【日刊試読タイム】『氷川先生はオタク彼氏がほしい。』(ファンタジア文庫)
発売前のラノベを試し読みから紹介する日刊試読タイム。今回はファンタジア文庫が2019年9月20日に発売する『氷川先生はオタク彼氏がほしい。』です。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。
【あらすじ】 「可愛くて優しいオタク彼女がほしい」 儚い願望を抱くオタク高校生の俺、霧島拓也は春休み――理想の彼女に、出会った。「そ、その、もう少し君と話せたらなって思ってて……」 オタク美少女、氷川真白さんに! 趣味も相性抜群な俺たちはすぐに仲良くなって、氷川さんの手料理をご馳走になったり、オタクデートを重ね、晴れて恋人になったんだけど……新学期。「私が皆さんの担任となりました……えっ?」「……はっ?」 彼女の正体は、学校の鬼教師“雪姫”こと氷川先生だった!? ちょ、え……生徒と教師って絶対アウトなやつじゃねぇか! これは俺と氷川先生の、禁じられた二人の、秘密の恋物語だ。 |
著者は篠宮夕先生。イラストは西沢5ミリ先生。篠宮夕先生は第30回ファンタジア大賞にて「金賞+審査員特別賞+WEB読者賞」を『恋愛至上都市の双騎士』で受賞し、デビューされた作家です。本作は春休みに恋人同士になった理想のオタク彼女が、学校の鬼教師と呼ばれる先生だったことから始まる生徒と教師の禁断ラブコメですね。最近注目されている年上ヒロインでもあるようです。
可愛すぎる恋人の女性は……学校の鬼教師だった!?
主人公は三下の不良のような見た目を嘆くオタクの高校生・霧島拓也。彼女なんて夢のまた夢だと思いながらも、オタク趣味を共有できる彼女が欲しくてたまらない日々を送っていました。そんなある日、本屋の帰り道で重そうな紙袋を運ぶ一人の女性に目を奪われます。案の定、紙袋が破れ本をばら撒いてしまった彼女の下へ駆けつけ、最初は気まずい雰囲気ながらも、お気に入りのラノベの話題で意気投合することになります。
別れ際、先輩と思われるその女性から連絡先を聞かれ、舞い上がる主人公。SNSでもやり取りをするようになって1週間、楽しい春休みへと突入……かと思いきや、残念ながら補習漬けの日々を送ることになってしまいます。落ち込みながらも、本屋で知り合った彼女とはご飯をお裾分けしてもらったり、コラボカフェへのデートに誘われたりと、確実に距離を縮めていたのです。
そしてデートを終え、彼女が立ち去った後に思わず漏れ出た「好きです」の言葉。本人は帰った後で、返事なんてあるはずのない呟きに、返ってきた答え。高校一年生の春休み、主人公はとびきり可愛くて、とびきり優しい恋人を作ることができたのです。季節同様に人生に春を迎え、晴れて高校二年生へと進級することになるのですが……。
幸せを噛みしめつつ登校した主人公でしたが、鬼教師“雪姫”と揶揄される女性教師が担任になることを知らされ、気分は一気にナーバスに。憂鬱な一年を想像しながら、鬼教師“雪姫”の登場と自己紹介で驚愕することになります。まじまじと見たことはなかった鬼教師“雪姫”は恋人になった彼女に似ている、と。それどころか、自分が好きになって告白した女性とまったく同じ名前ではないか、と。生徒と知らず好きになってしまった教師と、正体を知らず鬼教師“雪姫”と付き合うことになった高校生のラブコメに注目ですね。
気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!
【日刊試読タイム】とは
試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。
©篠宮夕/KADOKAWA ファンタジア文庫刊 イラスト:西沢5ミリ
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