第5巻の本書は、主に毎日小学生新聞「銀河教室」で連載した記事やその他の記事を編集し直し、より広く読者に提供するものである。2012年12月~2016年5月までの約4年分をもとにしている。前シリーズ(喜怒哀楽の宇宙日誌)1~4巻と同様に、時々刻々と変わっていく宇宙計画の「ライブ中継」あり、時事ネタあり、嘆き節あり、でいろいろと楽しめるものになっているが、昨今の世界の状況をかんがみ、宇宙開発、宇宙への希望は各国が独占するのではなく、地球人として平和的に利用されるものであり、こどもたちの未来を明るいものにするために、現在、はまぎんこども宇宙科学館で館長として、より一層の熱意を込めて宇宙教育への取り組みについても語っている。宇宙を取り巻く世界の状況、日本のロケット開発は日々刻々と進歩しており、国際協力も盛んに行われている。それらが未来の平和にいかにつながるかを伝えることを目的としている。本書も、その場その場で完結するようにきちんと編集し直し、JAXA、NASA、 ESA、 ロスコスモスなど多岐にわたる研究機関が所有している美しい写真や図版を入れ、資料性を上げて、読者に興味をもってもらえるような著作に仕上げている。
2012年12月
2013年1~12月
2014年1~12月
2015年1~12月
2016年1~5月