店で
241215痛風鍋
痛風鍋をご馳走になったり、
241219スパイスカレー
スパイスカレーを自作したり、
241220鮭
鮭の切り身を焼いたりしていた。

恐らく今年最後になるであろう映画館にも行ってきた。
「Back to Black エイミーのすべて」を鑑賞。
27歳で急逝したイギリス出身のシンガー、エイミー・ワインハウスの伝記映画。
彼女の名前くらいは知っていたし興味もあったが、音楽をちゃんと聴いたことはなかった。
この機会にエイミーの人となりも音楽も知ることができるなら、
と割と軽い気持ちで観たのだが、とても良い作品だった。

邦題には「エイミーのすべて」とあるが、エイミーの生涯を万遍なくというよりは、
恋人のブレイクとの出会いと別れに軸を置きつつ、
彼女が世界的なスターになるまでの時期に焦点を絞った構成で、
それが却って彼女のキャラクターや行動原理を際立たせてくれて観易かった。
女性が監督(サム・テイラー=ジョンソン)というのも良かったのだと思う。
エイミー役のマリサ・アベラとブレイク役のジャック・オコンネルがまた良い芝居で、
共依存しながら悪い影響を与え合うことが理屈で考えれば分かるはずなのに、
それでもお互い惹かれてしまうことになる、それぞれが備えた魅力を余すことなく表現している。
エイミーの歌唱シーンは演者のマリサが歌っているそうで、
僕がエイミー本人の歌に親しんでいないこともあるのだろうが、全く違和感がなかった。
芝居と歌がちゃんと地続きになっているからだと思う。
マリサの女優としての説得力と、エイミーの他界という動かしようのない事実とが相まって、
物語が終幕に近づけば近づくほど、色んな箇所で「もしここで違う分岐だったら」と思わずにはいられなかった。
241218Back to Black
制作陣が本作に込めた想いや狙いが詳細に記されたパンフレットも良かった。
エイミー・ワインハウスが生前に遺したスタジオアルバムはわずか2枚。
これから彼女の音楽をじっくり聴いていきたい。
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