« 前の記事 | トップページ | 次の記事 »

勝間和代のTwitter初級者が中級者になるための使いこなし10ステップ

少し前に、Twitter初心者のための使いこなしの10ステップをまとめましたが、これに続いて、初級者から中級者になるためのステップをまとめてみたいと思います。

なお、前回のエントリーでは初級者を、Twitterの操作が一通りわかって、まずは情報の受け手として、そして、一部の情報については発信者として、Twitterを楽しめる段階、と定義しました。

今回の中級者の定義は、「自分が情報発信の担い手となり、発信する情報が幅広い人に活用してもらえる状態になること」と考えています。

Twitter初級者が中級者になるための使いこなし10ステップ

Step 1. Retweet、RTを積極的に使う。
Step 2. ハブになる人やタグをみつけて、軸にする。
Step 3. 気になるURL情報を共有する。
Step 4. 写真や音楽をアップする。
Step 5. 自分のブログと併用する。
Step 6. Refollowを使う。
Step 7. Listを作る。人のListを見る。
Step 8. 検索コラムを作って、常に表示させる。
Step 9. お気に入りのユーザーのGroupを作る。
Step 10. 自分がハブになる。

ここまでできるようになると、Twitterに投資した時間が、けっこう、高いリターンとして回収できるのではないかと思います。

また、リターンという言葉に気持ち悪さを覚える方がいるかもしれませんが、「互助」、すなわち、互いに助け合う、という意味です。一方的に搾取する関係では、決して続かないと思います。

以下、順番に説明します。

Step 1. Retweet、RTを積極的に使う。

RTとは、他の人の発言を引用して、自分のフォローワーの人に流す方法です。RTはTwitterの最も大きな特徴の一つで、おもしろいな、と思う発言は、みんながどんどんRTしますから、自動的にクチコミが広がることになり、どこかで目につくようになります。

そして、人のRTをみるのもおもしろいのですが、自分でもおもしろいと思ったニュースや、自分がフォローしている人の発言は、どんどんRTをすることで、あなた自身に情報ハブとしての価値が生まれます。すなわち、この人は情報の目利きであるということがわかると、フォロワーが増えるのです。

なお、RTはまだ、公式サイトには実装されていないので、手作業で打ちこむ必要があるため、初めからRT機能があるクライアントソフトがあったほうがずっと便利です。


Step 2. ハブになる人やタグをみつけて、軸にする。

フォロー数、フォロワー数が少ないうちは、なかなか自分あての@IDの発言は来ませんし、かといって、ふつうのTLもなんとなくざわざわと流れているだけで、あまりためになりません。そこで登場するのが、ハブとなる人、あるいは軸になるタグです。

例えば、手前味噌ですが、私の@kazuyo_kを検索すれば、いつもなにか、共通の話題がさまざまな人との間で流れています。インプラントだったり、レッツノートの金額の話だったりさまざまですが、ある意味、kazuyo_kのサロンに座るような形になるわけです。

そうすると、自分としても発言がしやすいし、他の人の発言との関係性もよくわかるようになります。すなわち、フォロワー数が多く、発言が多く、かつ、その発言内容に対して多くの人が集まっている人を探してみるのです。

また、特定のIDの人でなくても、ハッシュタグ#で自分好みの話題を特定することも可能です。


Step 3. 気になるURL情報を共有する。

ネットサーフィンをしているときに、この情報おもしろい、というところによく当たると思います。そういうときには積極的に、Twitterでつぶやいてみてください。クライアントにHootSuiteを使っている人なら、Hootletという機能があるので、それをブックマークしておけば、クリック一つで気に入ったURLをつぶやけます。

Hootletのセットのしかたは、こちらの動画を見てください。他のクライアントソフトでも、類似のサービスがあると思います。


Step 4. 写真や音楽をアップする。

Twitterは文字を交換すると言っても、そこにさまざまなURLを載せることで、画像や音楽、動画なども共有できます。ほとんどのクライアントソフトには画像をTwitpicなどにアップロードした上で、そのURLを短く縮めてからつぶやく機能がついていますので、気軽に試してみてください。


Step 5. 自分のブログと併用する。

多くの人は、ブログももっていると思います。その時に、Twitterに発言しようか、ブログに書こうか、迷うことがあると思います。そういうときは、とりあえず、ブログに書いて、そのブログのURLをTwitterに自動投稿させるのがお薦めです。そうすれば、どちらにも投稿されます。

Friendfeedなどを使うと、その機能があります。また、Twitterの発言内容を自分のブログのサイドバーに載せることも簡単にできます。ブログパーツは公式サイトなどに多数、用意されています。


Step 6. Refollowを使う。

Twitterには、もちろん決まりはないのですが、いわゆる「follow返し」をおこなう人が多いです。自分がFollowしてもらったら、相手をFollowしかえすのです。でも、これを手動で行うと、結構大変です。そこでまとめてfollow返しをするのがこちらの

Refollow

というサイトです。自分がfollowしていないけれども相手が自分をfollowしてくれている人の一覧や、自分に話したけたけれども、自分がfollowしていない人、あるいは自分が注目する誰かがフォローしている人、などを一度に見て、まとめてフォローをすることができます。


Step 7. Listを作る。人のListを見る。

公式ウェブに最近追加された機能です。クライアントソフトのGroup機能とほぼ同じですが、自分がお気に入りの人たちをグループに分けて、それぞれ別の画面を作ることができます。

さらに、他の人が使っている楽しいListをみつけたら、その人のリストをまとめて、パクることも可能です。


Step 8. 検索コラムを作って、常に表示させる。

お気に入りのキーワード、例えば好きなタレントとかスポーツとか、テレビ番組などでキーワードを入力して、そのキーワードのコラムを常にクライアントソフトに表示させることができます。

ただ、TweetDeckなど、一部のクライアントソフトは日本語検索ができない場合があるので、注意をしてください。私はそのため、HootSuiteを使っています。


Step 9. お気に入りのユーザーのGroupを作る。

自分がフォローする人数が多くなってくると、タイムラインがごしゃごしゃになってきます。だから、クライアントソフトを使って、TLをいくつかのGroupに分けて表示をさせるようにします。例えば、ニュースのヘッダー系のGroupとか、親しい友人のGroupとか、ITにくわしい人のGroupとか、よいニュースをRTしてくれる人のGroupとかです。そうすると、あとから見直したときにも、重要な人のTweetを見逃さずにすむようになります。


Step 10. 自分がハブになる。

自分が情報のハブになって、サロンを開催してしまうイメージです。タグを作ってもいいですし、みなが興味がありそうな共通の話題で呼びかけてもいいですし、積極的に話題を提供してもいいでしょう。

Twitterの特徴は、リアルタイムでさまざまな人の知恵が返ってくるところですから、自分が意見を交換したいこと、知りたいことを積極的に、問いかけてみるわけです。


もちろん、Twitterにはさまざまな機能や関連サービスがあり、これだけがすべてではありません。ただいずれにしても、自分がどのような情報ストリームを受け取っていて、どのような発信をしていくのか、そして、どうやってこのプラットフォームを使いこなすのか、意識をしていきますと、いろいろとおもしろいことが起きるのではないかと思います。

ぜひ、さまざまな使い方を、楽しんで見てください。

また、Twitterの使い方は、広瀬香美さんとの共著、「つながる力」という書籍にまとめましたので、こちらも合わせてご参照ください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝間和代オフィシャルメールマガジン 登録無料
ページの先頭へ

コメント

投稿者: 攝津正 Linda (Nov 1, 2009, 7:38:00 PM)

面白いです。僕も是非、実践したいです。


投稿者: わかば (Nov 1, 2009, 8:35:58 PM)

出来るところから、一つずつやりま~す。特に、
Step8 TweetDeckとHootSuiteの違いを探していたところなので、大変助かります。


投稿者: 森戸やすみ (Nov 1, 2009, 10:38:51 PM)

スペシャルな技があります。

多弁な人気者をフォローして@をつけて話しかけます。
何か自分が良いことを言ったり提示したりします。
そうしてその人気者がRTしてくれるとフォロワーが一斉にが見てくれます。

私はそれで急にフォロワーが増えましたよ。


投稿者: 倖地 (Nov 2, 2009, 10:04:06 AM)

こういう情報、すごく助かります~。

ありがとうございます。

「その人のリストをまとめて、パクる」は

TTPの勝間さんらしいですね。


投稿者: あけみーた (Nov 23, 2009, 6:51:54 AM)

Twitter初心者です。
参考になりました。ありがとうございました。
「フォローミー」とつぶやけばできるだけフォローしてくださるとのこと、できればよろしくお願いします♪


投稿者: ふくふく (Dec 7, 2009, 12:05:34 AM)

私も最近Twitterのことを知り、勝間さんをFNS歌謡祭のときに知りファンになってしまいました。まだまだ、初心者ですが、いろいろ知りたいので、よろしくお願いしますm(__)mできれば、「フォローミー」お願いできますでしょうか?そちらもよろしくお願いしますm(__)m


投稿者: reborncube2009 (Dec 20, 2009, 1:10:10 PM)

初めまして!ツイッター初心者で勝間さんのこのページを見ていろいろ試してます。オススメのHootsuiteも使い始めました。段々とツイッターのおもしろさがわかってきました。ツイッターはブログとは違いオンタイムでいろいろな人の考えていることや思っていることがわかるので本当に面白いですね。これからも参考にさせていただきますのでよろしくお願いします。


投稿者: Kohya (Jan 7, 2010, 8:56:15 PM)

いやあ、グレイトです。ついったー3日目くらいですが、そのグレイトさに圧倒されています。
そして勝代さんのアドバイスに感動しました。

フォローしています。これからもよろしくです。


投稿者: sakuradon (Jan 28, 2010, 3:54:31 AM)

ツイッターの利用方法を模索中です。
有益な情報をありがとうございます!


投稿者: 髙橋洋一 (Feb 21, 2010, 10:14:34 AM)

勝間さん、貴女はTwitterに寄付しているから文句は言いませんが、まるで日本人特有の群衆心理を利用して著書を売るのが目的ではないでしょうか!

また、作り笑いは某放送局にも人気がありませんが、作る必要は無いと思う。

失礼を申し上げましたが、本音なので、どうぞご了承下さい。

文化人類学者:髙橋洋一 ハーバード大学 客員講師


投稿者: 1192moo (Mar 8, 2010, 9:09:09 AM)

さすが、良くまとめられ、勉強になりました。STEP2の自分のハブはいいですね。整理になるし、自分のログの追跡分析に使える気がします。色々批判のある勝間さんは、私にツイッターを教えてくれた師です。ご活躍祈ります。


投稿者: archm (Mar 11, 2010, 5:13:47 PM)

ツイッターの利用方法参考にさせて頂きます〜
いろいろな使い方があるのですね!

次は、
上級者になるための使いこなし10ステップ、もできましたらお願いします


投稿者: @Dettori_Magic (Mar 13, 2010, 3:51:37 PM)

@Dettori_Magic

参考になりました。既に出来ていたこともありましたので嬉しく思います。


投稿者: 南 大祐 (Apr 1, 2010, 3:39:37 PM)

全く成りすまし投稿がされております。
投稿者:「髙橋洋一」と言うものです。これは何方が髙橋洋一に対して、執拗且つ陰湿的な誹謗中傷でございます。
ついては、勝間様の方に削除依頼をお願い致します。また多大成るご迷惑をお掛けしてる事、髙橋の方からも伝言されてます。どうぞ、ご確認下さい。尚、ハーバード大学講師等とは一切私共もサイト内で表して無いものです。


投稿者: 福田 聡 (May 6, 2010, 3:26:45 PM)

登録後4日目です。初級、中級編の20ステップ全て読み、書かれている事すべて実行してみました。大変参考になりました。ありがとうございます。自分のブログ活動との整合性や拡張性もとれてきて、なんかいい感じです。今度は上級編をお願いします。ちなみにサロンにもお邪魔してます。