「食べないのに痩せない」のはなぜ?
ダイエット中にありがちな「食事量を極端に減らす」「カロリーを制限する」「太りそうな食材はカットする」等といった方法。
実は、これらが、痩せにくい体を作っている理由。
食べてないのに太るという人は、体内の脂肪が燃焼しづらくなります。体が飢餓状態に置かれると、リパーゼの働きがにぶり、空腹時でもあまり脂肪を分解してくれなくなるのです。
食事量を減らすということは、体を構成する原料を減らし、代謝ダウンに直結してしまうということ。今回のモニターさん達のように極端な食事制限をつづけていると、体がそれに慣れ、少ないエネルギーで生命活動をまかなえる「低燃費体質」になってしまうのです。
食べて痩せるにはどうしたらいいの?おさえておきたい5つのポイント!
おいしく食べてきれいに痩せよう♪
ダイエット効率に役立つ食材や食べ方のコツなど、食べて痩せる正しいダイエット方法は?
1.ゼロカロリー&ローカロリーばかりを食べない!
食べるのはほどほどに!
ゼロカロリー、ローカロリーをダイエットに活用するのがダメなのではなく、そればかりを食べるのが問題。必要最低限に留めた方がベターです。
ゼロカロリー&ローカロリーは熱量がない食材なので、体が熱を生み出せずに冷えを招いてしまいます。冷えると体は脂肪を蓄えようとするので、ますます脂肪を燃やすことは困難に!
元々「甘い」という味覚は糖分の味覚です。つまり脳は「糖分が入ってきた」 と勘違いします。 しかし、実際は体内には糖分が入ってきていません。そうするとどうなるか?脳は「それくらいの甘味じゃ糖分が足りないからもっと甘いものを食べろ」という命令を出すんですね。その結果、より甘い物を食べたくなるという悪循環に陥るんです。
2.油はダイエットの味方!
良質な油を積極的にとろう!
油は加熱すると酸化してしまうので、ベストな摂取方法は生で食べること。
良質な油は、女性ホルモンや脳内ホルモンのバランスを整えてくれるので、ダイエットにありがちなイライラや暴飲暴食を防ぎ、ストレスのないダイエットを行うことができます。
α-リノレン酸を含むえごま油やしそ油、生魚、くるみ、ピーナッツなどは、ダイエット向きの良質な油。体の老廃物を排出する効果が高く、太りにくい油です。
普段から油の質を少しだけ意識することで、体内の油のバランスをよりよくすることができます。油はとりかた次第で、ダイエットの敵にも味方にもなります。効率的に脂肪を落としたいからこそ、良質の油は必須。
3.肉を食べて痩せよう!
赤身のお肉はカロリーも低い。
肉を食べる際は香味野菜と一緒に食べると、より代謝アップに役立ちます。
赤身の肉には代謝を上げて脂肪を燃焼する働きのある成分L-カルニチンが含まれています。L-カルニチンは牛・羊>豚>鶏の順に含まれているので、ダイエット中は、牛ヒレといった赤身の強い肉を選ぶのがポイント。
筋肉をはじめ、体のあらゆる部分をつくる材料として不可欠。また、炭水化物や脂質に比べDITが高く、体を温める効果あり。羊・牛・豚などの赤身の肉に含まれるL-カルニチンは、体脂肪を燃やすのに役立ちます。
赤身肉には脂肪燃焼効果を高めるL-カルニチンが
多く含まれるほか、脂質が少ないのでカロリーが比較的少ないのが特徴。
4.お米は太るは間違い!
お米は日本人の体質にあった穀物。
お米の中でも、玄米や雑穀米は白米に比べ、ミネラル・ビタミン・食物繊維が豊富なのでオススメ。
昔から日本人が食べてきたお米は、私たちの体質にとても合っていて消化吸収も良く、普通に食べていれば太る心配はありません。
サラッと食べられるめん類や、やわらかいパンに比べ、素材の形が見えるごはんは、消化により多くのエネルギーを使うダイエット向きの主食。1日2杯はしっかり食べて。
炭水化物や糖は長期間抜くと、脳を動かすエネルギー不足にもなり、ダイエット中のストレスの要因にもなります。
つまり、突然「あーラーメンライスが食べたい!」みたいな衝動で、リバウンドを引き起こす可能性もあるのです。
5.「痩せなきゃ!」のストレスはNG
ストレスは美容の大敵!
体や心にストレスを感じると、脳は飢餓状態であると勘違いし、いざという時のために脂肪を蓄えようと働いてしまいます。
「太るのが怖くて、食べることまでが怖い!」とまで思ってしまう例もみられますが、このようなストレスはダイエットの大敵です。
好きな事を我慢する、苦手だったり嫌いなコトを始めるのがダイエットが長続きしない原因。
ダイエットのとき、「大脳新皮質」は「食べてはいけない」と指示します。でも「大脳旧皮質」は本能に従って「食べたい!」と訴えかけてきます。ここで無理をして食欲を我慢すると、間脳がパニックを起こし、バランスが崩れて脳がストレスを感じてしまいます。