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- Date: Mon 11 01 ,2010
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ぺパボ上場時の家入社長のインタビュー
CNET Japanより引用(2008年)
12月19日、ホスティング、EC支援、コミュニティ事業を展開するpaperboy&co.(ペパボ)がジャスダック証券取引所に新規上場した。
ペパボの2007年12月期の売上高は17億9380万円で、経常利益は3億6730万円。「ロリポップ」をはじめとしたホスティング事業を中心に、EC支援サービス「カラーミーショップ」、ブログサービス「ジュゲム」など、主に個人を対象としたインフラサービスを提供する。
サービスのネーミングやデザインなど細部へのこだわりで、コアなネットユーザーの間に根強いファン層を構築してきたペパボが、なぜこの時期に上場を決意したのか。代表取締役社長の家入一真氏に聞いた。
--12月19日に無事上場されました。いまのお気持ちは。
上場自体は東京に来た2004年から意識していました。特に同世代の人が経営しているIT企業、先日上場されたグリーさんもそうですが、そういったところを目指していました。ペパボという会社をこれからも大きくしていきたいと思っていますし、その過程の1つの節目にようやく来れたかなという気がしますね。
ブログのエントリーなどに、「ペパボは上場しないほうが絶対にいい」とかよく書かれるんですが、逆に言うとそこを恐れて何もしないのはペパボらしくないと僕は思っています。
うちみたいな会社が上場したことで、うち以降のおもしろい会社も「ああ、ペパボが上場しているのだからうちも目指そうか」と、勇気を与えられるような存在になれたらいいなと思います。
--経営理念の「もっとおもしろくできる」とはどういう意味ですか。
社内でみんなが口癖のように言っていた言葉がそのまま理念になっています。他社が出したサービスを見て、「これってうちだったらもっとおもしろくできるよね」とよく言うんです。
例えばロリポップもそうです。もともとあったレンタルサーバという地味なサービスをもっとおもしろくしようと思って、ロリポップができました。
これからは1から新しいことをやっていかなければいけないですが、基本的にはすでにビジネスとして成立しているものをさらにおもしろくして、うち流にアレンジして展開していくというのがペパボのやり方だと思っています。
--本来、上場の目的ってどういったことだったんですか。
一番は知名度の向上です。うちの場合、お客さんはほとんど個人なので、サービスをもっと知ってもらうという意味合いが一番大きくて、あとは上場していることで、安心して使ってもらえるというのもありますね。
サービス名がおもしろいものが多いので、もし名前の部分が不安要素になっている人がいたとしたら、「上場しているし大丈夫かな」と思ってくれるかな、と。
--ペパボのサービスは、何らかの遊び心を加えてあるというのが特徴ですね。
そうですね。ネーミングやデザインといった部分で取っつきやすくしています。
価格も確かに要因の1つですが、ロリポップとかムームードメインが同価格帯のほかのサービスがある中で使ってもらっているというのは、やっぱりそういった部分に拠るところが大きいかなと思います。
--ネーミングは家入さんが決めていらっしゃるんですか。
いえ、基本的にはみんなで決めています。新しいサービスを始めるたびにネーミング会議というのを開いていますが、これは一番盛り上がる会議ですね。みんなでワーワー言ってボケ合いみたいな感じになっています。だいたいその日の会議ではまとまらなくて、後日みんながしっくりきたものに落ち着きます。
ネーミング会議のときに派生した名前で、「これは今回採用されなかったけど、おしいからいつか使おう」みたいなネーミングがいくつかストックされています。その名前に合わせたサービスを考えることもあります。
--ちなみにソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の「キヌガサ」という名称は、何に由来しているんですか。
キヌガサは、いろいろな説があるんですが、当時、社内でキノコが熱かったんです。みんなキノコが好きだったんですよ。そのなかにキヌガサ茸というキノコがあって、そこにあやかったというのもあります。
あとは、サービスのコンセプトが「ひとりひとりは何かの鉄人である」というものだったんです。そういう意味で、元広島カープの鉄人衣笠氏ですね。
--いまの事業の柱はホスティングですが、今後はSNSなどコミュニティ分野にも注力していく計画だとお聞きしました。
そうですね。収益の柱としていろいろな売上の立て方、ビジネスモデルを構成していくことは前から狙っていました。レンタルサーバで着実に毎月お客さんから料金をいただくという安定した収益の上に、広告でどれだけ上乗せできるか。そういった可能性を模索するという意味でコミュニティ事業をやっていく必要があると思います。
あとはそこで集まったお客さんの間で、コミュニケーションの次に自己表現という欲求が高まると思います。そういった人たちをうちの会社単体で次のサービスにつなげていくことができますので、意味があると思います。
--なぜこのタイミングで上場を。
この時期を選んだというより、この時期になっちゃったということです。市況云々という話はあるんですが、基本的にはスピード優先で、行けるときに行かないと次がないので。
それに景気が悪くなって個人の人たちがみんな家に引きこもり始めているという話があるぐらいなので、タイミング的には逆にいいんじゃないかという気もしています。景気が良くなると、ウェブで遊ぶより海に行っちゃいますからね(笑)。
--家入さんといえば引きこもりだったというエピソードが有名ですが、いつかは起業したい、上場したいという夢は昔からあったんですか。
いや、ないです。やっぱり東京に出てきてからですね。もともと会社を作った理由が子どもと一緒に遊べるからだったので、そんなに大きな野望があったわけじゃないんです。そう考えると、会社を作った当時と、東京に来た当時と、現在とで、いろいろ心境が変わっているでしょうね。
引きこもっていた当時は駅前でオカリナ吹いて生活できたらなと、本気で考えていました。それはそれで幸せかなという気もしますけどね。
--もうオカリナはやっていないんですか。
オカリナは今はやっていないですけど、久々にやりたい気持ちですね(笑)
--調達した資金は主に何に使いますか。
継続的に増えていくサービスのサーバ設備投資ですね。なので、何かにガツっと投資することは、特に今のところ計画していません。
--創業されてから会社にとって最大の転機は何でしたか。
GMOインターネットグループに入って東京に出てきたのが一番大きかったと思います。それまでは本当に個人企業でした。そこがグループに入って東京に来たところで、会社としてもちゃんとしていきましたし、その頃から上場も目指し始めたました。ただ、東京に出てこようというのは、グループに入る、入らないに関係なく、もともと計画はしていました。
--ペパボは自由で楽しそうなイメージがありますが、上場すると常に売上高や利益の拡大を求められます。
もともと売上と利益はずっと意識してきました。「おもしろいだけではだめで、ちゃんと数字も伴って伸ばしていこうね」というのは、みんなで取り組んできたことだったので、社内的にはそんなに変わることがないと思います。
変なコンテンツを出すことはできなくなるかもしれませんが、うちってビジネスモデル自体は派手ではなくて、着実に積んでいくモデルなので、そんなに変わらないかなと思いますね。
引き続き、上場企業でちゃんとやっているんだけど、おもしろいと言われるような会社になりたいですね。
--今後、M&Aの計画は。
まだそういう計画があるわけじゃありませんが、せっかく上場したことですし、あり得るとは考えています。今後の短期的な目標は、国内の個人向けのレンタルサーバ、ドメインでトップシェアを走っていくことなので、そこに関していいシナジーがつくれる会社とはM&Aや資本提携もあると思います。
--今後はどういう会社にしていきたいと思っていますか。
「個人の自己表現を支援する」が会社のミッションですので、いままで自己表現と捉えられていないようなビジネスも、うち流に「それって自己表現だよね」と定義して新しいところに参戦していけたらと思います。
あとは任天堂さんとはてなさんに先にやられてしまいましたけど、インターネットがつながるデバイスが増えていますので、いろいろなプラットフォームに合わせたサービスは来期以降力を入れていきたいです。
2009年はとにかくpaperboyを買い増し続けましたww
投資というより完全にファンになってました。
同社のサービス、ロリポップ(レンタルサーバー)、ムームードメイン、JUGEM(ブログ)、ブクログ(ブックレビューコミュニティ)、ログピ(ミニブログ)などを日常で使っているのでぺパボはもはや生活の一部となってます。
それゆえに投資しやすかったのかもしれません。4%の配当が楽しみです。
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