京大SF・幻想文学研究会ブログ http://blog.kusfa.jp/ 新入生の方へ 会誌の通信販売について  公式ツイッターアカウントご連絡はこちらに:kusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。) ja
  • http://blog.kusfa.jp/article/463027508.html 2018冬コミ(C95)情報 当サークルは今年度も冬コミに出店します。スペースは3日目(12/31 月曜日)の東K-26bサークル名は「京都大学SF・幻想文学研究会」です。会場では新刊「WORKBOOK111」および「中間子2018」に加え、既刊の販売も予定しています。以下、頒布物の紹介です。○新刊 WORKBOOK 111今回は「京フェス2018」特集となります。内容は以下の通りです。・京フェスレポート京フェス2018の内容をレポート。そもそも「京フェス」とはどういったものかという紹介から、今年度の各本.. INFO KUSFA 2018-12-02T20:28:46+09:00 <![CDATA[

    当サークルは今年度も冬コミに出店します。

    スペースは


    3日目(12/31 月曜日)の東K-26b


    サークル名は「京都大学SF・幻想文学研究会」です。会場では新刊「WORKBOOK111」および「中間子2018」に加え、既刊の販売も予定しています。以下、頒布物の紹介です。



    ○新刊 WORKBOOK 111

    WB表紙.png

    今回は「京フェス2018特集となります。内容は以下の通りです。


    ・京フェスレポート

    京フェス2018の内容をレポート。

    そもそも「京フェス」とはどういったものかという紹介から、今年度の各本会企画の内容まで、京フェスを知らない方にも楽しめる内容となっています。

    こちらはブログにて先行公開していますので、是非お読みください。(京フェス2018レポート - 京大SF・幻想文学研究会ブログ


    ・対談「電子書籍で何ができるか——出版の新しい形を探る」書き起こし

    京フェス2018本会で行われた、西崎憲・藤井太洋・大前粟生による対談を書き起こし。

    電子書籍の持つ特異性や可能性、そしてより広くこれからの出版に関して、電子書籍の最前線をはしる三氏の貴重な対談を収録しています。


    ・登壇者最新作レビュー

    藤井太洋・大前粟生・飛浩隆・酉島伝法・小川一水の最新作をレビュー。

    レビュー対象作品は、

    藤井太洋『おうむの夢と操り人形』/大前粟生『回転草』/飛浩隆『零號琴』/酉島伝法「彼」/小川一水『アリスマ王の愛した魔物』

    となっています。


    B5中綴じ・32ページ・300円



    ○新刊 中間子 2018
    中間子表紙.png
    会員翻訳の海外未訳短編を掲載。

    B5中綴じ・28ページ・200円


    ○既刊 WORKBOOK 110 その他

    bakamisu.jpg

    「バカミス・バカSF」特集号。会員によるバカミス・バカSFレビュー、および恒例の新入生レビューを掲載。


    B5中綴じ・48ページ・300



    その他の既刊も可能な限り持っていく予定です。

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    http://blog.kusfa.jp/article/463026758.html 京都SFフェスティバル2018レポート  10月6日に行われた京都SFフェスティバル2018のレポートをお送りする。 台風の接近が危惧される中、何とか滑り込みセーフとでもいうべき状況で開催された今回の京フェス。本会企画では立ち見の参加者が出るほどの盛況で、例年以上に熱気に溢れた会となった。 本記事がその熱を少しでも伝えられることができたならば、それ以上の喜びはない。◯そもそも京フェスとは この記事で初めて京フェスについて知るという方向けに、まずは京フェスの簡単な紹介からレポートを始めたい。 京都SFフェスティバルは.. 京フェス KUSFA 2018-12-02T19:26:09+09:00 <![CDATA[
     10月6日に行われた京都SFフェスティバル2018のレポートをお送りする。
     台風の接近が危惧される中、何とか滑り込みセーフとでもいうべき状況で開催された今回の京フェス。本会企画では立ち見の参加者が出るほどの盛況で、例年以上に熱気に溢れた会となった。
     本記事がその熱を少しでも伝えられることができたならば、それ以上の喜びはない。


    ◯そもそも京フェスとは


     この記事で初めて京フェスについて知るという方向けに、まずは京フェスの簡単な紹介からレポートを始めたい。
     京都SFフェスティバルは、毎年10月頃に開催されるSFコンベンション(SFファンイベント)である。講演形式で昼に行われる「本会」と、付近の旅館で分科会形式で行われる「合宿(夜の部)」の2部で構成される。
     昼の「本会」では、著名な作家や翻訳者、編集者の方々に、講演形式で様々なテーマについてお話頂く。
     一方、夜に行われる「合宿(夜の部)」は、参加者とゲストの距離が昼の「本会」よりもかなり近い。ゲストや参加者といった境界が曖昧になって、渾然一体とした「SFファン」として、フラットな立場で密な会話が楽しめる。
     名称に「SF」を冠してはいるものの、扱われるテーマはSFだけに限らず、広く読書や海外文学、映画なども含む。もし興味のある企画があれば、気軽に足を運んで頂きたい。
     細かい参加費等については、京フェス公式サイトを参照願いたい。
     また、以下のブログ記事(京都SFフェスティバルに行こう - 井戸の底)が初心者向けのチュートリアルとしてよくまとまっているので、併せて参照すると良いだろう。


    ◯京フェス2018レポート

     以下、今年の京フェスで実際に行われた内容を手短に紹介する。
     既に参加者やゲストの方から詳細かつ秀逸なレポが多く書かれており、詳しい内容についてはそちらを参照頂けると幸いだ。
    2018年京都SFフェスティバル 飛浩隆先生のレポートツイート かーらーのー 「創作踊り説」! - Togetter 
    京フェス2018レポート
    京都SFフェスティバル2018 極私的レポート - とつぜんブログ
    京フェス2018レポート「電子書籍で何ができるか 出版のあたらしい形をさぐるJ: 更新日記

     また、”#kyofes2018”でTwitterを検索すると、参加者の方々によるTwitter上での実況ツイートを見ることができる。リアルタイムの驚きや熱を追体験したい方にはこちらもお勧めしたい。
    #kyofes2018 - Twitter検索

     更に、今回はSFウェブマガジン「VG+ (Virtual Gorilla Plus)」様に取材記事を掲載頂いている。プロによる企画の様子の写真も掲載されているので、ぜひご一読頂きたい。
     ・“京都SFフェスティバル2018”開催 豪華出演者登場で立ち見も出る大盛況 | VG+

    ●本会1コマ目「電子書籍で何ができるか――出版のあたらしい形をさぐる」
    ゲスト:藤井太洋、大前粟生、西崎憲

     本会1コマ目は、電子書籍インディーレーベル「惑星と口笛ブックス」を主宰し、作家・翻訳家・ミュージシャンと多彩な活動で知られる西崎憲氏、昨年「惑星と口笛ブックス」から『のけものどもの』を刊行した大前粟生氏、2012年に『Gene Mapper』を電子書籍によるセルフ・パブリッシングで発表しデビューした藤井太洋氏の御三方をゲストに迎え、電子書籍をテーマにお話を伺った。
     藤井氏が事前に用意したスライドを軸に、電子書籍の持つ可能性や現在の出版業界の置かれた状態、現状の電子書籍の問題点など、様々なトピックで白熱した議論が展開された。
    「今の電子書籍は紙の模倣、つまり『ガラスの下の本』でしかなく、本を標本にしたようなものでしかない」「出版のワークフローも紙の本の形式から逃れられておらず、紙ありきのビジネスモデルのままだ」と現状の電子書籍の問題点を語る藤井氏に対し、電子書籍オリジナルのコンテンツが今後どれだけ出てくるかが勝負と語る西崎氏。具体的には、現在も刊行されているKindle Singlesなどの短編や、今まさに「惑星と口笛ブックス」から刊行中の北野勇作作品が良いモデルになるのではないか――と今後の展望についても話し合われたところで、たまたま来場していた北野勇作氏自身が客席からコメント。思わぬサプライズゲストに会場は大いに沸いた。
     また、この企画については、冬に発行する京大SF研の会誌『WORKBOOK』で詳細なレポート(企画の文字起こし)の掲載を予定している。興味のある方には、ぜひこちらもご一読頂きたい。


    ●本会2コマ目「日本語表現の最先端 とび×とり対談」
    ゲスト:飛浩隆、酉島伝法

     昼休みを挟んで行われた本会2コマ目は、今年10月に新作長編『零號琴』を刊行した飛浩隆氏、現在自身初となる長編作品を執筆中の酉島伝法氏の二人を迎え、日本語の表現の限界に挑む両者の創作に対する姿勢や、実際の創作過程などをテーマにお話頂いた。
     企画の前半では、酉島氏が現在執筆中である新作長編にまつわる創作秘話を、飛氏が聞き手となる形で伺うことができた。造語の多い酉島作品を裏で支える自作用語集や、酉島氏自身による緻密なタッチで描かれた挿画など、貴重な資料が数多く紹介され、会場からは感嘆と笑いが絶えなかった。
     後半では飛作品の特徴とも言える映像的な文章について酉島氏から質問が投げかけられ、二人の作家の応答を通じて、飛作品の緻密で華麗なイメージを支える創作姿勢の一端が明かされた。
    「自分ではいいかげんだと思っている」「自分の書くものが読者のイメージを喚起するに至る過程についてはよく分からない」と語る飛氏だが、「三段階くらいの比喩が全て重なることでイメージが見えてくる。結界を張るようにして構成された文章だ」と、飛作品の文体を分析する酉島氏。
     そして、「文章は”ダンス”のようなもの。文章を紡ぐことは身体的なプロセスを繋げること。ボールを投げる動作にしても、ただ手を回せばいいというものではなく、どう滑らかに繋げるかが重要」と自身の文章について滔々と表現してみせる飛氏の姿に、会場のあちこちで感嘆の声が洩れた。
     この発言の詳細については、飛先生自身が本会後にご自身のツイートでまとめて下さっている(こちら)。作家志望者に限らず、文章に関係する人間は全員必見のコメントだ。

    ●本会3コマ目 「〈天冥の標〉シリーズ完結記念 作家・小川一水の描いた軌跡」
    ゲスト:小川一水、塩澤快浩、前島賢

     今年の京フェス本会企画の最後となる(*通年では4コマ行う)3コマ目は、2018年に完結予定のSFシリーズ〈天冥の標〉の作者である小川一水氏、現『SFマガジン』編集長で2009年から現在に至るまで〈天冥の標〉シリーズの編集を務める塩澤快浩氏、ライターの前島賢氏の3人を招き、小川氏のライフワークとでもいうべき壮大なSFサーガ〈天冥の標〉についてたっぷりとお話を伺った。
     デビューから現在に至るまでの小川一水作品の年表をスクリーンに映しながら、前島氏によるインタビュー形式で企画は始まった。
     開始早々、担当編集者である塩澤氏から「〈天冥の標〉シリーズはまだ完結していない(2018年12月に最終巻のパート1が刊行予定)。そのため今回の企画は、正しくは『完結祈念』」という指摘が入り、会場は大いに沸いた(小川氏は苦い表情)。
     その後、現在まさに最終巻のクライマックス付近を執筆中だという小川氏から、重い口ぶりではあるものの、塩澤氏との出会いから早川書房でのこれまでの刊行物、更には〈天冥の標〉シリーズの裏話などが語られ、会場の小川ファンからは多くのどよめきが起こっていた。
     企画の最後に、9年かけてシリーズを書き続けた感想として、「刊行速度の減速については良くないと思っている。だが、要素が多すぎて何を書いていいのか分からなくなって書けずにいる」と絞り出すようにして答える小川氏からは、己の全てを出し尽くした上で更なる高みを目指そうとする作家としての矜持やプライドが垣間見え、その読者に対して向き合う真摯な姿勢に、筆者は今日一番の感動を覚えた。シリーズの完結が待ち遠しく思えると同時に、今後の小川氏の活躍にも期待が膨らんだ。
    ◯合宿について
     本会終了後、夕方からは会場を旅館に移して、分科会形式の「合宿(夜の部)」が行われる。多くの企画が今年も催されたが、数の都合もあって全てを詳細にレポートすることはできない。

    タイムテーブル.jpg

    (合宿タイムテーブル - 京都SFフェスティバル2018プログラムブック より)

     だが、筆者が参加した企画はどれもゲストと参加者の垣根が低く、その分密な会話が楽しめるものだったことは記録しておきたい。
     特に、昼の本会3コマ目の延長戦として行われた「小川一水企画延長戦」では、熱心な〈天冥の標〉ファンと小川氏本人による質疑応答が交わされ、大変熱を帯びた企画となっていた。
     このような距離の近い対話は、昼の本会にはない楽しみだと言えるだろう。今後京フェスに参加される方は、合宿も含めての参加も一考してみてはいかがだろうか。
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    http://blog.kusfa.jp/article/462020718.html 第6回SF句会清記 句会ロボです! 大変遅くなりましたがこちら第六回SF句会の清記になります。句会参加者のみなさまにおかれましては特選一句と正選三句をお選びいただき、当日ご発表ください。第六回SF句会清記(修正版).pdf 通常例会 KUSFA 2018-10-05T12:07:55+09:00 <![CDATA[
    句会ロボです! 大変遅くなりましたがこちら第六回SF句会の清記になります。
    句会参加者のみなさまにおかれましては特選一句と正選三句をお選びいただき、当日ご発表ください。

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    http://blog.kusfa.jp/article/461666289.html 第6回SF句会 告知  お久しぶりの句会ロボ1号です。今年も来たる京フェス2018の合宿企画にてSF句会を開催いたしますので告知に参りました。 SF句会もはや6回目です。色々あって1号が主催になりました。よろしくです。!注意! &nbsp;今年から投句方法が変わりました!. あと〆切がいつもより早いです! ☆これはどんなイベントですか? 事前に募集するSF俳句を肴に、句会というものをしてみようという企画です。こちらの記事に詳しく書いてあります。 http://blog.kusfa.jp/artic.. 京フェス KUSFA 2018-09-15T01:36:40+09:00 <![CDATA[

     お久しぶりの句会ロボ1号です。今年も来たる京フェス2018の合宿企画にてSF句会を開催いたしますので告知に参りました。

     SF句会もはや6回目です。色々あって1号が主催になりました。よろしくです。


    !注意!  今年から投句方法が変わりました!. あと〆切がいつもより早いです!


     ☆これはどんなイベントですか?

     事前に募集するSF俳句を肴に、句会というものをしてみようという企画です。こちらの記事に詳しく書いてあります。

     http://blog.kusfa.jp/article/379060332.html

     大体こんな感じで、みんなSFだけではなくアニメ漫画映画BL百合など自分の好きなものになぞらえて句評をなさる感じです。4コマ目なのでみんなべろべろです。べろべろになったSFファンたちが持ち寄ってきた俳句をダシに萌え語りするイベントです。

     また、句会ってそもそもどういうものなのか、についてはこちらの記事に詳しいです。

     http://blog.kusfa.jp/article/374273302.html

     川柳ではなくより俳句らしいSF俳句を目指してみようという主旨がちょっぴりありますが、句会の進行を務める京大SF研会員は年に一回この企画の時だけ俳句を作る素人です。舐めてかかってきてください。参加方法は色々ありますが、飛び入り参加で句評をするだけというのもいいのよ! もちろん「俳句って知ってるけど実はよく分からない」「俳句はともかく句会って何それ?」というのは当たり前ですので、事前のフォローはさせていただきます。


    ■【参加方法説明】 

    SF句会の参加方法 (1)~(3) 


    句会には大きく二つのパートがあります。その組み合わせで参加方法も異なります。 

     A 俳句を作って出す 

     B 良い句を選ぶ+句評を述べる 


    (1)A+B「がっつり参加したい」 

     →参加したいという人へ。やっぱりこれが一番楽しいです。 

      自作のSF俳句1~3つと共に、専用フォーム http://nanos.jp/kigawa/form/1/ にてお送りください。 


    (2)A「俳句を出すだけ出したい」 

     → 自作のSF俳句を1~2句(それ以上は受け付けません)作っていただき、記名と共に先述のフォームにてお送りください。来れない方のためのオプションという側面もございますが、もちろんその場にいらっしゃった方が楽しいですし、句会の進行もスムースになります。どうぞご参加を。 


    (3)「見学したい」 

     → 申し込みは必要ありません。飛び入り参加も歓迎します!! 

       発言の機会を用意されるわけではありませんが、句会の中では、司会の配慮によって見学者に意見を求める場もあるでしょう。 


    ・(1)参加の受付上限は12名 とさせていただきます。

    ・俳句の受付上限は、(1)(2)合わせて、40句とさせていただきます 。


    ■【スケジュール説明】 

    SF句会のスケジュール 


    ・9月15日~9月30日 

     俳句の提出+本参加(A+B)申込み期間 


    ・~10月5日 

     提出された俳句から良いものを吟味する期間(KUSFAブログとKUSFA公式ツイッターで公開いたします) 


    ・10月6

     SF句会当日。存分に語らいましょう。 



    ■【SF俳句作りのルール説明】 


    ・作り手がSFを感じるものであること 

    ・季語を含むこと 

    ・五七五の十七音であること 


     下の二つは俳句の原則ですが、もちろんこれを破っていても構いません。 

     ただし、句会の評価では、SFらしさだけでなく俳句としての良さも考慮されるので、可能な限り守りましょう。また、上の条件には記載しておりませんが、俳句らしさには「切れ」が大事です。これには定義に個人差があるのでルールに加えませんでしたが、上位を狙われる方はそこもチェックして俳句作りをされるとよいかもしれません。形式は大事です。縛りがあった方が燃えます。 

     ゾンビはSF! クトゥルフはSF! 触手はSF! という代物も歓迎しております。


     最後に補足として、俳句とは何か、俳句のどこが楽しいのか、ということについて少しご説明できたらなと思います。

     例えばあなたが突然17音の言葉で人を楽しませろと言われたとします。

     まあまずはたった17音で何ができるだろうという話になるでしょう。とりあえず、普通だったら17音になるような文を考えると思います。

     でも、そういう一意に固定された言葉をつくることは容易いけれど、一意に固定された言葉というものはそれ単体では概ねつまらないものです。

     きょうのごはんはペペロンチーノでした。

     こういう事になってしまいます。だから、もうちょっと嘘をつかなければいけない。

     きょうばあちゃんはペペロンチーノでした。

     これで、ばあちゃんのご飯の話なのか、それともばあちゃんがペペロンチーノなのか、という風にちょっと意味が揺らいできました。でももうちょっと嘘をつきたい。そしたらもっとイメージ喚起能力の高いことばを使おう。例えば季節感の強いもの。

     きょうばあちゃん春のパン祭りでした。

     いいんだか悪いんだかはさておいて、わけがわからない。もうちょっと面白くするために、「切れ字」となる言葉を足してリズムをよくしてみましょう。ついでに、季節感のある言葉、もっと言うならば季節感に伴う一定のイメージ喚起能力のあることばである季語をいれてみましょう。

     うぐいすやばあちゃん春のパン祭り

     まあ……面白くなったということにしましょう。


     俳句をざっくりと定義するとしたら、17音前後で構成された言葉です。

     何かを説明するには短すぎるものですし、説明できすぎてしまっているものは想像の余地がないから面白くないというのが今どきの考え方のひとつです。上に書いたような季語や五七五のリズムや切れといったルールは、いわば飛ばなくてもよいハードルのようなものだと思ってください。季語を読み込まない無季俳句や自由律俳句は昔からあるものですし、また字余り字足らず句またがりといった破調は珍しくないことです。

     だからまずは、言葉遣いが好きかどうかとか、妄想が膨らむかとか、あるいは萌えるとか苦しいとかびっくりしたみたいな感情が湧くかどうかとか……そういう感じで俳句を眺めてみてください。季語からあなたがイメージするものと、ほかの言葉との響き合いを味わってみてください。

     それが一番大事で、五七五やら切れのことなんてその後に考えればよいことです。こんなふうに考えてみてください――こんなにいい句なのに、音数まで守っている。切れすら入っている。あるいは、そういうものが入っていないことやリズムが乱れているということがあなたにとってどう感じられるかを、考えてみてください。

     あなたがこれは愛のことばだと言えば、それは恋愛の句になる。誰かが戦争のことだと言った句を、あなたは日常のさりげない一瞬を切り取った言葉だと思うかもしれない。何だっていい。俳句には解釈の可能性が無限にあり、楽しい句会に大事なのはあなたの愛ある解釈です。


     今回はSF句会と銘打ってはおりますが、主催者が一番大事にしてほしいのは、あなたが「これはこういう句なんだ!」と思うその感覚です。私たち主催者は、皆さんが「こう」だと言うのであれば、SFでもミステリでもホラーでも映画でも漫画でもアニメでもゲームでもBLでも百合でもなんでもかまわないというスタンスでおります。

     世には色々な句会があると伝え聞いておりますが、私たちが続けてきた句会は、〈17文字から膨らませたイメージをみんなでワイワイ語り合う会〉です。お気軽に参加してください。最初は知らない人の前でしゃべるのが恥ずかしいかもしれないですが、すぐ慣れると思います。

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    http://blog.kusfa.jp/article/461029224.html 2018夏コミ(C94)情報 当サークルは今年度も夏コミに出店します。スペースは3日目(8/12 日曜日)の東ニ-16aサークル名は「京都大学SF・幻想文学研究会」です。会場では新刊「WORKBOOK110号」に加え、委託本の販売も予定しています。以下、頒布物の紹介です。○新刊 WORKBOOK 110今年は「バカミス・バカSF」特集となります。内容は以下の通りです。・バカミスレビュー列伝京大SF研会員によるバカミスレビュー。レビュー対象作品は、小山正編『バカミスの世界—史上空前のミステリガイド』/小山正.. INFO KUSFA 2018-08-10T23:07:46+09:00 <![CDATA[

    当サークルは今年度も夏コミに出店します。

    スペースは


    3日目(8/12 日曜日)の東ニ-16a


    サークル名は「京都大学SF・幻想文学研究会」です。会場では新刊「WORKBOOK110号」に加え、委託本の販売も予定しています。以下、頒布物の紹介です。


    ○新刊 WORKBOOK 110

    bakamisu.jpg

    今年は「バカミス・バカSF」特集となります。内容は以下の通りです。


    ・バカミスレビュー列伝

    京大SF研会員によるバカミスレビュー。

    レビュー対象作品は、

    小山正編『バカミスの世界—史上空前のミステリガイド』/小山正編『バカミスじゃない!?―史上空前のバカミス・アンソロジー』/島田荘司『斜め屋敷の犯罪』/中西智明『消失!』/蘇部健一『六枚のとんかつ』/門前典之『屍の命題』/清涼院流水『カーニバル』/藤岡真『六式金神殺人事件』/小森健太朗『大相撲殺人事件』/小島正樹『十三回忌』/ジェイムズ・グレイディ『狂犬は眠らない』/鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』/倉坂鬼一郎『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』/芦辺拓『綺想宮殺人事件』/駕籠真太郎『アナモルフォシスの冥獣』/霞流一『落日のコンドル』/早坂吝『○○○○○○○○殺人事件』/早坂吝『誰も僕を裁けない』

    となっています。


    ・バカSFレビュー

     会員それぞれが、それぞれの思うバカSFをレビュー。

    レビュー対象作品は、

    ミハイル・ブルガーコフ「運命の卵」/沼正三『家畜人ヤプー』/ノーマン・スピンラッド『鉄の夢』/筒井康隆『残像に口紅を』/田中啓文『銀河帝国の弘法も筆の誤り』/佐藤哲也「かにくい」/円城塔『後藤さんのこと』/宮内悠介『超動く家にて』

    となっています。


    ・新入生レビュー

    毎年恒例、新入生による好きなものレビュー。

    文学や映画、漫画、さらにはそこから大きく飛び出したものまで。枠にとらわれない自由なレビューの数々となっています。


    B5中綴じ・48ページ・300円



    ○委託本 『少女終末旅行トリビュート』

    iOS の画像.jpg

    京大SF研有志+αによる終末SF短編集。

    詳しい内容はこちらでご確認ください。


    A5・128ページ・500円

    ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/458790510.html 2018年度5月の新歓予定のお知らせ 当京都大学SF・幻想文学研究会では、5月も新歓イベントを開催いたします。各イベント後にはみんなでご飯を食べに行きます。以下、5月の新歓の日程です。新入生の方へも併せてご覧ください。(4月の予定についてはこちらをご覧ください。)1(火)トム・クルーズ主演『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』上映会8(火)P.K.ディック『火星のタイムスリップ』読書会11(金) 翻訳ゼミ Theodore Sturgeon The Man Who Lost the Sea (『海を失.. 新入生向け KUSFA 2018-04-14T13:22:06+09:00 <![CDATA[ 当京都大学SF・幻想文学研究会では、5月も新歓イベントを開催いたします。
    各イベント後にはみんなでご飯を食べに行きます。
    以下、5月の新歓の日程です。新入生の方へも併せてご覧ください。

    (4月の予定についてはこちらをご覧ください。)

    1(火)トム・クルーズ主演『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』上映会
    8(火)P.K.ディック『火星のタイムスリップ』読書会
    11(金) 翻訳ゼミ Theodore Sturgeon The Man Who Lost the Sea (『海を失った男』)
    15(火)セオドア・メルフィ監督『ドリーム』上映会
    18(金)ウラジミール・ナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』読書会
    25(金)ミシェル・ウエルベック『闘争領域の拡大』読書会
    29(火)今敏監督『千年女優』上映会

    ●会場について

     お花見を除き、18:30より4共33教室にて開催します。
     なお、4共33教室は吉田南キャンパスの4号館の3階にあります。

    ●誘導について

     開催場所が分からない方向けに、新歓期は毎回クスノキ前から開催場所まで会員が誘導します。
     18時から18時30分の間に、「SF研」の看板を持って立っていますのでお気軽にお声かけください。
     例会教室・開催場所に直接来てくださってもかまいません。どうぞふるってご参加ください。

    ●説明会について

    当会の活動内容について会員が説明します。

    ●上映会について

    みんなでただ映画を見る会です。

    ●読書会について

    課題の本についてみんなでワイワイ感想などを話し合う会です。課題の本を読んでからの参加がおすすめですが、読まずに参加しても全く問題ないです(でもネタバレされちゃうかも)。課題本を用意するのが面倒! という方には本をお貸しします。お気軽に下記のアドレスまでメールをください。

     ご連絡はこちらに:kusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。) ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/458533621.html 2018年度新歓予定のお知らせ 新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。当京都大学SF・幻想文学研究会では、今年も新歓イベントを開催いたします。各イベント後にはみんなでご飯を食べに行きます。以下、新歓の日程です。新入生の方へも併せてご覧ください。4/6(金)   &nbsp;説明会4/10(火)  説明会4/15(日)  新歓お花見@鴨川4/17(火)  上映会 ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ』4/20(金)  上映会 湯浅政明『夜明け告げるルーのうた』4/24(火)  読書会 伊藤計劃『ハーモニー』4.. 新入生向け KUSFA 2018-04-02T12:00:00+09:00 <![CDATA[
    新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
    当京都大学SF・幻想文学研究会では、今年も新歓イベントを開催いたします。
    各イベント後にはみんなでご飯を食べに行きます。
    以下、新歓の日程です。新入生の方へも併せてご覧ください。

    4/6(金)    説明会
    4/10(火)  説明会
    4/15(日)  新歓お花見@鴨川
    4/17(火)  上映会 ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ
    4/20(金)  上映会 湯浅政明『夜明け告げるルーのうた
    4/24(火)  読書会 伊藤計劃『ハーモニー
    4/27(金)  読書会 ケン・リュウ編『折りたたみ北京

    (5月の予定も決まり次第順次お知らせします。)


    ●会場について

     お花見を除き、18:30より4共33教室にて開催します。
     なお、4共33教室は吉田南キャンパスの4号館の3階にあります。

    ●誘導について

     開催場所が分からない方向けに、新歓期は毎回クスノキ前から開催場所まで会員が誘導します。
     18時から18時30分の間に、「SF研」の看板を持って立っていますのでお気軽にお声かけください。
     例会教室・開催場所に直接来てくださってもかまいません。どうぞふるってご参加ください。

    ●説明会について

    当会の活動内容について会員が説明します。

    ●上映会について

    みんなでただ映画を見る会です。

    ●読書会について

    課題の本についてみんなでワイワイ感想などを話し合う会です。課題の本を読んでからの参加がおすすめですが、読まずに参加しても全く問題ないです(でもネタバレされちゃうかも)。課題本を用意するのが面倒! という方には本をお貸しします。お気軽に下記のアドレスまでメールをください。

     ご連絡はこちらに:kusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。)
    ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/457930789.html 会員の選んだベスト5! 新入生のみなさんご入学おめでとうございます!今回は新入生の皆さんに向けて会員の選んだ様々なベスト5を紹介したいと思います。一人につき二種類のベスト5を紹介してもらっています。雑音二回生好きなSF・幻想文学ベスト5大江健三郎『万延元年のフットボール』山尾悠子『夢の遠近法』野崎まど『know』神林長平『言壺』円城塔『Self- Reference ENGINE』好きなミステリーベスト5麻耶雄嵩『翼ある闇メルカトル鮎最後の事件』京極夏彦『魍魎の匣』有栖川有栖『双頭の悪魔』貴志祐介『.. 新入生向け KUSFA 2018-03-13T21:31:02+09:00 <![CDATA[

    新入生のみなさんご入学おめでとうございます!
    今回は新入生の皆さんに向けて会員の選んだ様々なベスト5を紹介したいと思います。
    一人につき二種類のベスト5を紹介してもらっています。


    雑音
    二回生

    好きなSF・幻想文学ベスト5
    大江健三郎『万延元年のフットボール』
    山尾悠子『夢の遠近法』
    野崎まど『know』
    神林長平『言壺』
    円城塔『Self- Reference ENGINE』

    好きなミステリーベスト5
    麻耶雄嵩『翼ある闇メルカトル鮎最後の事件』
    京極夏彦『魍魎の匣』
    有栖川有栖『双頭の悪魔』
    貴志祐介『黒い家』
    ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』


    呑芙庵
    二回生

    幻想文学好きなやつベスト5 
    『木のぼり男爵』イタロ・カルヴィーノ
    『田紳有楽』藤枝静男
    『犬狼都市』澁澤龍彦
    『ぬかるんでから』佐藤哲也
    『蜘蛛女のキス』マヌエル・プイグ  

    好きな黒沢清ベスト5 
    『アカルイミライ』でゲバラTシャツを着た青年たちがオフィスの階段を駆け上がっていくシーン(への切り替わり方)
    『CURE』で窓の外からの光源が不自然に落ちるシーン。
    『ドッペルゲンガー』で似非科学ゴシックロボが燦々と降り注ぐ自然光の中狂い動くシーン。
    『散歩する侵略者』の冒頭タイトルが出るところまで。
    『ダゲレオタイプの女』で階段から埃がすっと落ち光があたって瞬くシーン。
    『ニンゲン合格』でコーネリアスのmusicMVみたいな団地=芝生をバックに大杉漣と西島秀俊が白い外用のテーブルにて変な間のある会話をするシーン。


    やよひ
    二回生

    SF(?)短編(小説漫画不問)ベスト5
    ジュール・シュペルヴィエル「海の上の少女」
    小川麻衣子「ひとかどのまちかど」
    ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」
    カシワイ「消失の朝」
    たからしげる「穴」

    秋山瑞人作品好きな台詞ベスト5
    電線に、電気を通すと、そこには意識が生じるんです。(E.G.コンバット)
    好きな人が、できたから(イリヤの空、UFOの夏)
    お前らあれだろ、夢にわかりやすい理由があっちゃいけないんだろ。(猫の地球儀 焔の章)
    ──あのさ、名前、何だっけ?(DRAGON BUSTER)
    でも、イーヴァのは、ただ、泣いて見せるだけだ。(鉄コミュニケィション)


    トルソー
    三回生

    『バーナード嬢曰く。』に出てくるSFで読みたいやつベスト5
    アリー・コンディ『カッシアの物語』
    ピーター・ワッツ『ブラインドサイト』
    長谷敏司『あなたのための物語』
    グレッグ・イーガン『ディアスポラ』
    オラフ・ステープルドン『シリウス』

    位置原光Zの短編で好きなやつベスト5
    「ぎじんかかっぷる!①②」(『アナーキー・イン・ザ・JK』収録)
    「セックス、興味」(『アナーキー・イン・ザ・JK』収録)
    「ゴーヤ」(『お尻触りたがる人なんなの』収録)
    「強制射精拳」(『正しいスカートの使い方』収録)
    「成分泥棒」(『正しいスカートの使い方』収録)
    正直全部最高


    ヤーマン
    三回生

    直近一年に読んだ中で面白かったSFベスト5
    酉島伝法「奏で手のヌフレツン」
    クリストファー・プリースト『奇術師』
    深堀骨『アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記』
    石川宗生『半分世界』
    飛浩隆『象られた力』

    好きな白ご飯のお供ベスト5
    ふきの佃煮
    明太子
    チャンジャ
    鮭フレーク
    なめたけ


    じみー
    三回生

    だいたい去年読んだSF・幻想文学ベスト5
    目取真俊「オキナワン・ブックレビュー」
    デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス』
    シャーロット・パーキンズ・ギルマン「黄色い壁紙」
    イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』
    Judy Budnitz Flying Leap


    ぴーまん
    四回生

    去年読んで面白かったSF・幻想文学ベスト5
    ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』
    パク・ミンギュ『カステラ』
    エドワード・ケアリー『堆塵館』
    畠山丑雄『地の底の記憶』
    トルーマン・カポーティ『夜の樹』

    好きなフィッシュマンズの曲ベスト5
    Long Season(『’98.12.28男達の別れ』収録版)
    ゆらめき in the air(『ゆらめき in the air』収録)
    POKKA POKKA(『宇宙 日本 世田谷』収録)
    幸せ者(『空中キャンプ』収録)
    JUST THING(『Neo Yankees' Holiday』収録)


    くじらい
    四回生

    好きな国内SF長編ベスト5
    筒井康隆『虚航船団』
    矢部嵩『[少女庭国]』
    小林恭二『ゼウスガーデン衰亡史』
    石川博品『後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール』
    小川哲『ゲームの王国』

    好きな国内SF短篇ベスト5
    筒井康隆「新宿コンフィデンシャル」
    伴名練「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」
    石黒達昌「人喰い病」
    津原泰水「五色の舟」
    藤子・F・不二雄「ミノタウロスの皿」


    とらぺぞ
    四回生
    去年読んだSF・幻想文学ベスト5
    1. クリストファー・プリースト『奇術師』
    2. 村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
    3. ‎酉島伝法『皆勤の徒』
    4. 矢部嵩『魔女の子供はやって来ない』
    5. ‎ミシェル・ウエルベック『素粒子』

    好きな創元SF短編賞受賞作ベスト5
    1. 理山貞二「〈すべての夢│果てる土地で〉」
    2. ‎石川宗生「吉田同名」
    3. ‎門田充宏「風牙」
    4. ‎宮西建礼「銀河風帆走」
    5. ‎高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」
    ※「皆勤の徒」はかぶるので外しました


    η
    修士二回生

    好きなSF長篇ベスト5
    舞城王太郎『九十九十九』
    安部公房『第四間氷期』
    ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』
    チャールズ・ユウ『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』
    グレッグ・イーガン『順列都市』

    好きな奇想短篇ベスト5
    星新一「壁の穴」
    デイヴィッド・イーリイ「タイムアウト」
    シャーリイ・ジャクスン「なんでもない日にピーナツを持って」
    R.A. ラファティ「巨馬の国」
    panpanya「備品」


    せみ2.0
    博士一回生

    好きな長編SFベスト5
    ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』
    アドルフォ・ビオイ・カサーレス『モレルの発明』
    飛浩隆『自生の夢』
    ホセ・カルロス・ソモザ『イデアの洞窟』
    サミュエル・R・ディレイニー『エンパイア・スター』

    好きな冒険SFベスト5
    野尻抱介『ピニェルの振り子』
    秋山完『ファイアストーム: 火の星の花嫁』
    マイクル・コニイ『ハローサマー、グッドバイ』
    ロバート・J・ソウヤー『占星師アフサンの遠見鏡』
    貴志祐介『新世界より』
    ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/454657251.html 第6回漫画コンペログ サークル会員有志による漫画コンペティションが今11月4日に開かれました。企画内容としては、「ひとり3タイトルを上限に漫画を持ち寄り、タイトルが重複したら減点。その上で、持ち寄った漫画をプレゼンする」というものです。開催当日は8人が参加し、激推し漫画をそれぞれプレゼンしてくれました。以下に当日プレゼンされた漫画作品のリスト発表者ごとにまとめて、簡単なプレゼン内容のまとめとともに載せておきます。(なお、シリーズものも一巻のみのものも同様に「1作品」として以下には記載しています)○.. その他活動 KUSFA 2017-11-04T17:26:48+09:00 <![CDATA[
    サークル会員有志による漫画コンペティションが今11月4日に開かれました。
    企画内容としては、「ひとり3タイトルを上限に漫画を持ち寄り、タイトルが重複したら減点。その上で、持ち寄った漫画をプレゼンする」というものです。
    開催当日は8人が参加し、激推し漫画をそれぞれプレゼンしてくれました。

    以下に当日プレゼンされた漫画作品のリスト発表者ごとにまとめて、簡単なプレゼン内容のまとめとともに載せておきます。
    (なお、シリーズものも一巻のみのものも同様に「1作品」として以下には記載しています)

    ○暇餅

    ・『北北西に雲と往け』入江亜季
    入江亜季の『乱と灰色の世界』に続く新作。既刊1巻。
    作者特有の描写による雰囲気がおそろしく良い。
    前作から続くファンタジー要素(機械と話せるなど)を残しつつも、今作では情景がより重視されている。
    フラッシュなどの迫力重視の画面づくりをあまりせず、静止画の連続などによる間などに独特な雰囲気の根幹がありそう。
    加えて、ミステリ的な要素もある謎や、次の展開を期待させるストーリーなど、今後が楽しみな一作。


    ○ディストピア三太夫

    ・『冗談だよ、バカだな』岸虎次郎
     おねショタ、BL、先生と生徒、百合というインモラル作品短編集。
     作者の高い画力から描き出されるフェティッシュな描写が魅力。
     同じ作者では『マルスのキス』もおすすめ。

    ・『やれたかも委員会』吉田貴司
     様々な人間の「やれたかも」を集めた」1話完結の作品。
     これだけ聞くと最低なマンガだが、委員会の人たちが「やれた」か「やれたとは言えない」の札を挙げて、エピソードを分析するのがこの漫画のキモ。
     委員会の男性メンバーはいつも「やれた」の札を挙げるが、女性メンバーが常に「やれたとは言えない」の札を挙げて男の妄想を一刀両断するのが小気味良い。
     情事に至る前の男女の微妙な距離感のあいまを描いた斬新な作品。

    ・『3秒』マルク=アントワーヌ・マチュー
     正方形のコマが連続し、画面をクローズアップしていくことだけで作品が構成される。一冊まるまる使ってある3秒間を描く実験的な作品。
     部屋が見えてきて、男が見えてきて、男の持つスマホが見えてきて……という風に作品が奥行きを増す感じ。
     読むとサッカーの八百長事件のディティールが浮かび上がってくる。バンドデシネらしい超絶技巧。BD入門にも◎。
     購入者特典の動画もあるよ。
     

    ○取れ太

    ・『はじめての甲子園』火村正紀
    限界集落で甲子園に出ることを目指して人を集めるハイスピードギャグマンガ。
    作者死亡に寄って打ち切りになった涙なしには語れない漫画。線も終わりの方になるにつれて乱れてくる。

    ・『鬼さんどちら』有永イネ
    道徳的なマンガ
    先天突起症という設定を軸に、人種問題などの視点も含めながら、突起症の人とどう付き合うのかを描いた作品。
    悪気のない善意がいかに怖いものかが描かれている。
    障がい者が頑張らなければならないような感動の押し付けに対するアンチテーゼ。

    ・『ごくりっ』前原タケル
    一人の女子高生と二人の男子高生。主人公は女子高生が好きだが彼女はもう一方の男と付き合っている。
    主人公が神様にお願いすると、女子高生が主人公の精子を飲まないと死ぬカラダに。
    二巻では男が海外から帰ってきてシリアス展開に。主人公に男気があり、よい。


    ○はんぺん

    ・『セクシーボイスアンドロボ』黒田硫黄
    アフタヌーンの看板作家だった黒田硫黄が、小学館のIKKIに移籍して描いた作品。
    筆の作画が特徴的。『[少女庭国]』の矢部嵩が影響を受けている作家。
    硫黄作品のなかではエンタメに振れた作品でおもしろい。同作者の『茄子』もいい。

    ・『ももんち』冬目景
     芸術家一家の主人公が美大の予備校で奮闘する話。1巻完結。
     冬目景の綺麗な絵が魅力。『羊のうた』、『イエスタデイをうたって』も長いけどおすすめ。

    ・『推しが武道館いってくれたら死ぬ』平尾アウリ
     地下アイドルとそのファンたちをめぐるコメディ。
    全財産を岡山の地方アイドルのために費やす女の子の主人公の異様な熱が百合といえば百合だけど、主眼はアイドルとファンの特殊な関係性にある。
    地下アイドルにクローズアップしたところが斬新。
     主人公のファン仲間から距離を置かれるほどの主人公の熱狂ぶりがおもしろい。


    ○アンチ鼻セレブ

    ・『てるみな』kashmir
    架空の世界の鉄道をネコミミ少女が動き回る。panpanyaにも少し近い雰囲気がある。
    幻想的な世界が魅力的。とくに廃墟。
    ただ少しSF寄りで、複数の駅中が繋がるのは『横浜駅SF』を彷彿とさせるところも。

    ・『パンプキン・シザーズ』岩永亮太郎
     架空の戦争後の世界を舞台に、戦争被害を受けた人たちを手助けする部隊の話が展開される。
     その部隊は裏向きには、国民感情を害さないように資金を集める部隊。
     話も絵も、巻が進むごとに良くなっている。
     何でも首をつっこみたがるお人好しの主人公が、正義観を変えていく成長(?)物語としての側面もおもしろい。
     作品全体のオタクっぽさは瑕疵かもしれないけど、魅力でもある。

    ・『きれいなあのこ』吉田丸悠
     アイドルもののオムニバス短編集。
     あるアイドルユニットがいかにして無くなるか、メンバーそれぞれに焦点を当てて描く。
     クライマックスの描き方が非常に上手い。
     見開き力がとても高い。
     セリフ回しも特徴的。
     吉田丸悠を発掘しただけでも『ひらり』は仕事をしたといえる。アフタヌーンからこっちへ帰ってきてほしい。
     

    ○せみ2.0

    ・『それでも町は回っていいる』石黒正数
     女子高生探偵商店街コメディ。
     一話完結でオチがしっかりしているのが気持ちいい。
     時系列がシャッフルされていて、いつの話なのかと考えながら読む楽しみもある。
     公式ガイドブックの作者解題も読みどころ満載。

    ・『極黒のブリュンヒルデ』岡本倫
     風呂敷の広げ方が素晴らしい。
     写真記憶能力の主人公、超能力者のヒロインたちをめぐる能力バトルのギミック立てがおもしろい。

    ・『水惑星年代記』大石まさる
     SF。トーンをほとんど使わず、カケアミで濃淡を表現する描き味。
     宇宙帰りの女の人が地球に帰ってくるところから話がはじまる。食べ終わったお皿を無重力下と同じように捨ててしまう、のような発想がそれぞれあって面白い。


    ○反物質太郎

    ・『映像研には手を出すな!』大童澄瞳
     3人の女子高生が高校映像研を創部してアニメーションを作っていく話。
     宮崎駿の影響バリバリのメカ作画。
     漫画の空間についてのこだわりが強く、フキダシにパースがあったりピンボケがあったりという実験的な手法。
     アニメーター吉田健一からの影響も。
    奇天烈な建物、異常に作り込まれたガラクタなど、個性的な設定。
    学生主体だけどアニメ作りのコストなども考えながら作っていくのが魅力的なストーリー。

    ・『ちーちゃんはちょっと足りない』阿部共実
     中学2年生の3人組が繰り広げるゆるふわ日常系かと思いきや、5話から地獄の蓋が開きはじめる。
     その衝撃を味わってほしいので、あまり語らない方がいいかも。

    ・『ザ・ファブル』南勝久
     天才的な殺し屋の主人公が、あまりにも殺しすぎたせいで、ボスから1年間の休暇を命じられ、一体1年間殺しをやめられるのか、という話。
     ちょっとズレているだけで純朴な殺し屋の主人公が、大阪で時給800円のバイトをする健気さがおもしろい。
     争いたくない主人公のもとに裏業界にいたことから来るトラブルが襲ってくる。
     各キャラが魅力的。


    ○暴力とBLの運び手

    ・『地下鉄の犬』草間さかえ
     アナログ作画のBL。ペンの走りを活かした描線が持ち味。
     眼鏡大好き。攻め受けが両方眼鏡。
     過去のトラウマが精算されてくっつく。ネームの自然さに注目。

    ・『囀る鳥は羽ばたかない』ヨネダコウ
     ヤクザBL。
     主人公がビッチ(受)。過去に父親から性暴力を受けていたトラウマ。
     主人公が気に入ったボディーガード(攻)がEDで、どうする、という話。
     ボディガードが勃たなくなった理由も性暴力で、性暴力によってビッチになった人間とEDになった人間の対比。
     暴力とセックスが密接に結びついてしまって、がんじがらめになっているところがポイントの一つ。

    ・『キャッスルマンゴー』木原音瀬原作/小椋ムク
    衝撃展開で名を馳せるカルト的人気のBL作家。
    高校生の主人公の実家がラブホというおもしろ設定。
    そのラブホを題材にAVを撮りにきたゲイの監督から弟を守ろうとする兄が暴走したりする。


    今回はBLと百合漫画の割合が例年に比べて多い回となりました。
    しかし、バトルマンガ、ギャグ、バンドデシネなどそこそこ幅の広い作品が集まったのではないかと思います。

    このような具合で京大SF・幻想文学研究会は楽しく活動をしています。

    今回こうした形で漫画コンペを成功させることが出来、会員たちもまだまだお勧め漫画のストックはあるようなので、次回のコンペの開催へと早くも期待が高まっています。



    ※入会希望の方はこちらを御覧ください
    ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/453987332.html 第五回SF句会清記  こちら第五回SF句会の清記となります。 投句者ならびに当日句評参加される方はご確認と選句のほどよろしくお願いいたします。 また、今年も大広間にて人気投票を行いますのでお楽しみに。第五回SF句会清記.pdf 通常例会 KUSFA 2017-10-06T17:16:25+09:00 <![CDATA[
     こちら第五回SF句会の清記となります。
     投句者ならびに当日句評参加される方はご確認と選句のほどよろしくお願いいたします。
     また、今年も大広間にて人気投票を行いますのでお楽しみに。


    ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/453659294.html 第五回SF句会 告知  お久しぶりの句会ロボ2号です。今年も来たる京フェス2017の合宿企画にてSF句会を開催いたしますので告知に参りました。 SF句会もはや5回目ですよ。5周年記念ということで何か特別なことができたら面白いかな……と思ったのですが、巷で流行りの「庫内灯」さんに乗っかってBL句会でもするか~みたいなことしか思いつかなかったので、いつも通りにしましょう。今年もいつも通りです。いいね? ☆これはどんなイベントですか? 事前に募集するSF俳句を肴に、句会というものをしてみようという企画で.. 通常例会 KUSFA 2017-09-22T17:26:01+09:00 <![CDATA[
     お久しぶりの句会ロボ2号です。今年も来たる京フェス2017の合宿企画にてSF句会を開催いたしますので告知に参りました。
     SF句会もはや5回目ですよ。5周年記念ということで何か特別なことができたら面白いかな……と思ったのですが、巷で流行りの「庫内灯」さんに乗っかってBL句会でもするか~みたいなことしか思いつかなかったので、いつも通りにしましょう。今年もいつも通りです。いいね?

     ☆これはどんなイベントですか?
     事前に募集するSF俳句を肴に、句会というものをしてみようという企画です。こちらの記事に詳しく書いてあります。
     http://blog.kusfa.jp/article/379060332.html
     大体こんな感じで、みんなSFだけではなくアニメ漫画映画BL百合など自分の好きなものになぞらえて句評をなさる感じです。4コマ目なのでみんなべろべろです。べろべろになったSFファンたちが持ち寄ってきた俳句をダシに萌え語りするイベントです。
     また、句会ってそもそもどういうものなのか、についてはこちらの記事に詳しいです。
     http://blog.kusfa.jp/article/374273302.html
     川柳ではなくより俳句らしいSF俳句を目指してみようという主旨がちょっぴりありますが、句会の進行を務める京大SF研会員は年に一回この企画の時だけ俳句を作る素人です。舐めてかかってきてください。参加方法は色々ありますが、飛び入り参加で句評をするだけというのもいいのよ! もちろん「俳句って知ってるけど実はよく分からない」「俳句はともかく句会って何それ?」というのは当たり前ですので、事前のフォローはさせていただきます。

     ☆俳句/句会の何が楽しいの?
     例えばあなたが突然17音の言葉で人を楽しませろと言われたとします。
     まあまずはたった17音で何ができるだろうという話になるでしょう。とりあえず、普通だったら17音になるような文を考えると思います。
     でも、そういう一意に固定された言葉をつくることは容易いけれど、一意に固定された言葉というものはそれ単体では概ねつまらないものです。
     きょうのごはんはペペロンチーノでした。
     こういう事になってしまいます。だから、もうちょっと嘘をつかなければいけない。
     きょうばあちゃんはペペロンチーノでした。
     これで、ばあちゃんのご飯の話なのか、それともばあちゃんがペペロンチーノなのか、という風にちょっと意味が揺らいできました。でももうちょっと嘘をつきたい。そしたらもっとイメージ喚起能力の高いことばを使おう。例えば季節感の強いもの。
     きょうばあちゃん春のパン祭りでした。
     いいんだか悪いんだかはさておいて、わけがわからない。もうちょっと面白くするために、「切れ字」となる言葉を足してリズムをよくしてみましょう。
     うぐいすやばあちゃん春のパン祭り
     まあ……面白くなったということにしましょう。

     俳句をざっくりと定義するとしたら、17音前後で構成された言葉です。
     何かを説明するには短すぎるものですし、説明できすぎてしまっているものは想像の余地がないから面白くないというのが今どきの考え方のひとつです。上に書いたような季語や五七五のリズムや切れといったルールは、いわば飛ばなくてもよいハードルのようなものだと思ってください。季語を読み込まない無季俳句や自由律俳句は昔からあるものですし、また字余り字足らず句またがりといった破調は珍しくないことです。
     だからまずは、言葉遣いが好きかどうかとか、妄想が膨らむかとか、あるいは萌えるとか苦しいとかびっくりしたみたいな感情が湧くかどうかとか……そういう感じで俳句を眺めてみてください。季語からあなたがイメージするものと、ほかの言葉との響き合いを味わってみてください。
     それが一番大事で、五七五やら切れのことなんてその後に考えればよいことです。こんなふうに考えてみてください――こんなにいい句なのに、音数まで守っている。切れすら入っている。あるいは、そういうものが入っていないことやリズムが乱れているということがあなたにとってどう感じられるかを、考えてみてください。
     あなたがこれは愛のことばだと言えば、それは恋愛の句になる。誰かが戦争のことだと言った句を、あなたは日常のさりげない一瞬を切り取った言葉だと思うかもしれない。何だっていい。俳句には解釈の可能性が無限にあり、楽しい句会に大事なのはあなたの愛ある解釈です。

     今回はSF句会と銘打ってはおりますが、主催者として句会ロボ2号が一番大事にしてほしいのは、あなたが「これはこういう句なんだ!」と思うその感覚です。私としては、皆さんが「こう」だと言うのであれば、SFでもミステリでもホラーでも映画でも漫画でもアニメでもゲームでもBLでも百合でもなんでもかまわないというスタンスです。
     世には色々な句会があると伝え聞いておりますが、私たちが続けてきた句会は、〈17文字から膨らませたイメージをみんなでワイワイ語り合う会〉です。お気軽に参加してください。最初は知らない人の前でしゃべるのが恥ずかしいかもしれないですが、すぐ慣れると思います。

    ***

    ■【参加方法説明】
    SF句会の参加方法 (1)~(3)

    句会には大きく二つのパートがあります。その組み合わせで参加方法も異なります。
     A 俳句を作って出す
     B 良い句を選ぶ+句評を述べる

    (1)A+B「がっつり参加したい」
     →参加したいという人へ。やっぱりこれが一番楽しいです。
      自作のSF俳句1~3つと共に、参加表明のメールをkusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。)までお送りください。

    (2)A「俳句を出すだけ出したい」
     → 自作のSF俳句を1~2句(それ以上は受け付けません)作っていただき、記名と共にメールを先述のアドレスまでお送りください。来れない方のためのオプションという側面もございますが、もちろんその場にいらっしゃった方が楽しいですし、句会の進行もスムースになります。どうぞご参加を。

    (3)「見学したい」
     → 申し込みは必要ありません。飛び入り参加も歓迎します!!
       発言の機会を用意されるわけではありませんが、句会の中では、司会の配慮によって見学者に意見を求める場もあるでしょう。


    ・(1)参加の受付上限は12名 とさせていただきます。
    ・俳句の受付上限は、(1)(2)合わせて、40句とさせていただきます 。

    ■【スケジュール説明】
    SF句会のスケジュール

    ・9月22日~10月5日
     俳句の提出+本参加(A+B)申込み期間

    ・10月6日~10月7日
     提出された俳句から良いものを吟味する期間(KUSFAブログとKUSFA公式ツイッターで公開いたします)

    ・10月7日
     SF句会当日。存分に語らいましょう。


    ■【SF俳句作りのルール説明】

    ・作り手がSFを感じるものであること
    ・季語を含むこと
    ・五七五の十七音であること

     下の二つは俳句の原則ですが、もちろんこれを破っていても構いません。
     ただし、句会の評価では、SFらしさだけでなく俳句としての良さも考慮されるので、可能な限り守りましょう。また、上の条件には記載しておりませんが、俳句らしさには「切れ」が大事です。これには定義に個人差があるのでルールに加えませんでしたが、上位を狙われる方はそこもチェックして俳句作りをされるとよいかもしれません。形式は大事です。縛りがあった方が燃えます。
     ゾンビはSF! クトゥルフはSF! 触手はSF! という代物も歓迎しております。
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    http://blog.kusfa.jp/article/workbook108.html 2017夏コミ(C92)情報 2017夏コミ(C92)について INFO KUSFA 2017-08-11T22:45:44+09:00 <![CDATA[
    当サークルは今年度も夏コミに出店します。
    スペースは3日目(8/13、日曜日)の東O-03a、サークル名は「京都大学SF・幻想文学研究会」です。会場では新刊に加え既刊の販売も予定しています。以下、頒布物の紹介です。


    ☆新刊 WORKBOOK108
    WB108表紙.jpg
    特集は「SF映画の原作を読む」。内容は以下の通りです。

    ・SF映画の原作レビュー
    KUSFA会員による映画化された作品のレビュー。
    レビュー対象作は、
    スタニスワフ・レム『ソラリス』/フィリップ・K・ディック『マイノリティ・リポート』/レイ・ブラッドベリ『霧笛』/アイザック・アシモフ『われはロボット』/アントニー・バージェス『時計じかけのオレンジ』/クリストファー・プリースト『奇術師』/筒井康隆『パプリカ』
    など、計34作品。

    ・映画『メッセージ』公開記念座談会
    テッド・チャンの傑作「あなたの人生の物語」の映画化作品『メッセージ』が日本でも5月19日に公開されました。そこで、アカデミー賞にもノミネートされたこの映画について会内で語り合う回を開催。その模様を書き起こしました。ストーリーの変更点から監督であるドゥ二・ヴィルヌーヴの演出意図まで、徹底的に語り尽くしたディープな座談会になっています。

    ・新入生レビュー
    毎年恒例の企画、新入生による自分の好きなものレビュー。
    文学、アニメ、映画、漫画、映画監督論など、新入生6名が大いに語っています

    B5中綴じ・68ページ・400円


    ☆既刊 WORKBOOK107
    WB107表紙.png
    「音楽SF アンソロジーを組む」「音楽SF長編レビュー」「アニメの音楽SF、主に『マクロス』について」「音楽SF創作短編」などの記事を掲載。
    B5無線綴じ・82ページ・600円


    ☆既刊 中間子2016
    中間子表紙案.png

    会員翻訳の海外短編を3編掲載。
    B5中綴じ、200円

    その他の既刊も可能な限り持って行きます。
    ]]><![CDATA[ ]]>
    http://blog.kusfa.jp/article/451280110.html 2017年7月の活動予定 以下の活動を予定しています。日月火水木金土      1234例会567『紙の動物園』読書会891011通常例会121314『高丘親王航海記』読書会15161718例会192021例会22232425262728『人狼 JIN-ROH』上映会29 3031     7月の予定4火 例会7金 ケン・リュウ『紙の動物園』読書会11火 全出例会14金 澁澤龍彦『高丘親王航海記』読書会18火 通常例会21金 通常例会28金 押井守原作・沖浦啓之監督『人狼 JIN-ROH』上映会※すべ.. 通常例会 KUSFA 2017-06-28T08:00:00+09:00 <![CDATA[
    以下の活動を予定しています。

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    4
    例会
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    7
    『紙の動物園』読書会
    8
    910
    11
    通常例会
    1213
    14
    『高丘親王航海記』読書会
    15
    1617
    18
    例会
    1920
    21
    例会
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    2627
    28
    『人狼 JIN-ROH』上映会
    29 
    3031     

    7月の予定
    4火 例会
    7金 ケン・リュウ『紙の動物園』読書会
    11火 全出例会
    14金 澁澤龍彦『高丘親王航海記』読書会
    18火 通常例会
    21金 通常例会
    28金 押井守原作・沖浦啓之監督『人狼 JIN-ROH』上映会

    ※すべて18:30開始を予定しています。
    ※会場は4共33を予定しています。
    ※予定は変更、追加される可能性があります。
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    http://blog.kusfa.jp/article/448610765.html 新歓予定のお知らせ 新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。当京都大学SF・幻想文学研究会では、今年も新歓読書会を開催いたします。以下、新歓の日程です。新入生の方へも併せてご覧ください。4/7(金)    説明会4/10(月)  上映会 押井守『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)4/16(日)  新歓お花見@鴨川4/18(火)  上映会 庵野秀明『シン・ゴジラ』(2016)4/21(金)  読書会 テッド・チャン『あなたの人生の物語』4/25(火)  説明会4/.. INFO KUSFA 2017-06-02T17:43:40+09:00 <![CDATA[
    新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
    当京都大学SF・幻想文学研究会では、今年も新歓読書会を開催いたします。
    以下、新歓の日程です。新入生の方へも併せてご覧ください。

    4/7(金)    説明会
    4/10(月)  上映会 押井守『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)
    4/18(火)  上映会 庵野秀明『シン・ゴジラ』(2016)
    4/21(金)  読書会 テッド・チャン『あなたの人生の物語
    4/25(火)  説明会
    4/28(金)  読書会 筒井康隆『虚航船団』(読書補助用の要約など
    5/2(火)  説明会
    5/9(火)  読書会 アーシュラ・K・ル・グィン「オメラスから歩み去る人々」(『風の十二方位』所収)
    5/12(金)  上映会 ピーター・ウィアー『トゥルーマン・ショー
    5/19(金)  上映会 グレゴリー・ホブリット「オーロラの彼方へ
    5/23(火)  読書会 アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは…
    5/30(火)  読書会 ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー


    ●会場について

     お花見を除き、18:30より4共33教室にて開催します。(お花見についてはこちらをご覧ください)
     なお、4共33教室は吉田南キャンパスの4号館の3階にあります。


    ●誘導について

     開催場所が分からない方向けに、新歓期は毎回クスノキ前から開催場所まで会員が誘導します。
     18時から18時30分の間に、「SF研」の看板を持って立っていますのでお気軽にお声かけください。
     例会教室・開催場所に直接来てくださってもかまいません。どうぞふるってご参加ください。


    ●読書会について

     課題の本を読んでからの参加がおすすめですが、読まずに参加しても全く問題ないです(でもネタバレされちゃうかも)。課題本を用意するのが面倒! という方には本をお貸しします。お気軽に下記のアドレスまでメールをください。

     ご連絡はこちらに:kusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。)

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    http://blog.kusfa.jp/article/393451713.html 新入生の方へ 京大SF・幻想文学研究会とは京大SF・幻想文学研究会(KUSFA)はいわゆる文芸サークルです。普段は例会で、サークルの活動についての会議を開いたり、本の話をしたりしています。また、創作活動、レビューなども行っており、それらをまとめて会誌を発行しています。「SF」・「幻想文学」研究会とありますが、SFや幻想文学、ファンタジーだけを読んでいるわけではありません。会員の好きなジャンルは多岐にわたります。単純に「本を読むこと」が好きな人であれば誰でも歓迎します。例会は毎週火曜と金曜の.. 新入生向け KUSFA 2017-06-01T00:00:00+09:00 <![CDATA[

    京大SF・幻想文学研究会とは
    京大SF・幻想文学研究会(KUSFA)はいわゆる文芸サークルです。普段は例会で、サークルの活動についての会議を開いたり、本の話をしたりしています。また、創作活動、レビューなども行っており、それらをまとめて会誌を発行しています。
    「SF」・「幻想文学」研究会とありますが、SFや幻想文学、ファンタジーだけを読んでいるわけではありません。会員の好きなジャンルは多岐にわたります。単純に「本を読むこと」が好きな人であれば誰でも歓迎します。
    例会は毎週火曜と金曜の18時30分より行っています。会費は半期1,500円で、新入生については免除となっております。




    新歓読書会・上映会への参加を考えている方へ
    新歓読書会・上映会は四、五月に全部で五、六回ほど行います。日程・内容に関しては、「新歓読書会・上映会について」の記事を参考にしてください。
    読書会とは、担当者が事前に作成してきたレジュメをもとに、課題作品に対する意見や感想を交換したり、作品を批評したりする集まりです。作品を未読の方も参加できますが、時間中は手持ち無沙汰になってしまうかもしれません。上映会は、基本的には読書会と同じように感想や意見交換を行いますが、対象とするのは会員が選定した映像作品(多くの場合は映画)となります。
    読書会の課題作品については、SF研の本棚に何冊かある場合もありますので、例会やメールなどで相談してくださればお貸しすることもできます。気軽にご連絡ください。
    読書会ないし上映会はこれといって厳格なものでも崇高なものでもありませんので、新入生の方も二回生以上の方も、興味のある作品がありましたら、どんどん参加してください。




    通常例会とは
    通常例会とは、毎週火・金曜日に4共の教室などを借りて行なわれるSF研の定期的な会合で、今後の活動予定や各種イベントへの参加などについて話し合う集まりです。
    特に決められた議題がない時は、本が好きな人たちの雑談になります。 新歓期は基本的に雑談になりますので、「読書会・上映会に参加するのはハードルが高いけれど、SF研の活動の雰囲気を知りたい」という方は是非お越しください。


    読書会・上映会・例会はおおむね20時頃に終わります。終了後、皆で食事に行きますが、読書会・上映会・例会のみ参加して帰るのも自由です。
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