いやぁ、早くも三回目ですね。第一回目はクソマジメに書いたので、第二回目は思いっきりネタに走ったら、見事に浮いてしまいました。
ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWSのセミマルです。
さて、本日のお題は「印刷媒体とウェブ」です。前回、前々回はお題を聞いたら、大抵書くことがパッと頭に浮かんできたのですが、今回は本当に何にも、まったく、これっぽっちも浮かんできませんでした。しょうがないので書きながら考えることにします。
昨今のブログブームと書籍化
- 「印刷媒体とウェブ」でまず頭に浮かんだのがブログの書籍化ブームである。
- 最近だと鬼嫁日記とかになるのだろうか。
- 書籍だけでなくドラマにもなっていたようだから、Webの住人だけでなく、一般人にも受け入れられているといっても差し支えはなさそうである。
- また、あるブログ関連の雑誌には、「あなたも人気ブログを作って、書籍化を目指そう!」みたいなことが書いてあった記憶がある。
- 実際、人気ブログが書籍化されるということは結構よくあることのようだ。
- ブログの書籍化がブームという読売の記事にはいくつかの書籍化されたブログさんが紹介されていた。
- 正直、見たことない所が多かったりするのだが、多分人気サイトなのだろう。
では、ブログの書籍化は特別新しい出来事なのか?
- 答えはノーである。
- 少なくともブログブームの前から、書籍化されているサイトはいくつもある。
- テキストサイトではちゆやPOPOI、ろじぱらなどが書籍化している。
- 2ch関連だと電車男以前にも「泣ける2ちゃんねる」や「思い出に残る食事」などが書籍化されている。
- ブログがブームになる前から、Webサイトの書籍化は行われてきた。
- じゃあ、なんでブログの書籍化がニュースになったりするかというと…。
- はて、なんでだろう?
- ともかくもブログの書籍化がブームであるという表現は不適切な気がする。
- ネット発書籍データベースを見る限りでは突出してブログだけが書籍化がされているという風には読み取れない。
- せいぜい、Webサイトの書籍化が増加傾向にあるという表現が関の山である。
嘘を嘘と見抜けますか?
- しかし、そうなるとブログの書籍化云々よりも、なぜ「ブログの書籍化がブーム」ということを自分が信じていたか、という点について分析したくなる。
- そこで、メディアリテラシーという言葉を導入する。
- メディアリテラシーとは超簡単に言えば、メディアを使いこなす力である。
- 詳細についてはこことかここあたりを読んでいただきたいが、噛み砕いて言えば、メディアの情報を鵜呑みにせず、自分で判断しろよってことらしい。
- ネットに長く棲んでいる人は、マスメディアは都合の悪いことを報道しない、ということをよく知っている。
- 彼らは自分の都合のいいように平気で統計データを切り取ったりする。
(例:少年犯罪) - また、数多くの問題点を指摘されている与太話も平気で垂れ流す。
(例:ゲーム脳) - と、まぁ、書いてみたりしたわけだが、別にありきたりなマスコミ批判がやりたいわけではない。
- ここで考えたいのは、『情報の真偽を嗅ぎ分ける力が、受け手側にあるかどうか』という点である。
- おそらくこの力が十分に備わっている人はあまりいない。
- これは当方を含め、ニュースサイト管理人も例外ではない。
- というより、ニュースサイト管理人は、普通の人よりメディアリテラシーは低いんじゃないか、という気すらする。
個人ニュースサイト管理人のメディアリテラシー
- 多くのニュースサイトでは真偽の鑑定は行わず、ただ情報を流すだけである。
- こんなサイトをやってると、嘘みたいな話を色々と目にする。
- そんなものを見かけては「へー」とか「ほー」とか言いながら、嬉々としてサイト上で紹介したりする。
- しかし、こんなことばっかりやってると、段々感覚がマヒしてきて、信じがたい話でも、「そういうことあるんだー」ぐらいにしか思わなくなったりする。
- そうして見事にとんでもない話に釣られたりする。
- 例えば「萌え」の起源は平安年間?という記事に、多数のサイトが釣られまくったという事例がある。
- この一件では閉鎖騒動にまで発展してしまい、多くのサイト管理人がメディアリテラシーとは何ぞやということを見つめなおすこととなった。
- また、Simpleでは「Webでは、正しい情報よりも面白い情報が流通しやすい」という重要な指摘もなされている。
- これはおそらく事実であり、また、自分自身も情報を流す際は、真実かどうかはあまり重視せず、面白かったらとりあえず載せてしまう傾向にある。
- たぶん、他のサイトさんも似たようなもんだろう。
- 情報の真贋鑑定は難しく、手間のかかる作業である。
- そんなことしてるヒマがあるなら、大抵の人は他に面白いものがないか探しに行ってしまう。
Webはメディアリテラシーを向上させたのか?
- 個人的にはそんなに向上してない気がする。
- 我々はどうも、自分の信じたいモノを信じ、自分が受け入れたくない情報はスルーする傾向にあるらしい。
- だから、既存メディアを信じたくない人はネットを信じるし、ネットを信じたくない人は既存メディアを信じる。
- 単に拠り所が変わっただけで、情報の受け手となる人間の根っこの部分は全然成長していないんじゃないかというのが、当方の印象である。
- そんな中でも、特に個人ニュースサイトというのは危うい。
- なまじっか大量の情報を目にするもんだから、ニュースサイト管理人は情報に踊らされやすい。
- それが自分だけに影響を及ぼすのであればたいした問題ではないが、大量の閲覧者に向かって間違った情報を発信することもしばしばある。
- そうして、嘘情報に踊らされる人をネズミ算式に増やしていく。
- では、どうするべきか。
- これはもう自衛するしかない。
- ニュースサイト管理人なんざ、あてになりゃしないんだから、自分で判断するしかない。
- 繰り返すが、ニュースサイトは情報を流すだけである。
- 真偽の鑑定は他の人がやってくれ、という割と投げやりな姿勢で運営されている場合が多い。
- もちろん、虚偽であるということが判明すれば、速やかに訂正が出されるだろうが、それも絶対ではない。
- ニュースサイトにおける情報の取捨選択は、真実か否かではなく、面白いかどうかで決定されるということも頭に入れておくべきだろう。
結び
- マスメディアは信用できないが、同じぐらい個人ニュースサイトも信用できない。
- そのため、情報の受け手たる個人個人が、その真偽を見抜く力を養うことがますます重要になってくる。
あとがき的な何か
- 今回のテキストは難産でした。
- ホントに書くこと浮かばなかったです。
- おかげで、おもいっきり期限が過ぎてから出すハメになりました。
- 次回はもうちょっと早く出せるようにしたいです。
- 今回は何を書きたいか骨子を定めないまま書き始めたので、かなりアレな感じに仕上がりました。
- 別にメディアリテラシーのことなんか書く気なかったのに。
- なんか最後は個人ニュースサイト批判みたくなってるし。
- どうして、こんなおかしなテキストになってしまったのか_| ̄|○
- 欝だ氏のう…。
- それから、としさんにはご迷惑をおかけしました。
- お詫びにゆつきさんを裸に剥く権利を差し上げますので許してください。
- ゆつきさんに拒否権はないので、思う存分辱めてやってください。