風を読み熱気球の操縦技術競う 栃木で渡良瀬バルーンレース開幕

次々と離陸する熱気球=2024年12月13日午前7時47分、太田穣撮影
次々と離陸する熱気球=2024年12月13日午前7時47分、太田穣撮影

 熱気球の操縦技術を競う「渡良瀬バルーンレース2024」が13日、栃木市藤岡渡良瀬運動公園をメイン会場に始まった。30機がエントリーし、大空を舞台に15日まで熱戦を繰り広げる。

 長野県佐久市、岩手県一関、平泉両市、佐賀市と転戦してきた「熱気球ホンダグランプリ」の最終戦。3日間で計5回の飛行を予定しており、条件に従い目標地点(ゴール)をめがけ上空から砂袋(マーカー)を投下する複数のタスク(競技)をこなしながら、操縦の正確性、風や地図を読む判断力を競う。

 熱気球は強風に弱く、朝凪(あさなぎ)、夕凪(ゆうなぎ)を狙って離陸する。初戦は開会式などに続き午前7時半に離陸が許可され、明けたばかりの冬空に色とりどりの熱気球が次々と浮かび上がった。14、15日には熱気球教室やスカイスポーツのデモンストレーションなども予定されている。【太田穣】

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