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地震災害復興にあたって~自分ができることをできる限りしよう、正確な情報を集めよう、非難を止めよう

3月11日、日本にとって、すべてのことが変わってしまうくらいの大災害が起きています。

私も、明日から、緊急支援NGOのJENさんといっしょに、現地に入り、情報収集・整理の活動に参加予定です。これは、自分ができることはとにかく、すべて行う、と考えたからです。野宿の準備をして向かってください、とのことです。

昨晩は、親戚やうちの社員を泊めること、そして、なるべくTwitterやFacebookなどで情報を共有することしかできませんでしたが、とにかく、少しずつでもいいから、できることを、できる限り、やっていきたいと思っています。

この状況において、私たちができることは何か、3つにまとめました。


できること1. とにかく、各自ができることを、できる限りすること

例えば、東日本に発電量不足による停電のリスクが大きくなっています。まずは節電を心がけて、不要な電気を消し、暖房を止め、待機電力を使っている機器のコンセントを抜く、などです。

私はたまたま、仕事の調整が可能だったので現地にいくことができますが、気持ちはそう思っても、実際には動くのが大変な人たちもたくさんいると思います。その場合には、専門家の方々に活動資金をお預けください。現地に必要なものを緊急調査して、手配し、自立支援を行っていきます。

寄付プログラム/寄付方法 JEN - 特定非営利活動法人 ジェン


できること2. 正確な情報を集めること・デマを信じないこと

大事なことは、正確な情報を集めること、そして、デマを信じないこと、です。さまざまな情報が流れる中で、必要な情報、ささいな情報、明らかに不安をあおるようなデマなど、区分をする必要があります。

情報には出所があるのか、根拠があるのか、科学的な証拠があるのか、事例があるのか、それを話している人に信頼性があるのかなど、多角的に判断を行うことをお薦めします。


できること3. 他者の非難をやめよう

このような状況になると、どうしても不安が高まるため、○○が悪いとか、××の対応が今ひとつ、といったような、他人の非難をして、自分の責任ではないと考え、気持ちを落ち着かせようとしてしまいます。

しかし、そんなことをしてもいま、まったく助けになりません。それよりは、どうやったら、一人でも多くの被災者の方の力に「自分が」どうしたらなれるのか、考え抜く必要があると思います。

他人を非難することをやめ、実際の支援に当たっている人をどうやって応援できるか、あるいは自分自身が応援できないか、切り替える必要があると思います。

何かことを起こそうとすると、必ず、非難する人たちはいます。しかし、私たちが声を聞かなければいけないのは、「非難をする人」ではなく、「支援を求めている人」です。

人のために、できることを、できるかぎり、していきましょう。

-追記-

あとから、こちらのまとめをおしえていただきました。
日本がんがれ! - IDEA*PAD

被災の中、みんなが助け合う様子がとてもよくまとまっていて、読むと涙がにじみます。

-追記2-

リスクの大きさを勘案して、結局、私は東京待機、JENの第1陣が茨城に向かうことになりました。

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