地球という惑星の健康状態についての情報はますます増えており、さらにそうしたデータを無料で利用できるオンラインツールも次々と登場している。
地球全体のリアルタイムの高画質衛生画像や、風力発電やソーラー発電の世界的トレンド、あるいは森林減少の詳細など、温暖化など、地球環境の移り変わりや、人間の活動が母なる惑星に与える影響を知ることができる。
1. 地球の変化を知ることができる衛星画像:NASAワールドビュー
2018年4月16日の北大西洋での激しい暴風雨の衛星画像
NASAは強力かつ非常に利用しやすい地球科学データベースを運営している。ワールドビューは地球全体のスナップショットを毎日提供しており、高解像度の衛星画像がリアルタイムで表示されている。
視覚的な衛星データを用いれば、台風や非熱帯性の異常気象を説明したり、野火、火山噴火、スモッグ、海氷の動きを追跡したりできる。
NASAによれば、大気質の観測、野火の検出、洪水監視など、100種類以上ものデータをリアルタイムで捉えている。北極や南極を観測することも可能だ。
データはJPEG、PNG、GeoTIFF、KMLなどいくつものファイル形式でダウンロード可能だ。2000年からの毎日のデータももうじき利用可能になる。
2. NOAAの提供する海洋・気候情報:NOAAビュー
2016年の海面温度異常のチャート。熱帯太平洋での強力なエルニーニョ現象を示している。
NASAにも匹敵するアメリカ海洋大気庁(NOAA)のデータは、海面温度の異常や気候変動の指標などを視覚化する上で便利だ。
NOAAはまたアメリカの主要な気象衛星機関でもあり、その最新の拡大画像を提供している。
3. 海面上昇マップ:サージングシーズ
2100年のニューヨーク市の海面上昇予測(CO2排気量が減り続けた場合)
非営利の気候科学研究機関クライメート・セントラルによるサージングシーズでは、詳細な海面上昇マップを見ることができる。沿岸部の海面上昇の結果は郵便番号単位で記録されており、洪水の頻度といったデータもある。
家の所有者、都市計画立案者、為政者などには特に有効な情報だ。もちろんジャーナリストや一般人にとっても役立つ情報で、気温が2度上がった場合と4度上がった場合の沿岸都市の様子を比較して見ることができる。
現状は気温が4度上がるシナリオに近いのだが、控えめに言っても困ったことになる。
4. 地球上の環境の変化がわかる:アースタイム
この新しいデータベースは、世界経済フォーラムやカーネギーメロン大学も関与している。目的は、データを一般大衆ならびに政策決定者が手軽に利用できるフォーマットにすることだ。
アースタイムの特徴は、例えば保護区とされる部分で森林伐採が進む様子や、干ばつがいかにして世界の紛争に結びつく状況を生み出しているのかといったことを示す、自分自身のストーリーを作る機能だ。学校の子供や政治家がインタラクティブに利用できるツールなのである。
アースタイムでは、地球の経時的な変化を確認することで、環境の変化が社会に与える影響を調査する上での新しい切り口やアイデアを練ることができる。例えば、上記のアニメーションは水圧破砕による油田やガス田などを示したものだ。
クライメート・セントラルの海面レベルデータベースをNASAやNOAAのリモートセンシングデータと組み合わせたりといったこともできる。例えば、こちらの海面上昇のストーリーを見れば、そのインパクトを体感できるだろう。
5. 国別CO2排出量がわかる:クライメートウォッチ
国別1人あたりのCO2排出量を示したグラフ
これまで排出された温室効果ガスの国別データをお探しだろうか? 1人あたりの排出量や各国が約束した排出削減量といった情報はどうだろう? ならば世界資源研究所によるクライメートウォッチを調べるといい。
クライメートウォッチの目玉は、各国の取り組みの進展と2016年に発効したパリ協定の目標との比較だろう。
References:mashable/ written by hiroching / edited by parumo
これも面白いですよ
ttps://earth.nullschool.net/jp/
画面左下の「earth三」をクリックして、大気圏そのままに高度を変えると、風向きが高度によって全然違うことが見て取れます。
ジェット気流ってコレかーとか、台風のある時期だと、台風も見て楽しめます。
世界の大気汚染状況がわかるサイトもいいよね
中国の都市を見て((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
最後の奴…一人頭の排出量にする意味が良く判らん
国別の総量にした方が環境への影響が判りやすいと思うんだが
※3
そこはソンタックですよ!