狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

ブログ事業で黒字を出すモデル

2月に障害発生の「Doblog」。5月30日をもってサービスを終了という記事。公式のリリースも出てる。livedoor Blog が Doblogブロガー向けブログ移行支援プログラムなんてのを開始してるので、ユーザーの方は検討するといいかも。

で、これに関してちょっと気になった記事が。

livedoorのようにブログサービスで黒字を出せている企業はかなり少ない。そのため、以前のブームに乗ってブログを始めたはいいものの、NTTデータ Doblogのように、経営目線では「放置プレイ」になったまま、止めるに止められないブログサービスは、少なくないだろう。

TABLOG:NTTデータ Doblog終了に感じた「見え透いたウソ」と「組織の腐敗」 - livedoor Blog(ブログ)

以前の記事を読むと元々NTTデータの社員さんだった、元「中の人」からの声らしい。

まあそれでちょっと気になったのだが、ブログサービスの収益ってどうなってるんだろうか。本当に「黒字を出せてる企業はかなり少ない」のかどうか。少ないにしても黒字を出してる企業はどうやって出してるのだろうか。

主にブログ事業は3つの収益モデルがあるように見える。

  1. ユーザーからの利用料
  2. 広告
  3. 他サービスとの連動

さて、とりあえず黒字を出してることがはっきりしてるライブドアからいこうか。

Livedoor blogの場合

1と2。3の連動も無いわけじゃないが、模索中の様子。
無料ユーザーには自分の収益になる広告を、有料ユーザーにはその広告を消す権利を、という感じ。

また有料ユーザーへの待遇がけっこう手厚い。

独自ドメインへの対応やらデザインの完全なカスタマイズやら意外に充実してる。

ただモバイル版はどのプランでも決められたデザインのものしかない。意外とここのライブドアへの収益が高いのではないかと想像してたりする。

はてなダイアリーの場合

1と3。はてなキーワードの広告収益は相当高いはず
基本的に無料で広告も出さないのだが、はてなキーワードへの自動リンクと、そのキーワードページでの収益が相当高そう。

はてなダイアリーは一応表向きとしては有料ユーザーにはGoogle AdsenseやAmazon/楽天のアフィリエイトプログラムが使えるようになっている。ソースは忘れたが、Adsenseを入れておけばはてなダイアリーの課金分は元が取れる、という事をはてなのjkondo社長がどこかで言ってた覚えがある。

黒字かどうかだが、はてな全体は黒字らしい。

ダイアリーのような中心的サービスで赤字ということはないだろうし、キーワードからの広告収入と有料ユーザーからの課金で黒字にはなってるってことかな?

アメブロの場合

2の広告のみか?
芸能人ブログのPV舐められないもんなあ。
ユーザーが自由に広告を張ったりはできないみたいだが、独自のアフィリエイトプログラムやMicroAdのユーザー還元サービスなどで収益をあげることは可能な模様。

まあここが赤字ってことは考えにくいよなあ。

追記

はてブコメントより。

id:dekodeko アメブロはずーっと赤字で、多分まだ黒字にできてないと思うんだけど。

まだ赤字だったんかい!

広告のみじゃ難しいってことかなあ。

ココログの場合

1と2、基本的にライブドアと同じかな。ケータイ版の広告も消せるオプションがある模様。

ココログは障害を乗り越えてずいぶんがんばってるなあ。(ITmedia News:「ココログ」障害に募る不満 訴訟準備のユーザーも (1/2))

しかし黒字かどうかはわからず。

その他

しょこたんぶろぐがあったヤプログ、移転先のExcite Blogなどはよくわかんないなー。
海外のtypepad/wordpress/bloggerなどはどうしてるんだろう?

というあたりで時間切れってことで。

追記

id:f-shin 一番収益が上がってるのは楽天ブログじゃないの?

しかしソース見当たらず。楽天のブログサービスはショップへのリンクを増やすためのものかな。「3. 他サービスとの連動」に該当かなあ。そう考えるとはてなに近そう。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <[email protected]>