2148.親に言いたいのに言えない “子ども達の本音” (21) 父が「好きな男子なんていないでしょ」と決めつけてしまう…
2024.12.14 19:00|親の愛・愛情のかけ方・表情|
●父が「好きな男子なんていないでしょ」と決めつけてしまう…
今回も子どもの本音を日本テレビとYahoo!きっずとの共同で,アンケート実施したというものの中からの紹介です。
【親に言いたいのに言えないこと】
中学校1年生の女子の次の言葉は,父親に対してのどんなメッセージなのでしょうか?
◆「父が「好きな男子なんていないでしょ」と決めつけてしまう…」
【この言葉の意味するもの】
意味するもの(1) 「父親は,交際についてうるさい」と思っている。
◆「お父さん,心配しなくても,私は,大丈夫だよ。だから,うるさく言わないで,干渉しないで!」
こういった思いがあるのです。うるさすぎると,反対に父親が望まないことをわざとするということも出て来ます。
意味するもの(2) 「父親は,異性関係をとても心配し過ぎている」と思っている。
◆「お父さんは,男子のことになると心配するんだね。彼氏ができたら,ちゃんと話すから。」
このように,父親の心配する気持ちは嬉しいのだけれど,度が過ぎることが嫌なのです。
意味するもの(3) 父親の言葉から,「まだ早いぞ」という警告を感じる。
父親は,
◆「恋愛なんてまだ早いぞ。」
と言っているんだわ。
◆「中学生だから,勉強が第一と言うつもりかもしれない。とにかく,その時が来たら,相談するから。」
そう思っている子かもしれません。
意味するもの(4) 「好きな子ができたら,一番に相談しなさい」という父親のメッセージと感じている。
◆(お父さん,好きな子ができたら,まずお父さんに話すね。そんなに気になるなら。)
このように父親の思いをしっかりと受け止めている場合なのかもしれません。
意味するもの(5) 「私を信じていないの?」という父親への思いでいる。
◆(お父さんは,私を信じていないの? 自分の子だよ。)
このように自分を信じてくれていないと思われる父親に心の中で抗議をしているのかもしれません。
◆「父が『好きな男子なんていないでしょ』と決めつけてしまう…」
この言葉の裏には,
◆(私をもっと信じて!)
という思いがいっぱいなのです。そして,
◆(心配してくれてありがとう。でも,干渉し過ぎよ。)
という思いもあるのです。
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