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六韜

 六韜りくとう』について
兵法書。六巻。周の太公望が著したといわれるが、現存するものは偽作。文韜・武韜・龍韜・虎韜・豹韜・犬韜からなる。『三略』と併称される。けい七書しちしょの一つ。ウィキペディア【六韜】参照。
 凡例
  • 『武経七書』(『四部叢刊 続篇』所収)を底本とし、『六韜直解』(『漢文大系』冨山房)で対校して、その校異を注記した。
  • 目次の表記は『六韜直解』に準じた。
  • 原文は原則として正字体、書き下し文は新字体・現代仮名遣いとした。
巻一 文韜
文師第一 盈虚第二
国務第三 大礼第四
明伝第五 六守第六
守土第七 守国第八
上賢第九 挙賢第十
賞罰第十一 兵道第十二
巻二 武韜
発啓第十三 文啓第十四
文伐第十五 順啓第十六
三疑第十七  
巻三 竜韜
王翼第十八 論将第十九
選将第二十 立将第二十一
将威第二十二 励軍第二十三
陰符第二十四 陰書第二十五
軍勢第二十六 奇兵第二十七
五音第二十八 兵徴第二十九
農器第三十  
巻四 虎韜
軍用第三十一 三陣第三十二
疾戦第三十三 必出第三十四
軍略第三十五 臨境第三十六
動静第三十七 金鼓第三十八
絶道第三十九 略地第四十
火戦第四十一 塁虚第四十二
巻五 豹韜
林戦第四十三 突戦第四十四
敵強第四十五 敵武第四十六
烏雲山兵第四十七 烏雲沢兵第四十八
少衆第四十九 分険第五十
巻六 犬韜
分合第五十一 武鋒第五十二
練士第五十三 教戦第五十四
均兵第五十五 武車士第五十六
武騎士第五十七 戦車第五十八
戦騎第五十九 戦歩第六十
  • 〔国内〕
  • 岡田脩『六韜・三略』(中国古典新書)明徳出版社、1979年
  • 神田白龍子『三略・六韜・太宗問答』(漢文叢書 第六冊)博文館、1913年
  • 北村佳逸『兵法六韜三略』立命館出版部、1943年
  • 『七書・鬼谷子・陸賈新語』(國譯漢文大成 經史子部 第十卷)國民文庫刊行會、1921年
  • 塚本哲三編『七書・鬼谷子』(有朋堂文庫漢文叢書)有朋堂、1919年
  • 林富士馬『六韜』(中公文庫BIBLIO S)中央公論新社、2005年
  • 守屋洋/守屋淳『六韜・三略』(全訳「武経七書」3)プレジデント社、1999年
  • 『漢文大系(十三)列子・七書』冨山房、1912年
  • 〔国外〕
  • 盛冬铃译注『六韬译注』(中国兵家经典译注丛书)河北人民出版社、1992年
  • 唐书文撰『六韬・三略译注』(中华古籍译注丛书)上海古籍出版社、1999年
  • 『握奇經・六韜・司馬法・吴子・尉繚子』(諸子百家叢書)上海古籍出版社、1990年
  • 徐培根註譯『太公六韜今註今譯』臺灣商務印書館、1976年