
海外サイトの記事で、「なぜほとんど全ての映画が、似たような展開で似たような結末になっているのだろう?」という話題について、議論がなされていた。
「それなのに我々はなぜ、いつも同じような映画ばかり見てしまうのか?」その「理由」について、映画の脚本家がコメントしていたので紹介しよう。
コメントしたスティーブ・ザ・クリープは、映画を作る際のプロセスが自分たちの脚本にもたらす影響が少なからずあると主張し、下記のように述べている。
原因はDE,すなわちエグゼクティブ・ディベロップメントと呼ばれる映画会社の役職の人たちなんだ。
僕は2013年から脚本を書き始めたんだけど、それ以降しょっちゅうDEとの会議に出なくてはならなくなったんだ。そういう会議ではいつも同じ内容のノートが出てくる。
1)主人公はその脚本の中でヒーローになれる唯一の人でなくちゃいけない。その人はドラマチックな運命を背負っているか、特別な技能を持っていて、それのおかげでその役目を完全にこなすことができる。主人公が誰でもよくて、たまたまその人が間違った時間に正しい場所にいたから主人公になっちゃった、というような設定は、昔はあったかもしれないが今はもうありえないんだ。
2)生命が危険にさらされるような危険な事が起きなければいけない。おまけにその危険度は非常に高い。危険度は高ければ高いほど好まれるんだ。さらに、その事件は小さな町の中だけでは終わらず、いずれ世界全体に広がるんだ。一人の大人が自分の子供を救って、はい、オシマイというわけにはいかず、彼らはついには政府の代わりに禍(わざわい)の進行を食い止めなければいけないわけさ。
で、この二点と合致しなかったにも関わらず成功した映画は、まぐれと呼ばれるんだ。DEたちはまるで全員筋書のチェックリストを持ってるみたいなのさ。だから僕も多分ほかの脚本家と同じように、この二点にちゃんと沿うようなレベルの筋書を書かざるを得ない。こうやって、皆が見る映画は同じような感じになっちゃうってわけさ。
2013年、既視感を感じる似た感じの映画予告総集編
映画がヒットするには過去に導き出された法則があって、利益を度外視して作るなんて無謀なことはできないわけだから、規定枠からはずれた作品は世に送り出すことは難しい。その為に、「あれ?この展開どこかで・・・」ってことになっているわけなんだね。特にSF映画やアクションヒーローものに多いような気がするけど、結末はなんとなく予測できてもやっぱり見ちゃうのは、やっぱ我々が求めている展開ってことなのかな?
唯一無二のヒーローが命懸けで世界を救う!
って映画はあんまり好きじゃありません
こんな人も結構いるよと偉い人に伝えてください
日本のアニメの事ですね
チェンカイコーの「プロミス」って作品も色んな国・設定のバージョン作られた。
CMみたら言わんとすることが一発でわかると思う。
「大量に矢が飛んで来る演出」と「実写版無双シリーズ」が流行った時期があった。
タケシも「監督ばんざい」でネタにしてた。ロードオブザリングだらけの時期もあった。
映画だけ見て映画作ってる感じ。漫画もアニメも同じことが言える作品がある。
パクリか王道か
マンネリか黄金パターンか
>やっぱ我々が求めている展開
というのは、結局作り手も好きな展開なのかもしないね
デスノートは衝撃的だった
もう最近の大作系洋画のトレーラーがどれも同じで観る気が失せてしまいそう
ブォーン… ダンッ ダンッ ダンッ! ブォォォーン!
インセプションでのハンスジマーの仕事以降の流れらしいが…
どこの業界でも、過去にヒットした物をマイナーチェンジしただけの作品が溢れる事はあるんだなぁ
記事を読んで「爆発を背景にクールにこっちに向かって歩いて来てるようなシーンとかかな?」って思って動画みたらやっぱりあった
爆発の規模もわからないし、なにが飛んでくるかも分からないからBダッシュで逃げるのが普通だけど画にはなるもんねぇ
あれの元祖ってなんなんだろ?ロボコップ以前まで遡れない・・・
これって、神話学者のジョーゼフ・キャンベルが言ってる神話の中に共通のパターン「英雄の法則」のことかも。
人間の認知の限界かね
映画予告のナレーションが遠藤憲一だと笑ってしまう
声自体は好きだよ
だって売れるんだもの!
「世界が危ない気がしていたが、そんなことはなかったぜ」
「そうか…」
— 完 —
この「条件」の中でも様々なパターンが創れるし、
この「条件」にあてはまらない映画もたくさんある。
まったく同じでは飽きるけど根底にある嗜好はあんま変わんないからな
俺は「ありがちな映画」大好きだよ
シュワルツェネッガーとスタローンのコンビが出る映画だけは、既視感アリアリでも見てしまうもんだ。そしてジャッキー・チェンが似たようなアクションを作っても、安定して面白い。
新しい話作りのことを言えば、スプリクト・ドクターが指示し続ける限り既視感脱却はありえないだろう。
日本のゲーム業界も似た感じだね。
やっぱどこもある程度売れてしまうと守りに入るってことなんだろうな…
大作映画ってこけたら1発で会社傾くからね
失敗が許されない以上そうなるのは仕方がない
劇場公開されなかったり単館系なら今でも売れ筋のセオリー無視した作品が幾らでもあるし
制作費に対してこれだけの興行収入を得なければならない…って目標が有る時点で
映画は芸術じゃなくて商品だから、お偉いさんらが「売れる定番」を守らせ様とするのは
間違ってねーと思う。
人工知能を持ったコンピューターが人類を滅ぼそうとする設定はもうお腹いっぱい
ストーリーメーカーだったかで似たようなこと読んだ気がする…
そこそこ売れる駄作にありがち
ハリウッド映画だけの話でしょ。
仕事のできる脚本書きが居なくなってきたからじゃね?
※24
日本映画も大概だと思う。
と言うか、このレベルのSFX(特撮・CG)を作れる会社はほんの数社しかなく、そこへ発注して映画を作るわけで、イメージが似てくるのはどうしても仕方ないんじゃないかな。ほぼ同じスタッフがSFXを担当してるはず。映画の最後に流れるスタッフロールを注意深く見ると発見があるよ。
要するに映画は供給過剰ということ。
いわゆる「王道」って奴だから仕方ないね
グラビティのヒットも、これにあてはまるのか?
そうかな~この条件満たさなくても
面白い映画はあると思うよ(・ω・)
一癖あるけど最近見た映画では
「キャビン」とか「サプライズ」とか
あ~でもB級映画だしな~(-ω-)
一発ネタだしコラムの内容と当てはまるね
でも王道の脚本はありだと思う
だって面白いし(>▽<)
マーケティングの結果だろうし、しょうがねえんじゃねえの
日本の大作だと話自体がつまらなくて、タレントのプロモーションってのしかないから
それにくらべたら全然面白いもん
金をかけずに、時間をかけて撮れない物かね・・・
二つのポイントを押さえた映画も好きだけどスケールの小さい舞台で冴えない主役が頑張るような映画も見たいな
舞台が小さくてもスリルは演出できるし、必ずしも国や宇宙がピンチに陥る必要はない気がする
ハリウッド映画だけの話でしょ。
確かにジャッキーチェンもシュワちゃんも似たような展開なのについ見ちゃうな。
映画ど素人からすると、王道は好きだけどCMで「こんな展開は見たことない!」って言われてワクワクして見ると、ありがちな話だったじゃん!!ってガックリくる時がある。
昨今のゲームもこんな感じだよね
作るのにめちゃくちゃお金がかかる→安定して売れるように冒険しないで続編作ったり、王道をいく
それで似たりよったり、続編の粗製濫造がはじまった
もうやりつくした感はある
水戸黄門や男はつらいよが求められるケースもあるしなあ
百人単位の人員と最低でも億単位という制作費をかける以上はよほどの裏付けでもない限り「ヒットの法則」から外れたものにゴーサインはでないよなぁ
だからこそ予算も人員もかけない変わりに攻めた企画があるB級映画ってジャンルがあるんだろうな
「この世にストーリーは七つしかない」という言葉もあるそうだ。
基本的に同じ類型のストーリーでも、作品としてはどう料理するかがが大事ってことだね。
料理の方法まで同じのが続くとさすがに飽きられても仕方ない。
ミュージカルや演劇と大きな差は無く、同じような王道作品のマイナーチェンジ
だと割り切って見れば…まあ良いかもしれません。
それでも色んな味付けをされた作品が数多くあるワケですから、自分にピッタリの
作品を見つけるまで、宝探しのように映画を漁るのも楽しさの一つだと思います。
日本のアニメも全く同じ状況だけど、
商業主義が極まりすぎてしまって、
売れるといわれている要素が
(あくまでそういわれているだけ)
一定以上の割合で含まれていないと
スポンサーやプロデューサーがイエスといわない
「要素」は流行によって僅かに変化するとはいえ、
基本的にはほとんど同じようなものが巷に溢れることになる
アメリカ産映画なんて、ここ十数年TV放送でも観てないんだが
「間違った時間に正しい場所にいた」っていいフレーズだな。
って、調べてみたら "Right Place Wrong Time" だね。
重ねて意味深で好きな言葉だ。
筋書きに義務があったのか。だから飽きるし、滅多に見なくなる。
>脚本の中でヒーローになれる唯一の人
俺TSUEEEEEEもラノベ原作アニメで乱発されてるから、今しばらく見たいとは思わん
言われるほど既視感感じるトレーラー集でもなかったけど
大半が制作費数百億のビッグバジェット映画だよねこれ
人間の心というのは保守的なもので、表面的な目新しさは求めるけれども、根本的なところで何が面白いかとか何に引きつけられるかというのは昔から全然変わらない。ハリウッド大作のフォーマットはその人間心理の基本的な部分に忠実に作っているのでどうしても型にはまるけれども、それはむしろ人間心理をよく研究し尽くしているということでもらう。
ハリウッド映画なんて予告見るだけで結末も見た気になれるからな。
なるほど、確かにこういう用意された筋書きとは全くかけ離れた「女子高生チェーンソー」は酷い映画だったからね。
邦画だと絶叫シーン挟むのは必須みたいになってるな
絶叫というか、とかくギャンギャン喚くというか
セカチューの『だずげでぐだざい!!!』とか
アクション系でもお涙頂戴モノでもない相棒ですら
右京さんに絶叫させてる
そういう場面って『あの感動の名シーン』的に使いやすいのかね?
映画館で映画を見たかったけど見たい映画が無かったんだ
モンスターが大暴れしてばっかんばっかん爆発シーンがあるような映画ばっかりで
ゼログラビティって映画が面白そうだから、やっと映画館に行ける
縛りの中でどれだけ新しく要素を取り入れるか面白く出来るか挑戦し続けるてことでもないかな?
ゲームのパッケージも似たことがいえるような?
とくにポリゴンを生かした3Dのゲーム
しかしヒットの法則に当てはまったからといって必ずヒットするとは限らない。
近年では「ジョン・カーター」とか大コケしている作品もある。
ところで、2013年から脚本書き始めた
スティーブ・ザ・クリープって誰?
多くの脚本に求められる普遍的な部分なんだろうね。新しい試みは急には中々できない。けど少しだけ加えてみたりしていったら、ゆっくりになるけど新しいものは出てくるんじゃないかな?
ちょっと前に「アニメOPのあるある集」が話題になったなー
バックトゥザフューチャー並みのワクワク感を最近味わってないなぁ
製作者の側が「自分が観客として見て面白いと思えるか」っていうチェックを怠っているような映画はあるわな
大きな会社だからこそ体力を活かして冒険してほしいな。
大当たりか大外れかなんて冒険はやりにくくて(ま、当然と言えば当然だが)
順当に「合格点」を稼げる物のテンプレートがやはり安心できるわけだ。
確かにそういう面はあるかも知れない。
ただ、そのうち「合格点」が「赤点ギリギリ」になって最後には「またかよ」で終わる。
その頃には新しいパターン、あるいは更に細かく分岐についても指定のある
「合格点のテンプレート」が出来てるのかもね。
大衆は、「英雄の成長物語」が大好きだというのは、ギリシャ神話の時代から定説だけど。
黄金法則ヒーローズジャーニーってやつだな。
王道は飽きちゃったなー(´・ω・`)
小説ならともかく、映像作品においてプロットが複雑すぎると大抵の視聴者はついてこれなくなるんだよ。
ポップコーンほおばりコーラ片手に欠伸してる女子供でも理解可能じゃなきゃエンターテイメントとは言えないからね。
見てるのは映画って言うより、好きな俳優がいるか、凄いCGを使って凄い映像があるか、位じゃないの?
外国じゃどうか知らないが、日本で映画のCM流す時「総制作費○億円」「あの人気俳優が」「話題の○○を映像化」ってしか言わないでしょ。
売りに出来ることが、皆の興味を引けるものが、それくらいしかない。
裏を返せば、シナリオや脚本は誰でも何でもいい。つまり殆ど一緒って事だ。
>この二点と合致しなかったにも関わらず成功した映画は、まぐれと呼ばれるんだ。
まさに三流脚本家が言いそうなセリフだな
だからアメリカでも映画の興行収入が激減しちゃったんだね。
王道映画で安定を求め続けた結果の衰退だ。
それで他国映画や昔のヒット映画のリメイクばかり作るようになった。
リメイクでも元ネタよりもレベルアップしてくれてればオッケーだけどね。
やっぱ「安定」に固執する姿勢では面白いものは生み出せないんだね。
バックトゥザフューチャーはまぐれの範疇にはいるわけか。
アイデアが秀逸であれば面白い映画は作れると思う。
キューブとかSAWとかバタフライエフェクトとか。
フォン・ブースとかも好きだな。
別に世界を救わなくても、途轍もない陰謀が無くても良いのにね。
ブレード・ランナー ブラック・レイン スタンド・バイ・ミー クレイマー、クレイマー ローマの休日 愛と青春の旅立ち ゴースト ニューヨークの幻 フラッシュ ロッキー
思いついた爆発もない世界を救わない名作
この頃はアメリカに対する憧れがあった
頻繁にレンタル屋で新作の洋画を借りてみてるが当たりはほとんどない。
ほんとにテンプレだったりオチが弱かったりシナリオが雑だったりで今の映画はほとんどB級って感じ。
最近だとパシフィックリムぐらいかな面白かったの。アイアンマンとか007とかはビッグタイトルなのにクソだったわ。
ゲームとか音楽とかエンタメは世界的にみんなこんな感じだな
60~70年代みたいにもう資本家すら逃げ出すレベルに落ちた方が
逆にクリエイター主導でものを作れるようになって
おもしろい作品が出てくるんじゃないか?
ハリウッドも市場規模ですでにインドに負けてるらしいし
こういう事ばっかやってたらみんな離れていくわな
「王道」って言葉は、本来あまり良い意味では無いらしいですな
記事の画像、まるでアルマゲドンシリーズじゃねぇかwwwwww
最近のは大金掛けて作るからな~、外せないんであまり冒険は出来ないのかもな
まあ、題名忘れたけど洋版の忠臣蔵みたいのが大ハズレってのは聞いたけどw
>66
そういう触れ込みは話題や内容がない映画の代名詞だよね。実際良い作品はスタッフが知名度低いのが多くても、変な触れ込みやらないし。
あと吹き替え声優がアイドルとかだと即終了…。
真面目度が高い映画なら尚更。
なんであれまずは「型通り」が存在しなければ「型はずれ」が存在しないしな。
マドマギなんかは「型どおり」を逆手にとった作品だったな。
あそこまで外れてなくても,人気取り用に萌え美少女やヒーローを用意して
その中に紛れて新しいものに挑戦している作品はときおりあって好感がもてる。
アニメの場合だと声優の起用で決まる
その声優のイベント券と抱き合わせになって売り上げを伸ばす
作品の質なんてもう関係なくなってるよ
ジェリーブラッカイマーが悪い
監督や脚本家は自分の好きなように作りたい
映画会社の役員はお金が稼げる映画を作りたい
監督の力次第だねえ
アニメは、むしろ多様化してる
昔のアニメ見たことあるか?熱血ロボットものばっかりだ
『最近の映画は~』とか『最近のアニメは~』とか文句言ってる奴は
アニメ見て『キモイ』の一言で片付ける短絡的な連中と同じで無知なだけ
主人公は英語でヒーローかも知れないけど、こっちは別に「スーパーヒーロー」が見たいわけじゃないんだよなぁ。
スーパーマンみたいな作品も面白いけど、そういうのより人間ドラマを見たいなぁ、オレは。
まぁ極端な話ありきたりのテンプレ作品でなければどっちでもいいけど。作品が氾濫しすぎててオリジナリティを出すのは難しいとは思うけど「それが仕事でしょ」と。
アニメが似たり寄ったりなのばっかりといわれる理由は設定の多様化とは無縁だと思うぞ。近代の映画もそういう意味では多様化しているわけだし。
たぶんそういう言い方される原因の一つは「テンプレ化(記号化)された女性キャラ」が多いことと、作中の事件が「主人公を取り巻く狭いコミュニティ内部」でどうにかできちゃうからじゃないか?
世界観やストーリーの設定には凝っていても、視聴者の目に触れやすいキャラクターの内面や主人公を取り巻く環境に関しての深い考察がされていないから、その作品を深く知らない人からは「いつもどおり」「テンプレ」と感じるんじゃないかな。
事実、キャラクターの内面を掘り下げた作品には当たりが多いわけだし。「steins:gate」やら「ソードアートオンライン」やら。
設定とかシナリオとかどうでもいい。
王道を踏襲しつつ、それをどう見せるかが大事。
似たようなデザインの既視感を感じるポスター特集かと思ったが
どうやら違ったらしい
Mナイトシャラマンのサイン思い出したわ
「間違った時に正しい場所にいた~」とか
「一つの町で~自分の子どもを~」とか
それが成功して同じスタイルでヴィレッジ、レディインザウォーターを作るんだけど
コケちゃって制作会社にそれ見たことかって言われちゃうんだよね
人間の限界。