東京ディズニーリゾートとしては初の同性結婚式になります。
私とひろこさん、ふたりでウエディングドレスを着る予定です。
私たちはLGBT人権活動家ですが、そのまえに「個人」です。
この結婚式はあくまでプライベートなものです。ですので、結婚式の日にちは公開しません。
あたたかく見守っていただけたらと思います。
私たちは、結婚式を挙げたくて、ふたりで、そして支えてくれる家族やたくさんの人と話し合って、
結婚式を挙げることにしました。
私たちが、「同性」と生きていきたい人で、ふたりで生きたい人で、結婚式を挙げたかったら挙げることにしました。
これはとても個人的な選択です。
たくさんの人に「結婚式」や「結婚」、「ふたりで生きること」や「一対一の関係」、「恋愛」や「婚姻」を強制・強要するものではありません。
もちろん、それらが「正しい」とか「こうあるべきだ」とか、そんな風にも思っていません。
これはあくまで私たちの個人的な選択です。私たちの選択も、ひとつのカタチとして尊重されたらいいなと思っています。
ひとりで生きる人も、同性と生きる人も、異性と生きる人も、3人以上の家族で生きる人も、
恋愛する人もしない人も、「結婚」する人もしない人も、
子どもを育てる人も育てない人も、産む人も産まない人も、
もちろん「女性」も「男性」も、
同じように尊重される社会になってほしいと、心から願っています。
ディズニーシーの園内を、ウエディングドレス姿の私たちふたりが歩く予定です。
セレナータ・イン・ヴェネツィアン・ゴンドラ
もし遊びにきていた子どもに「お嫁さんがふたりだねぇ?」と聞かれたら、
「女の人同士で生きる人も、男の人同士で生きる人も、女の人と男の人で生きる人も、ひとりで生きる人も、この世の中にはいろんな人がいるんだよ」
と、話してあげてほしいです。
子どもに見せようが見せまいが、すでにこの世の中は多様です。
この世の中にはすでにいろんな人がいるし、いろんな人がいていいんです。
いろんな人がいていい理由は、あなたがいていい理由と同じだと思っています。
自分と「違う人」とも、手をつないで生きる。
セクシュアリティだけでなく、自分と「違う人」もこの世の中には生きている。
そんなことを話すキッカケにしていただけたらと思います。
追記:
同性愛者は、子どもに見せてはいけない存在ではありません。
性的に未発達な子どもを性的な刺激にさらすことは、異性愛であれ同性愛であれ、性虐待です。
女性同士のカップルが結婚式を挙げることは、子どもを性的な刺激にさらすことではありません。
もちろん「18禁」でも、「いやらしいこと」でもありません。
わたしたちは、お互いを思いあって支えあって、生きているだけです。