青の祓魔師 第15話 「やさしい事」 を観て

 人前で炎を出すなと幾たびも釘を刺されてきた燐。
 カッとなって炎を出してしまう自分に落ち込んだりしてたけど。
 もしサタンの息子だってばれたらどうなるのか、勝呂達仲間と自分とのことも考えるようになって。
 燐はどんな思いで剣を抜いたのでしょうか。

 巨大チューチにつかまった燐。自分が倒すから、皆は先に行くようにって、燐としては自分で何とかできるって自信も実力もあるわけだけど、勝呂には仲間を置いて逃げるなんてできるわけがない。燐の仲間を頼ろうとしないところがとってもとっても気にくわない。「アホが、助けるに決まっとるやろ」そう、仲間なら当然のこと。

 燐は勝呂にお礼。勝呂の優しさが伝わって。勝呂は燐のことを認めている、けど、燐の悪い癖、味方がいることを忘れるな、と。子猫丸や志摩、しえみも、皆がいることを忘れないでって、そんな皆のやさしさが燐の中に流れ込んできて。
 もしサタンの息子だって知ったら。皆といるこの状態が失われること、皆が自分をどんな目で見るようになるかという事、そんな不安がよぎっているのでしょうか。

 アマイモンの襲撃に備え、CCCの聖水で防御。燐の聖水アレルギーに、勝呂の不思議メーターがちょこっと上がった。
 シュラは燐に、アマイモンが来たら降魔剣を持って離れるように指示。いざとなったら炎を使えという事。燐は自分のために炎を使うのは嫌だと思ってるはず。
 しえみがアマイモンにさらわれた。当然、それを追う燐。シュラも燐に任せて。独走する燐に「あいつまた」と苛立つ勝呂。
 しえみの唇を噛みちぎろうとするアマイモンに「ふざけるなー」と、でも、炎なしじゃ、ものすごい勢いで吹っ飛ばされる。「何故剣を抜かないのかなー?」。シュラの許可は得ている。けど、燐は、やっぱり、皆に知られたくないという思いが。
 燐のやられる様を目の当たりにした勝呂は、「あの、クソがぁ」。もう、腹が立って我慢できない。勝呂に続いて志摩も子猫丸も絶対障壁の外へ。出雲は「信じられない、バカばっかり」と、でも、心は揺れているよう。

 目玉を頂くって悪魔のようなことを言い出すアマイモン。燐はもしかしたらここで炎を出したかもしれなかったけど、花火が飛んできて、蚊帳の外に立腹の勝呂達が到着。しかし、燐は彼等に「逃げろ」と。
 アマイモンの尖がりがブロッコリーになって、思わず吹いた志摩がやられ、子猫丸も、そして、首を絞められる勝呂。しかし、
 「お前なんかに用はないわ。俺が腹立ててるのは、テメエや、奥村」
 「手前勝手かと思えば人助けしたり、特に能力もないと思えば好プレーしたり。謎だらけや。何なんや、テメーは」
 燐はどんな思いでこれを聞いたのか。アマイモンに、「やめろー」。

 「皆、皆、何だかんだで、やさしい奴ばかりだった」
 「だから俺は、俺も、やさしい事の為にちからを使いたい」

 燐は剣を抜き、青い炎が体を包む。これにより皆は解放される。皆を助けるために、皆に正体がばれるのに、使いたいからと使ったちから。
 勝呂には魔剣倶利伽羅、おそらくその意味が分かったよう。

 激しい闘い。メフィストのささやき、人か悪魔かどちらに進もうか。アマイモンを圧倒する燐。虚ろにその様子を見るしえみ。
 燐はアマイモンがいなくなっても治まらず、完全に炎に飲まれている。このままだと、メフィストに襲い掛かりそうなところで、次回。

 小さい頃から、学校じゃいつも一人でいた燐。仲間って呼べるものが出来たのは、勝呂達が初めて。獅郎や雪男は仲間とはちょっと違う。だから燐は仲間ってものがどんなものか最初わからない。小さい頃からの習性で、何でも一人でやろうとしてしまい、それが普通の事と思ってた。
 でも、勝呂達3人は、仲間思いが普通の子。しえみも思いやりのある子。勝呂の怒りは、燐を仲間だと思ってるが故。そして、燐にも彼等のことを仲間として見て欲しいと。
 皆の気持ち、皆のやさしさが、しだいに伝わって、燐の中に、獅郎に言われた時にはわからなかった、やさしい事がどういうものかわかってきて。

 正体の知れてしまった燐だけど、果たして皆はそれををどう受け止めるのか。すんなりとはいかないだろうけど、それでもやっぱり、仲間として受け入れられればいいんだけど。と、その前に、パラディンやらが殺しに来るってシュラが言ってましたね。さてさて。

 戦闘シーン。迫力があったし、綺麗でした。音楽もよかった。メフィストの独り言がうまく、臨場感をあげていた。時計を切ったところは笑えました。

 節目となる今回、始まりから、力が入っているのが感じられました。次回も楽しみにしてます。
   やさしい事

   ---------------------------
おまけ:    Another   青師   第15話

   森
雪男  おろおろ
シュラ「ん?どうした?雪男。って、あれ?メガネどうしたのかニャ?」
雪男 「それが、落としてしまって・・・」
シュラ「あーーー、それならアタシ拾った、拾った。ニャハハハハ」
雪男 「本当ですか」
シュラ「ああ、ちょっと待ってろよ。んーー、彼処に下り彼の許に至る」
     お腹から ズズズズズ~
雪男 「!・・・」
シュラ「ほら。もう、落したりするんじゃないぞ~、こいつぅ」
雪男 「あ、ありがとうございます・・・・・・・クンクン」
シュラ「嗅ぐなっ!」

    どんな仕組みなんだろうね♪

               おわり
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