ずらりと並んだ8㎝スピーカー
左からだいぶ前に秋月で買った東京コーン紙製作所のF77G98-6、その右が先週火曜日に買った秋月の北日本音響F02408H0、次がこれもだいぶ前に買ってボロボロになったフォステクスFE83Enの改造版、一番右がやはり先週火曜日にコイズミ電機で買ってきたフォステクスFF85WKです。
このスピーカーユニットを使って、それぞれ今F77G98-6が入っている約4ℓの箱と、FE83En改が入っている約1.9ℓの箱に入れて音を聴こうと思いました。この検証に至った経緯は前回作ったFE83En改が入っている約1.9ℓの箱、制作当初はまともな音だと思ったんですが、F100A103と比べ惨敗し、お蔵入りとなったんですが、
今度はF77G98-6と比べたら、又箱を入れ替えたらどうか。
FE83Enは新品の時はかなりいい音だと思ったんだが、FF85WKはその時の音に近い良い音がするのか、そしてこのユニットは私の耳を校正してくれるスピーカーとなるのか確かめようと思いました。
参考になるかどうかユニット単体の周波数応答を測定しました本来なら周りに何もない状態で測定するのでしょうが無理なのでグラスウールにのっけた状態で測定しました。マイク(スマホ)はスピーカーから50㎝離しての測定です。
↑F77G98-6
↑F02408H0
↑FE83En改
↑FF85WK
音が回り込んでくるので低域は下がっています。
F77G-6は他のユニットより能率が低めなので1KHzより上が低め
先ずはこの箱に四機種入れてみました。約4ℓ、バスレフポートは46㎐
各周波数応答、100㎐と10kHzの歪みの測定
1KHzはうるさいのでやってません。
スピーカーを窓枠に置いて行いました。背面はガラス窓で、しっかり定在波の影響は受けますが、特性を測定後、いろんな楽曲の試聴も行う予定、顔の高さ、作業していてもベストポジションで聴ける場所として決めました。
ーF77G-6ー
周波数応答
100㎐
10kHz
周波数応答は55㎐から20kHzまでほぼフラット各歪も少なく良いです。
ーF02408H0ー
周波数応答
50㎐
100㎐
10kHz
ーFE83En改ー
周波数応答
50Hz
100Hz
10kHz
ーFF85WKー
周波数応答
50Hz
100Hz
10kHz
F77G98-6以外のユニットで200Hz辺りにディップが出てしまいました。
F02408H0の歪みは流石に音圧が低い50Hzは高めでしたが、100Hz,10KHzは低く、なかなか良いユニットです。
FE83En改はこの箱に合っていないのですかねー。周波数応答が凸凹です。周波数測定時まだ音が出るはずがない30Hz辺りから測定波の3倍の音が先導し鳴りはじめます。50Hzも入力波形より歪みの音が大きく違う音に聞こえます。
FF85WKはF77G98-6に近い周波数応答ですがやはり200Hz辺りが凹んでいます。100Hzの歪みが2倍、3倍音と急な直線で右肩下がりになっています。低音が良いあのマキタのラジオに似た特性です。
FF85WKには買ったばかりのFE83Enの女性ボーカルの声が生々しく聞こえる中高音を期待していたのですが、低音も期待できそうです。
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