Twitterのfollowについて
前回「Twitterとは何か」のつづき。
■フォロワーは知り合いだけで十分
仲間内で連絡を取り合うために始めたんだから、フォローを広げる必要ってないでしょ?友達同士だけでフォローしあってれば、みんな同じタイムラインだから情報共有も簡単だよね。普段会ってる人たちばかりだから、いつもの調子で盛り上がれて何の問題もないよ。分からないことがあってもみんなで解決すればいいし、特にフォローを増やす必要もないよね。
■フォロワーはすべて把握できるだけ(数十人)で十分
興味を持ってフォローした人の発言だもんログは全部読みたい。毎日タイムラインを見て読みきれるのはだいたいフォロワー30~50人くらいが限界。さすがに3桁まで行くと読み切れてもすごく時間かかっちゃうし。ブラウザでタイムラインも全部追えるよ。@を飛ばさなくても非同期でコミュニケーションが取れるTwitterって素晴らしい!自分の都合の良いときに返事できるもんね。
■フォローは100人超えてからが面白い
フォロワーを増やしていったらタイムラインを追いかけるのにブラウザだけじゃ大変だったのでTweenやTwitを薦められたの。実際使ってみたら数分おきに自働でタイムラインを取得してくれるのですっごく便利。しかも、100人200人ってフォロワーを増やしてからTwitterの本当の楽しさに気づいたんだ。100人以上フォローすると24時間誰かしらが何かをつぶやいているから、常にタイムラインが流れている状態。こうなってくるとタイムラインをずっと見ているだけでもおもしろい。ログはもう全部追えなくなっちゃったけれど、今そこにいる人とリアルタイムでコミュニケーション取れるので、ついつい連投してしまい発言数がぐんと増えるようになる。
■Twitterは2,000人フォローしてからが始まり
Twitterにはフォロー制限というものがあって、2,000人以上をフォローするにはフォロワーの1.1倍までしかフォローできない。要するに、2,000人以上フォローできる人は2,000人以上にフォローされている人なのだ。そこまで行くと世界が変わる。2,000人もの人がいると誰かが何かを知っていて、そこに分からないことはほとんど無い。群集の英知というやつだ。だから、何か分からないことを尋ねると必ず答えが返ってくる。だから、ついつい放流的な投稿が増えるようになる。また、ユーザを判別しなくてもある程度の人数が同じ話題で盛り上がっていたらそれをブームと捉えることができる。Twitterのトップページのデザインが変わって「つぶやきで繋がる」から「全世界の流行を知ろう」に変化したのを、個人のタイムラインで感じることができるようになる。
■一体、どれくらいフォローしたら良いの?
せっかくなので全部試してみてはいかがでしょう。誰もいないタイムライン、少人数の身内だけのタイムライン、少しずつ人を増やしていき、流れるようなタイムラインを味わい、いずれは大量postに埋もれる。それぞれに、それぞれの楽しさがあります。どれが一番とは言いません。人によってどれを楽しいと思うかは違うでしょうし、フォロー人数が多くてもフォロワーが少ない人と同様に楽しんでいる人もいます。しいて言うならば、Twitterへの接続時間の長い人ほどフォロワーを増やすと楽しみが増すと思います。1日30分で数百人のタイムラインなんて無理です。逆に仕事でずっとパソコンの前にいる人ならば、常に流れるタイムラインはきっと楽しいし、何かを聞けば誰かがすぐに答えてくれるような環境は非常に役に立ちます。
■問題は何人followするのではなく、誰をfollowするか。
ですよね。How many の視点は捨てて、who の視点で考えましょう。
■公式のおすすめユーザはおすすめではない
ここは私の想像にすぎないのですが、公式は公式であるがゆえに有名なユーザしかお薦めできないのではないでしょうか。名の通った有名人や、実名を出していて名前が売れることに利益があるような人しか。なにせ、企業が個人を薦めるのです。責任を持てる範囲内でのみしか紹介できないのでしょう。そもそも、「おもしろい」は主観です。「役に立つ」も主観です。そうなったら、多くのユーザが「知っている」であろうユーザをすすめることが一番安全なのでしょう。そのユーザがおもしろいかは関係なく、知っていれば興味が湧くものだからです。公式のおすすめユーザにはその程度の価値しかないと私は思っています。
ただ、有名になることが商売である芸能人でさえ、お薦めできないユーザが多いので公式twjも困ることになるでしょう。Twitter以前にブログでは、炎上したから閉鎖したり、2ちゃんねるに文句書かれてインターネット怖いとか言い出したり、そもそもブログのコメント欄を閉じて始めるとかそれブログじゃないですから。炎上したらどうしたら良いかって、芋でも持ってきて焼けばいいのにって思いません?焼き芋を配ればみんなおいしいって言いますよ。この感覚が分からない有名人がお薦めされるようになったら、今後何か問題が起きるかもしれませんね。アルファになることは簡単でも、アルファであることはそんなに簡単ではありません。TwitterにはMention(言及)があるのでなおさらですね。
本家アメリカTwitterではおすすめユーザ(The Suggested Users List)であったTechCrunchが、Twitterに不利な情報を流した(情報漏えいした文書を公開した)ことから、おすすめユーザから解除されたそうです。
■誰をfollowしたら良いのか考える前に
無理してフォロワーを増やす必要はないですよ。
■Twitterでは人がコンテンツ
さて、「誰をフォローしたら良いか」と考えはじめた時点で、あなたは人をコンテンツであるという認識をしていると考えてください。Twitterはもともと「つぶやくことで繋がるサービス」です。どんなことを呟くからフォローしたいと考えるのと同時に、アナタもどんな内容を呟いているのかを見られていること。この意識は忘れないでください。みんながコンテンツです。あなたもコンテンツです。そしてコンテンツでありながら、その向こう側には人がいます。それもまた忘れずに。
この二点についてもう少し踏み入って説明。一つ、あなたもコンテンツです。Twitterはつぶやき、タイムラインを読み、タイムラインを構築するの3つから成り立っています。つい、後者2つばかりに目が行きそうですが、一番大切なのはつぶやくことです。第三者に見られている意識を忘れないでください(参考:ブログは3人に向かって書け)。もう一つは、コンテンツの向こう側にも人がいるということ。人は影響を受ける生き物です。あなたがフォローして、相手にフォローを返されたら、その相手はあなたのつぶやきも見ているのです。相手は少なからずあなたの発言に影響を受け、変化するのです。こんなことを思うことはおこがましいかもしれませんが、無意識のうちにあなたはあなたをフォローしている人を育てているのです。つまり、あなたのタイムラインを変えるのは、誰をフォローしたかだけではなく、あなたのが何をつぶやいたかにも左右されるということなのです。
■どうして我々は誰をfollowしたら良いのか分からないのか
それは、Twitterはどのようなユーザがどこにいるか分からない仕組みになっているからだ。ユーザ検索は使いものにならない。ALL @ の機能も無くなった。他人のタイムラインも見れなくなってしまった。Twitterに閉じていては、自分のタイムラインを見ているだけではほとんど広がりを見せない。Twitterは何も与えてくれない。Twitterのシステムはおかしい?いや、違う。Twitterは私たちにフォロワーを探す楽しみを残してくれたのだ。だから、考えよう。自分で考えよう。
■誰をfollowすれば良いか
1.友人。やはり見知った相手が一番おもしろい。
2.興味がある人。有名人やいつも読んでるブログの管理人など。
3.趣味が同じ人。twitter検索に自分の興味あるキーワードを入れて同じ趣味の人を探し出そう。
4.興味深い発言を言う人。ふぁぼったーやさまざまなめりっとなどのサイトをいつも見ていれば、自分好みの発言をしている人がきっと見つかるはず。
5.自分をフォローしてくれた人。自分をフォローしてくれる程度に評価してくれた人、興味を持ってくれた人に、興味を持つのは不思議ではない。
6.オフ会や勉強会で会った人。今や勉強会ではTwitterIDは必携。お話したらすぐフォロー!
7.他人のfollowerから。隣の芝生は青いですよ!
8.誰をfollowしたら良いかを教わる。いっそのことタイムラインで聞いちゃうといいよ。
9.検索結果から。Twitterは検索サイトの上位に現れるので、そこから知るってこともあるんじゃない?
10.まなめ。この記事を読んだ記念に。
■フォロワーを増やす方法
自分がどうやって他の人をフォローするようになっているかを考えればわかるよね。Twitterのフォロワーを増やしたいときは、Twitter以外で自分の宣伝をするのが一番。だってTwitter上ではなかなか新しい出会いに巡り合えないもん!
■この記事を読んだあなたがfollowすべき2人
1.@maname
この記事を読んだ記念に。私は有名人でもないし、何かおもしろいことを言うわけでもない。@も返さないこと多いし、タイムラインをまとめたりもする。ただ、私は毎日を楽しんでいて、Twitterを楽しんで使っている。その姿だけは見せることができると思う。楽しんでいる私見て、楽しんでいただけると嬉しいです。
2.@buzztter
Twitter全体で何が流行っているのか。そのキーワードを知ることができるのがこのBOT。今やTwitter内の流行を知るだけでなく、流行を作る存在にすらなっている。
■followについて私が伝えたいたった一つのこと
分割すれば5エントリくらいにはなりそうだけれど、フォローという繋がりを分割させたくなかったので長文一つにまとめてみた。結局は、Twitterは自分で考えて使うサービスである。与えられるサービスも十分におもしろいだろうけれど、自分で使いこなすサービスはもっともっとおもしろい。だから、自分で考えろ。今の常連ついったったーも最初は初心者で、手探りで考えたから今があるんだ。
つづく(次回はりむーぶとかその辺
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コメント
面白く読ませていただきました。私は2000following用とお友達用で二つのアカウント使っています(そういう人けっこう多いのかな?)
2000followすると、まさにカオスになって楽しいですね。
投稿: gutarin | 2009.10.06 11:37
参考になりました。
これだけの文章をわかりやすく表現していますね。
Twitterを前向きに利用してみたくなりました。
投稿: kazzzz | 2009.12.14 14:18
Twitter初心者です
良く知らないうちに登録したので一度読ませて頂いてナントナクのイメージが掴めました。ありがとうございます。
後はフォロー数増やしながら、またお邪魔して復習したいと思います!
投稿: @shidadayo | 2010.09.14 17:17
Twitter初心者です
良く知らないうちに登録したので一度読めせて頂いてナントナクのイメージが掴めました。ありがとうございます。
後はフォロー数増やしながら、またお邪魔して復習したいと思います!
投稿: @shidadayo | 2010.09.14 17:18
RTについて、検索していた所、304さんにたどり着きました。Twitter 初心者ですが、非常に参考になりました。特に、「How many の視点は捨てて、who の視点」では、同感です。これで私は悩んでいます。有難うございました。
投稿: area184 | 2010.09.18 10:56