1991年ごろ、私は$4000で買ったNeXTStationという計算機を使っていた。
NeXTStationはSteve JobsがAppleを追い出されて作ったNeXT社で作ったUnixワークステーションである。 「メガピクセル」ビットマップディスプレイの上でNeXTstepウィンドウシステムが動き、 Interface BuilderというGUI作成ツールとObjective-Cでアプリを作ったり、 EmacsとTeXで論文書いたり、 Diagram!というお絵描きシステムで図表を作成したりしていた。 その後NeXT社はAppleに買収され、NeXTstepはMac OS Xとして生まれ変わったわけだが、 最近の私はInterface Builderを含むXcode上でObjective-Cでアプリを作ったり、 EmacsとTeXで論文書いたり、 Diagram!の後継システムであるOmniGraffleというお絵描きシステムで図表を作成したりしている。
...と考えてみると、やっていることが20年以上前からほとんど変わっていないことになる。 計算機環境はずいぶん進歩したように見えるのに、 20年前と違うのはWebぐらいだというのは情けない話である。 これで良いのか根本的に考えてみる必要がある気がする。
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