Kyoko Shimbun 2019.08.29 News

最後の1粒までストレスフリー 新型タピオカ容器を開発 これは嘘ニュースです

底に吸い込み口がある新型容器
 プラスチック製品を製造販売する大阪ビニイルは28日、タピオカドリンク用の新型カップを発表した。従来のストロー式カップに比べて、タピオカの吸い残しをゼロにすることができるという。

 新型容器は、プラスチック製カップの底をすり鉢状に変形したもの。ストローのように伸びた先端部分に口をつけ、下から吸って飲む仕組みだ。

 開発のきっかけは、タピオカミルクティーを買った同社商品開発部の社員が、カップの底に残った数粒のタピオカをなかなかストローで吸い込めずにイライラしたこと。「ストレス解消を兼ねて勢いで開発した」という新型容器は、残ったタピオカが底の吸い込み口まで勝手に下りてくるため、最後の1粒まで確実に吸い込めるようになった。

 持ち運ぶ際は指で底を押さえないと、ドリンクが地面に流れ落ちてしまうが、同社では「飲み残してポイ捨てできないのはむしろ長所」と出来栄えに胸を張る。今後はタピオカ入り飲料を提供するメーカーに採用を働きかける。

 タピオカブームの加熱により、タピオカドリンク市場は近年ほぼ飽和状態にあることから、差別化を図りたいメーカーにとっても、新型容器は新たな差別化要素として注目を集めそうだ。

 「『タピオカ、上から飲むか?下から飲むか?』を次の大きなトレンドに育て上げたい」と担当者は意気込む。

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