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2009.06.27

「ネット世論と実際の支持率予想とのギャップ」と「ニコニコ的民主主義」

 また読む人を選ぶ記事になってしまうかな。でも、この手の能動アンケートで、ニコニコ動画では一貫して自民党支持であり続けるのもまた特徴的なわけで。

ニコニコ動画世論調査、都議選「投票に行く」66%、自民支持がトップ
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090626/163390/

 ネット社会においては、最近は使われなくなった言葉「ネット右翼」でも代弁されるように民族右派的な発言が多く、かつ、経済的には規制に反対のリバータリアン的な立場を取るものが支持を集めやすい。で、民主党執行部の左派的な言動は民主党の親米「ポチ」と比べてもネットからの支持を得にくく、結果として総体として「ネットは自民支持が多数」という結果になるのだろう。この前まで、腰を悪くしていて寝てた同期とその辺のことは本に書こうとは思っておるけれども、結構実証できるレベルにまで来たんじゃないか、というのが率直な印象。

 で、当然それはバイアスであるから、サンプルの偏りですねということで、本来は話は終わる。要は、岩手で政党支持率を調べると、ずっと小沢さんのいた政党が上位に来るのと同じで、そういう土地柄なのだから、仕方がないだろうということで。

 ところが、ネットに関して言うと、別にネット社会の利害を代弁してくれる代議士というのが具体的にいるわけではない。一部の政治家がネットでの印象や書き込みを気にして、ネット監視会社に風評チェックを依頼することはあっても、または抱えている事案についてネット社会ではどのような議論になっているのか関心を持つことはあっても、名前を出して具体的に肩を持って「ネット社会は私が政治的・社会的利害を守ります」と宣言する政治家が出ることはない。

 これ、かなり不思議なことで、ここまで個別具体的に支持政党があり、論調についてシンパシーを持つ政治思想が判明している土壌であるにもかかわらず、オルグとまでは言わずとも票田の一部にしてみよう的な政治家がチルドレンにいたるまで一人も(自主的に)出なかった、というのは異様である。ネットに対する関心は高くても、ネットにいる国民、有権者に対して自分の支持を積極的に呼びかけようという動きは、今回の選挙にあっても最期まで出ることはなかった。

 公職選挙法におけるネット活動が解禁になるかどうかというレベルではなく、政治家個人個人がネットに参入することを根本的に忌避していることもあり、結果として政党本部がネットを使ったイメージ戦略ということで、もっと大枠で関与しようとすることも特徴的である。各政党の青年部が自宅などでせっせと自党に有利な書き込みをする活動を地道に続けているが、成果に繋がったという話もあまり耳にしないのもそうだ。結局、ネットは時事ニュースに対して脊髄反射的に評価を輻輳させる装置として以上の価値を政治的に見てもらえていないということになるのだろうか。

 では、今回はともかく次回、さらに次々回の選挙で少しづつでもこの辺の融和が進むんだろうか? という問いがあるのだが、例えばアメリカのようにブロガージャーナリストが選挙活動に随伴するとか、あるいは逆に韓国のようにネットで横のつながりを持ったネットワーカーが落選運動を特定の議員に対してやり始めるといった、プラスの動きもマイナスの働きもいまのところ日本の政治におけるネットでは起きていない。これは特筆すべき点である。むしろ、ネットを積極的に活用しているのは、政党から委託を受けてプロモーション戦略を練る広告代理店たちであったり、自社の記事の影響力がネットで増幅されるのを知って、わざとネットに観測記事を流して議題設定能力の補強を図る新聞社政治部の記者たちであったりする。そこにはネットにデフォルトで時間を使うネットワーカーの姿が一人たりとも見えないのが日本政治におけるネットの特徴だ。

 明日あさって、例えば津田大介氏が自分の野望に忠実な決断を下し、ネットの人たちの意見を代弁して国政に出ますと言ったら、どれだけの支持を集めうるか。あるいは、池田信夫氏が、アゴラでの活動で信者に煽られ国政に打って出る行為を画策したとして、どれだけの資金をネットで集めうるか。これまた、相当悲観的な状況でもある。つまり、「ネット」と一口に言っても、さまざまな意見の緩やかな連合体であり、具体的な政治については強制力も参画する能力も持たないがゆえに政治的に無力であり、そこから国政に出うる人材が(少なくとも現段階では)輩出されないのは票や資金が生める素地があまりにも少ないからだ。

 現実には、ネットはそろそろ自由な言論を保障するプラットフォームという幻想から覚めつつあり、むしろ規制の強化の矛先として、現実社会に組み入れられようとしているのが現状だ。別にエロゲ規制でもP2P帯域規制でも著作権法改正でも何でもいいが、本来ならネットユーザーの活動や生活のクオリティが、根本的なレベルで問われるはずの規制においてすら、ネットから声を上げて政党なり特定官庁なりに具体的な意見具申があったというような話は聴かない。携帯電話の料金は? NTTの光回線は? NTT再再編は? といったインフラ直結のものから、コンテンツ立国みたいなお題目による「上モノ」の出口政策にいたるまで、本来はネットユーザーの生活が大きく依存する先の事柄について、話が決まってからネットに流され、もう動きようがなくなってから議論が始まる、というのが現実なのだろう。

 恐らく、ニコニコ的な民主主義、あるいは2ちゃんねる的と言い換えても良い、本来なら利害得失が一致しているように見えるはずのネット住民は、適切に政治的な発言すべき議題を投じられないために、日々流される報道や情報にひとつひとつ脊髄反射し、二週間も経つと新しい事件に話題を攫われ、何の議論の成果も出さぬまま、日々を情報の収集と咀嚼に追い立てられ続けているように見える、という現実がある。結果として、コピペサイトで面白い発言が次々と取り上げられ、愉快なコンテンツがネット上に量産されるけど、社会的には負け続けている形となる。

 これで消費者庁とか出来ちゃうのがちゃんちゃらおかしいのだが、受け取る側の個別の消費者としての国民、この場合はネットワーカーも相当政治的発言の機会を逸している。ネットと社会に関する研究がこれだけ進んできたにもかかわらず、何の改善もされず、このまま逝くと普通の現実社会のルールの延長線上でネットのルールも決められ、大して面白くない現実社会と同じ風景のネット社会へと揺り戻されることとなる。人間関係がはっきりした息苦しかったころのmixiみたいなネット社会になってしまうのだろうか。

 梅田望夫氏が言いたかった、ハイエンドな議論の飛び交うネットというのは、そういうことだったわけだろ。本来なら、残念と切り捨てたい相手こそが、対話し気づいてもらうべき相手だったわけだよ… 残念だが、それが現実なんだ。


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Comments

現状のインターネットでは、人が集まれる何らかのWebサイトがないと意見を集約しにくい。で、日本に政治的なものを扱ったそういうサイトはほとんどない。つまりそれが、

>票や資金が生める素地があまりにも少ないからだ。

ということなんだろうね。たぶん。

そりゃ維新政党をみれば票田としてあてにならない事は何年も前から分かっていた事では…。
唯一の希望はビール党だけだよな。マジで。

自分たちのことを「インターネット先進ユーザー」などと
称して自己満足に浸ってただけの某団体も
結局は看板倒れで大した成果も残せてないわけだし、
政治に限らず一定の規模を越えた「運動」とネットは
親和性が低いのかな。

日本の政治って利権集団による権力闘争なわけじゃん。簡単に言っちゃえば利権集団が票田になるわけだけど、日本のネットにはもともと利権がない。どの政党が勝とうが予算が配分されるわけでもないので政治で戦う意味があまりない。あるとしたらそれはブロガーとかじゃなくてyahooとか楽天とか、いわゆるIT企業で働いてる人達なんじゃないかな。日本のネットユーザーはテレビの視聴者みたいなもんだと思うよ。テレビでエッチな映像が規制されたって民衆のデモがおこらないように、ネットが規制されても行動はおこさないような気がする。逆にネットに有利な政治が行われても恩恵を受けるのはIT企業で一般ユーザーはそれほど恩恵を受けない。もちろんネットのサービスがよくなったほうがいいと思うけどネットはしょせん娯楽なのでユーザーが政治的に関与する動機は薄い。ネットだけで食える企業や労働者が増えてIT協会みたいな団体を作らないと政治性は帯びてこないと思うよ。

だってさー、どんだけ議論して相手を説得しても論破しても、現実世界における当人に与えられる影響なんて鼻くそみたいなもんだもん。特に日本では。
たとえば、自分が最優先に求める政策を自民党が公約として掲げていて、民主党が逆の政策を掲げている事を何度説明しても、民主党支持をやめようとしない奴とかゴロゴロいるんだよ。
「どうして?」と直接尋ねても「それは…ゴニョゴニョ」と自分でも説明出来ない。「このまま民主が勝ったら貴方の望む政策は実行されないけど?」「いやそれは困る」「じゃあ自民党を支持するんだね?」「え、でもやっぱり民主党の方が…」
ずーっとこれを繰り返してる奴をリアルで知ってる。「じゃあなんで民主党支持すんの?」「いや、あの政策を実施してくれそうだし…」
お前、民主はその政策の逆方向の公約掲げてるのいつになったら理解すんの?馬鹿なの?死ぬの?状態。

だってさー、どんだけ議論して相手を説得しても論破しても、現実世界における当人に与えられる影響なんて鼻くそみたいなもんだもん。特に日本では。
たとえば、自分が最優先に求める政策を自民党が公約として掲げていて、民主党が逆の政策を掲げている事を何度説明しても、民主党支持をやめようとしない奴とかゴロゴロいるんだよ。
「どうして?」と直接尋ねても「それは…ゴニョゴニョ」と自分でも説明出来ない。「このまま民主が勝ったら貴方の望む政策は実行されないけど?」「いやそれは困る」「じゃあ自民党を支持するんだね?」「え、でもやっぱり民主党の方が…」
ずーっとこれを繰り返してる奴をリアルで知ってる。「じゃあなんで民主党支持すんの?」「いや、あの政策を実施してくれそうだし…」
お前、民主はその政策の逆方向の公約掲げてるのいつになったら理解すんの?馬鹿なの?死ぬの?状態。

「ネット世論」とか言っても2chやニコニコの「世論」なんて政党やら宗教団体やらの下部組織が頑張ってるとこからほとんど広がりがなくて、いつも同じ数万人から十数万のメンツで世論調査やってます的な状態なだけじゃないですかね。
必死こいて2chでネット街宣しまくって暴れに暴れた新風がのべ17万票というあたりがだいたいこのローカルワールドの面積を示しているかと。
最近でいえばそれこそかの某本格派キチガイ政党がまた同じことをやろうとしていますが、まあ同じでしょう。
ネットの自由を守りましょうとか表現の自由を守りましょうというような話は政治家個人レベルでは例えば民主やら社民やらの議員がやってはいますが、そういう活動は実るどころかそういう議員は基本的に左派的傾向なのでむしろ叩かれ対象で、ミズポとか奇特やなーという話でしかないという。

オレは、単純に、もっと心理学とか、怪しくてもいいから精神分析とか、ネットの連中も含めて、学習した方がいいと思う。自分の肉体と頭脳を、運転できていないだけ。アメリカ人は、大学で、女生徒に逝くことさえ学習する機会を与えたりしているものな。ネットが顕著であって、頭がいい人の多くは、心理学の「防衛機制」の延長で、サバイバルしている。そもそも、心で防衛しかできないのだから、何にも進まないということだ。戦っているように見せているだけで、守っているだけ。いったい全体、どうなっているんだ。将棋を指さないで評論なのかエッセイなのかルポなのか、オレはユニークでいいと思うけど、ちょっと味方を変えると、負けない戦い方だよな。兵法もいろいろあるけど、これって、サッカーだったら、みんなゴールポストのまわりでガードしているって状態だよな。単純な、心理上の防衛機制が働いているのなら、絶対に勝ちはないということなんじゃないか。それと、ネット全体としても、心理上の防衛機制の砦になっているから、世界中には日本語がペラペラな外国人がいるのに、日本のネットコミュニティにはいてこない。こんなネットなら、六本木で日本女性を軟派した方が人生を豊かにするってことで。あと、ネットで一見、合理的な見解を披露している人が多いけど、ほとんど、心理上の合理化にしかすぎない。だって、自分の現実との行動となんの関連もない。その上、取引がないのも不気味だ。映画「大いなる陰謀(LIONS FOR LAMBS)」では、大学教授が成績を使って、学生と取引している。取引といっても、戦いの場面になっている。日本のエリートもそうだけど、そもそも自分で戦えないで、誰かに代わりに戦わせるという手法は、卑劣だよね。ネットのアルファだって、コメントイナゴらとはバカバカしくて戦えないというのはわかるけど、いざとなったら、自分で戦うの? ま、だから無関心になるんだよ。でも、性欲とか食欲とか名誉欲とか、ギラギラしていて、それを満たすことにネットを使うだけ。気持ちが悪いね。自分をさらけだしているわけでないから、変化しようもないもの。結局、仮面社会でしかないから、現実の政治家たちは興味がわかないのだろ。仮面をつけるだって、心理上の「防衛機制」にしかすぎない。このコメントを読んでむかついて、書いているお前は何なんだというのも「防衛機制」だし、なにからなにもまで、「防衛機制」。どうかしている。これがとれなければ、強い自我をもった大人には絶対になれないよ。たぶん、ネットコミュニティが、村上春樹空間なんだろうな。小説空間ということ。物語にしかすぎないこと。だったら、そういう空間として認識して楽しむならともかく。仮想現実ではなく、仮説コミュニティの偽装実験場ということだ。自滅していくのを見ているしかないってことで、ネットも現実も。せめて、法の抜け穴で防衛するのはやめてもらいたいというか、そのうち、穴は塞がれるのだろうね。それで、テレビよりつまらなくなって、ただ、広告を見るだけで、なんのツールでもなくなる。一部の人たちは、先鋭化はするだろうけど、また、何もしないで、同人誌で満足ってことで。ああ、非情に幼稚なので、とほほだ。自分自身を戦いの道具になるように仕立てもらいたいものだ。

そういえば、政治家とパイプラインをもっているのは、あの偽装耐震とかで有名になった女だけかな。あと、いないなぁ。あと、ネットには登場していないけど、結構立派な会社の幹部以上は、ネットの様子はチェックしているらしいことは知っているけど。

ま、知らん。興味なし。自分の防衛機制もよくわかっていない人を相手にしても時間の無駄。

自民か民主かって、選択肢なさすぎ
政党も多様化しる!はなしはそれからだ

とはいえ、その楽天すらクスリ屋の業界団体にすら政治力でボロ負けするというのが現実な訳で。要するに、この国の政治にネットというモノは存在してないと言う事ちゃうか。

諦観ともどかしさ
アメリカや韓国との対比にもあるように、日本にはパワーがない。
去勢されてる感じだ。これはネットに限らない。
この国全体を覆っている。
何かをきっかけにして一念発起すれば、まだこの国はやり直せる。
そういう何かが到来するまで待つしかない。泥縄。
数年後に間違いなくあの時こうしていれば、と思うときがくる。
分かってるんだけどね。

×日本の政治は
○世界の政治は
いやあ、アメリカの政治を見てたって、とてもじゃないけど、国益のもと大局的な動きを常にしているとは常に言えないですよ。

常に国益で動いているならなんでハリウッドの利益にしかならないような厳格な著作権法が制定されるのでしょう?

それ以外はきわめて同意しますが。

仕組みがどうというよりも国民気質の問題が大きいように思われてならない。例えば会社員は組織の道具であるだけでなく、本来であれば組織の頭脳としての役割も担うべできあるわけだけど、大抵は、考えるのは「お上」の仕事、動くのが「下々」の仕事、という感覚で生きてるわけで。そういう感覚が満遍なく社会のあらゆる隅々にまで広がって、政治に対する関与、なんて、そもそも発想の外にあるってのがスタンダードになってるんでないの。よく言われる話だけど、大統領選の頃のアメリカってびっくりするぐらい政治談義を街角のあちこちでやってて、あれを見た時に驚きを感じた時点で、あ、俺たち日本人はここんところで根本的に何かが違っている、と思ったね。

ネットは色々な制約を外すことで新しい空間を作れる可能性を与えたかもしれないけれど、その可能性を使おうとする側にその発想がないんだから、そりゃ変わりませんて。

日本人の国民性を乗り越える為に、その国民性を手段として利用するというある意味石橋莞爾的な手法も失敗が予測されるわけですから、練習問題として、生きることに意味を見出すしかないのかな。

「水に流す」で表現されるように、日本人は過去と未来に関して淡白なような気がします。反面、現在に関してはアンタッチャブルであります。
しかし、逆に言えば、それは長期的ビジョンにおいては理想主義的な思いが許されやすく、またそれに満足できるとも言えます。
よって他国との短期的利害の衝突を回避し、諸国家共通の長期的利益に貢献する回路をつくることが国民性を活かしながら国家を営む上で重要になると思います。
ただし、それらを実現する上で一番の障害になりますのは、非武装中立のような到達不能で過剰な理想主義と思われます。
過剰な理想主義を説いた時点で国際社会はアホで無責任扱いしますから。

日本人の国民性を乗り越える為に、その国民性を手段として利用するというある意味石橋莞爾的な手法も失敗が予測されるわけですから、練習問題として、生きることに意味を見出すしかないのかな。

「水に流す」で表現されるように、日本人は過去と未来に関して淡白なような気がします。反面、現在に関してはアンタッチャブルであります。
しかし、逆に言えば、それは長期的ビジョンにおいては理想主義的な思いが許されやすく、またそれに満足できるとも言えます。
よって他国との短期的利害の衝突を回避し、諸国家共通の長期的利益に貢献する回路をつくることが国民性を活かしながら国家を営む上で重要になると思います。
ただし、それらを実現する上で一番の障害になりますのは、非武装中立のような到達不能で過剰な理想主義と思われます。
過剰な理想主義を説いた時点で国際社会はアホで無責任扱いしますから。

そもそも、どうして各種大手メディアの世論調査と、ネットでの世論調査がそこまで乖離するのでしょうかね。
考えられる理由の一つに『ネット利用者は自民党支持が多い』というのが出てくるでしょうが、これは何の説明にもなってません。
何せ、インターネットに接続する為に必要な条件として『自民党支持である事』を義務付けられているわけでもありませんし、ニコニコ動画のユーザーになる条件が『自民党支持者である事』というわけでもありません。

どんな支持層でもネットに繋げられるし、ニコニコ動画は見れるのに、なぜにこうも大手メディアの調査内容と結果が違ってくるのか。
どちらかが異常にバイアスがかかっている、という考えになった時、【大手メディアは常に公正だ】と言い切れるだけの理由がないのもまた事実です。

とある世論調査サイトでは、会員のみならず一般的な参加も許可し『周囲に呼びかけて集団でアンケートに参加してもいい。ただし、同じPCからの複数投稿だけは違反とする』 というアンケートの結果、自民党支持が圧倒的になりました。
集団でアンケートに参加できるのは民主党支持者も同じで、非常に公平であったと思うのですが・・・不思議なことですね。

ネットの一部はデモ運動に流れていってますよ
どこまでリアル社会を巻き込んで右翼運動を拡大できるかですよね

台湾統治で偏向報道…8300人、NHKに集団訴訟
http://www.zakzak.co.jp/gei/200906/g2009062402_all.html

【渋谷6.20 NHK抗議デモ】デモ行進開始
http://www.youtube.com/watch?v=ZQpCJ95qyv0

6.21毎日新聞解散!国民大運動 デモ行進1
http://www.youtube.com/watch?v=veyBnnr0ckQ

H21.6.13 京都外国人参政権反対デモ1
http://www.youtube.com/watch?v=81YH_--NRr8

長文二重投稿の嵐でござるの巻

創価学会を追求する人

リチャード・コシミズ 【テーマ:「創価学会」大阪講演会09.06.20】
http://jp.sevenload.com/videos/aFMwfHy-09-06-20


公明党都議の不正を追及する街宣をしたら訴えられた人
http://makiyasutomo.jugem.jp/
http://www.youtube.com/watch?v=fXewdfeuulw
http://www.youtube.com/watch?v=RLHIhBHzeFU
http://www.youtube.com/watch?v=6-ngNngbtU8

ガンダムユニコーンでたとえるとまさに今やってる話だな

「週刊誌の作り方知ってるかい?
強きをけなし弱きをわらう
勝者のアラさがしで庶民の嫉妬心をやわらげ、
敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える。
これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」
「卑しい国民だ」
「だから独裁者も革命家も出現しないんだよ。
いい国じゃないかまったく」

インターネットは、週刊誌の代わりにはなったが
それ以上にはまだなってないのかもしれないっすねえ・・。

ネットはド底辺のサブカルだってこっち側もあっち側も認識したから。
まあ、リアルでもゲンダイ読んで義憤にかられるような人たちの社会的影響力って低いよね。

でも、ネットはそれ以下だから。

ユーザーがバカとかそういう意味ではなく、ネットが匿名である以上、発言者が中学生なのか無職ニートなのかロリコン犯罪者予備軍なのか、わからないわけで、その前提がもたらすバイアスのせいで、コメントを受け取る側が「ああ、ネットの話ね」という姿勢になっちゃうから。自然と。

まあ、ネットはあらゆる階層がグダグダでクダを巻いて、それぞれのガス抜きをする場でいいんじゃねーのかな。
駅前の立ち呑み屋に学生も日雇いのオッサンも上場企業の社員も説教じみたジジィも老若男女が集まってお上の悪口を言う、的な意味で、極めて日本的じゃないっすか、日本のネットってw

ネットというところは人間の裏の顔が出る場所。みんな、より残酷でより非人道的なものを求めている。
だからネットでは政治も、より人を差別し、より利権をむさぼり、より戦争や死刑で人を殺してくれるような政治をしてくれる政党が好まれる。一般社会では理性があるからそうはいかない。そういうことじですよね。

ネット世論の場合は、自分も含めて自民党の積極的支持というより、民主党があまりにも糞過ぎる・・・という消極的な支持が大多数のような気がします。
それに加えてマスコミのあまりにも常軌を逸した自民や麻生たたきに反発する部分も大きいと思う。
そういう意味では<ネット右翼>というより、<ネット保守>という方が正確でしょう。
今の民主は論外だけど左派を全部切り捨てて、自民の若手と連合して前原あたりを担いで都市圏のための政党として出直すなら投票してもいいかもしれませんね。

ネット右翼=オタクということが完全に証明されたってことですね。

訂正
×石橋莞爾
○石原莞爾

>とある世論調査サイトでは、会員のみならず一般的な参加も許可し『周囲に呼びかけて集団でアンケートに参加してもいい。ただし、同じPCからの複数投稿だけは違反とする』 というアンケートの結果、自民党支持が圧倒的になりました。

無作為にアンケートをしていない時点で科学的信憑性が無いわけで、その時点でアンケートに答える価値なしと考え答えねんじゃないの。
逆に答えたい人はネットの横の連携を利用して同志を集めるので、そこで偏りが大きくでるのじゃないの。
ただ、大手メディアの場合も固定電話所持者対象の場合は逆の偏りがやや存在すると思いますがね。

訂正
×石橋莞爾
○石原莞爾

>とある世論調査サイトでは、会員のみならず一般的な参加も許可し『周囲に呼びかけて集団でアンケートに参加してもいい。ただし、同じPCからの複数投稿だけは違反とする』 というアンケートの結果、自民党支持が圧倒的になりました。

無作為にアンケートをしていない時点で科学的信憑性が無いわけで、その時点でアンケートに答える価値なしと考え答えねんじゃないの。
逆に答えたい人はネットの横の連携を利用して同志を集めるので、そこで偏りが大きくでるのじゃないの。
ただ、大手メディアの場合も固定電話所持者対象の場合は逆の偏りがやや存在すると思いますがね。

なんか、政治的な書き込みが多いな。
隊長の言いたかったことはネットの特異性、世間一般の価値観からかけ離れているってことで、自民vs民主みたいな話じゃないよ。

>人間関係がはっきりした息苦しかったころのmixiみたいなネット社会になってしまうのだろうか。
昔のnifty-serveのフォーラムみたいになるんでしょう。それはそれで悪くないと思う。

>アメリカってびっくりするぐらい政治談義を街角のあちこちでやってて

これ。
小学生の時、親の仕事の都合で向こうの現地の小学校に通った事があるんだが、
丁度大統領選挙の時期で、小学生の社会の授業の一環として、
クラスを候補者の数に分けて、各々の候補者を研究させてからディベートさせんの。
その話を俺から聞いて、親がびっくりしてたわ。

そりゃ、日本とは政治への関わり方は違って当然だわな。

>アメリカってびっくりするぐらい政治談義を街角のあちこちでやってて

これ。
小学生の時、親の仕事の都合で向こうの現地の小学校に通った事があるんだが、
丁度大統領選挙の時期で、小学生の社会の授業の一環として、
クラスを候補者の数に分けて、各々の候補者を研究させてからディベートさせんの。
その話を俺から聞いて、親がびっくりしてたわ。

そりゃ、日本とは政治への関わり方は違って当然だわな。

> 昔のnifty-serveのフォーラムみたいになるんでしょう。それはそれで悪くないと思う。

なるかなぁ?何をもって「フォーラムみたい」と言うかにもよる話ではあれ。例えばフォーラムのような小さなコミュニティは幾つもできるかもしれないけれど、NIFTY-SERVEでは、フォーラム間の空間的位置関係の感覚ってものがあったと思う。頭の中にぼんやりと、NIFTY-SERVEという全体の地図があった、という人は多いんじゃないかな。そして、それは社会的議論を形成するための下地として大切な感覚だと思うのよね(NIFTY-SERVEではNIFTY社会としての議論が盛り上がったものだった、なんて言わんけどさ)。翻って今のネットに、そういうコミュニティの群れの地理的感覚、が伴うかっていうと、甚だ怪しい気がする。NIFTY-SERVEも、会員数が200万300万と増えるに連れ、そういう感覚の共有が崩れていったのが思い出されるな。

日本に限らず、ネットが大衆的になるにつれて、民族右翼的な動きが多くなる傾向は見られるが、日本の場合は、それがさらにリバータリアンと結びついているのが特徴じゃないかな。
本来、民族主義とグローバル資本主義の思想的背景となったリバータリアンは相性が悪い筈なんだが。もっとも日本の多くのネットワーカーのリバータリアン「風」は、サッチャーの思想的背景になったハイエクや、レーガンの背景になったフリードマンの本を読んだことがあるのかどうかすら疑問が多い主張があるのはどうなのかと。

それと世論調査の偏りは、今回の場合でも夜の11時にニコ動を見てる層で、かつ政治的投票をしようかという人達だから、偏りあるわな。しかもネットでよく判らん会社相手に自分の政治的な背景を出すのを嫌がる人間も少なくないだろう。
一方NHKの「固定電話無作為抽出」も、何時くらいに電話してるのかしらないけど、固定電話オンリーという手段自体では偏りが生じる。
ただ、実際の政治の世界になったときに、後者は時間的地域的な理由から有権者として投票に行く可能性が高く、一方ネットで特にネット上の政治的なアジに乗る層は、そもそも投票に行ってくれるのか疑問が多いという事だろうな。

後、ネットの発言を、言論の自由と絡めて守ろうとしているのはむしろ議員個人としては民主党や社民党の方が多いというのもなんかねじれだね。

http://source-stat.blog.so-net.ne.jp/2009-06-26-1
こんなの見てると、逆に自民党大丈夫かと思ったり。

日本に限らず、ネットが大衆的になるにつれて、民族右翼的な動きが多くなる傾向は見られるが、日本の場合は、それがさらにリバータリアンと結びついているのが特徴じゃないかな。
本来、民族主義とグローバル資本主義の思想的背景となったリバータリアンは相性が悪い筈なんだが。もっとも日本の多くのネットワーカーのリバータリアン「風」は、サッチャーの思想的背景になったハイエクや、レーガンの背景になったフリードマンの本を読んだことがあるのかどうかすら疑問が多い主張があるのはどうなのかと。

それと世論調査の偏りは、今回の場合でも夜の11時にニコ動を見てる層で、かつ政治的投票をしようかという人達だから、偏りあるわな。しかもネットでよく判らん会社相手に自分の政治的な背景を出すのを嫌がる人間も少なくないだろう。
一方NHKの「固定電話無作為抽出」も、何時くらいに電話してるのかしらないけど、固定電話オンリーという手段自体では偏りが生じる。
ただ、実際の政治の世界になったときに、後者は時間的地域的な理由から有権者として投票に行く可能性が高く、一方ネットで特にネット上の政治的なアジに乗る層は、そもそも投票に行ってくれるのか疑問が多いという事だろうな。

後、ネットの発言を、言論の自由と絡めて守ろうとしているのはむしろ議員個人としては民主党や社民党の方が多いというのもなんかねじれだね。

http://source-stat.blog.so-net.ne.jp/2009-06-26-1
こんなの見てると、逆に自民党大丈夫かと思ったり。

正直、カタい長文コメントは生理的に受け付けないで候

こういうのが脊髄反射なんだろうね。
二重投稿多すぎですよ。

ニコニコと2chはこれでも自民離れが進んできてるんじゃないかな。ま、これもまた流れてくる情報にそれこそ流されているだけだろうけど。

こういうのが脊髄反射なんだろうね。
二重投稿多すぎですよ。

ニコニコと2chはこれでも自民離れが進んできてるんじゃないかな。ま、これもまた流れてくる情報にそれこそ流されているだけだろうけど。

>ネットというところは人間の裏の顔が出る場所。みんな、より残酷でより非人道的なものを求めている。
だからネットでは政治も、より人を差別し、より利権をむさぼり、より戦争や死刑で人を殺してくれるような政治をしてくれる政党が好まれる。一般社会では理性があるからそうはいかない。そういうことじですよね。

Posted by: 自民大好き名無しさん | 2009.06.27 at 22:29

民主党を持ち上げようとする奴の性質が実によく現れている書き込みですね。

>ニコニコ動画では一貫して自民党支持であり続けるのもまた特徴的なわけで

株式会社ニワンゴの親会社である株式会社ドワンゴは
麻生首相の甥が取締役であるし、「ニコニコ動画」の
開発・運用・保守業務を行う株式会社エクストーンは
麻生首相の長男が取締役であるわけで…。

ネットがどれほどのもんでしょうかw

混沌いいよ混沌(^¬^)ジュル...

伸びますな。右VS左ネタは誰もが黙っていられなくなる万能起爆ネタなのか・・・

二重投稿しょっちゅうしてる人、自覚してるんなら辞めて、文章よまないよ。

現実社会とネット社会をいちいち別のルールで考えたがる「ネットの中だけで無敵なオタク」の居場所がなくなりつつある。いいことだね。

んにゃ引きこもって政治を動かそうなんてのが
ちゃんちゃらおかしいんよ

看板を持って街に出ようってことですな。
少なくとも投票と献金は実行しないとねぇ。

情弱情弱いってる奴の実情はただ単に扇動元が
テレビ、新聞からネットに変わっただけでの
相変らず情報弱者であり続ける愚か者だからにょ

ネット投票ができない限り
ネット世論は重視されないということかな

ニコニコ&2ch=ネット世論の代弁者じゃないと何度いえば・・・

単純に世代の問題でしょ

今インターネットがどうのこうのなんていってる人は
年配の人間が多い
ある程度から若い連中にとってはあるのが当たり前
年配がテレビと新聞だけしかみないのと一緒

価値観が変われば世の中も変わる
そのころには政治家も変わらざるを得ない
今はちょうど過渡期なんだと思う

しかしネット規制なんてのは無駄以外の何者でもないがね
将来的に首を絞めるのはその国自体 政治かも同様

新聞とネットの世論調査で乖離が出るのは当たり前の話でここのコメント欄みたいに陰謀論が出る方がおかしい。

基本的に特定のサイト利用者層、新聞の購読者層で政治的傾向は大きく異なる。
インターネットの調査においては受け身の調査である時点でまともな調査とは言い難い。(ニコニコや2chの調査に左翼が積極的に協力するか?)
マスコミの電話調査でも固定電話を対象にしている時点で無作為に電話したとしても偏りが出る(単身の若年者は固定電話を引かない、引いてても調査時間に在宅してない可能性が高い)。
そのうえ、調査する新聞に好意的な人の方が協力する可能性が高い。

これだけ対象が違うなら10%や20%違ってもなんの不思議もない。

新聞とネットの世論調査で乖離が出るのは当たり前の話でここのコメント欄みたいに陰謀論が出る方がおかしい。

基本的に特定のサイト利用者層、新聞の購読者層で政治的傾向は大きく異なる。
インターネットの調査においては受け身の調査である時点でまともな調査とは言い難い。(ニコニコや2chの調査に左翼が積極的に協力するか?)
マスコミの電話調査でも固定電話を対象にしている時点で無作為に電話したとしても偏りが出る(単身の若年者は固定電話を引かない、引いてても調査時間に在宅してない可能性が高い)。
そのうえ、調査する新聞に好意的な人の方が協力する可能性が高い。

これだけ対象が違うなら10%や20%違ってもなんの不思議もない。

世代間でも、若者がみな2chやニコニコの、それも政治コンテンツを見てるかというとな・・・

なんかこう、絶えず流れ込むニュースに対する脊髄反射の連続といった感じがあって、
そこにもある程度の思想の一貫性はあっても、(特定の人の中での/集合体の傾向としての)
その思想そのものを議論する場が無いから思想を煮詰められなくて、
ニュースへの感想から単なる煽り合いになって結局不毛になる。
ネットでは情報を仕入れ過ぎてもいけない。ネットでは持っている情報から議論に昇華させる場で無くては。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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