今回は「日本社会を結びつけるブックバッグ」
と題されたニューヨークタイムズ紙の記事からで、
日本のランドセルに焦点が当てられています。
なおこの記事は、大きなニュースがいくつもある中で、
15日に一面で報じられています。
早速ですが、以下が要点です。
「日本ではランドセルが約150年間、
日本の子どもたちの象徴となってきた。
日本の文化に深く根付いた、
同調性と調和を象徴するユニークな存在だ。
1885年、皇族の子弟を教育する学習院が、
オランダの軍用バックパックを模した、
ハンズフリーモデルを公式通学カバンとして指定した。
歴史家によれば、そこからランドセルは、
日本の子どものアイデンティティの象徴となった。
戦後には経済を再建するために、
勤勉で献身的な労働者を育てる必要があり、
大企業はランドセルの強い連帯感を認め、
従業員の子どもたちに贈ることがあり、
今年初め、ソニーグループ社長の十時裕樹氏は、
ランドセル贈呈式においてランドセルを、
『家族をつなぐ重要な絆』と表現した。
ランドセルは祖父母が記念品として贈る事もよくある。
この春、ランドセルを買いに来ていた一家は、
『ランドセル以外の選択肢は考えたことがない』
と語っていた。
近年、一部の親や子どもの権利擁護者は、
小さな子どもたちには重すぎると訴えているが、
努力、忍耐、根気に高い価値を置く文化の中では、
子どもたちの負担を軽減しようという動きは、
今のところあまり進んでいない。
インタビューに答えてくれた6年生の女子生徒は、
他の種類のバッグを欲しいと思ったことはないと言う。
『みんなランドセルを使っているからです。
それは良いことだと思います』
と彼女は口にした」
記事には、このような伝統的な習慣があること、
またランドセルの所有、あるいはその購入を通じて、
家族や社会に強い結びつきが生まれている事などに対し、
NYT紙の読者から羨望の声が相次いでいました。
「涙が溢れてきた…」 水子供養という日本独自の文化に感動の声が殺到
翻訳元
■■(シェアページからも)
■ 祖父母が直接孫のためにランドセルを買うか、
両親(祖父母からすれば自分たちの子ども)に
ランドセルを買うお金を贈る習慣が日本にはある。
義理の両親の心遣いはとてもありがたかった。
子どもたちが自分たちのランドセルを手にしたとき、
ものすごく喜んでいたのを覚えてるし、
祖父母と孫の間に特別な絆が生まれたよ❤️
+304 ■ 祖父母を讃えるあなたも素敵。
日本の文化からは帰属意識、
そして教育に対する健全な価値観、
この2つが見て取れる❤️
+5 ■ 僕らアメリカ人がバックパックを"発見"したのは、
1980年代になってからだと思う。
一方で日本人は1世紀半以上も前にそれを手に入れ、
美しく仕上げていたのか。
+454 ■ こういう面でも日本は世界の先にいる。
+4 ■ 何年も使えるっていうのがいいね。
子どもが新しいものを欲しがったからと言って、
ただ買って捨てればいいわけじゃない。
+61 ■ ランドセルはひとえに美しい!
+24 ■ ドイツにも似た伝統的なバックパックがあるよ。
必ず持たなければいけないという決まりはないけど、
ほとんどの子どもは持ってる。
子どもたちに整理整頓を教える事は文化的に重要で、
本は保護されるべきものであるという考えもある。
日本の文化とは共通点が多いようだ。
+680 ■ ドイツや日本は集団的価値観を重視し、
アメリカは個人主義を重視してる。
これは社会のいたるところに反映されていて、
良くも悪くも非常に個性的な人物が、
日独から生まれてこないのはそれが理由。
+57 ■ キュートな黄色い帽子についても教えて!
+269 「日本はなんて良い国なんだw」 個性を尊重する日本の国会の対応に海外から称賛の声■ 我が家の息子もそろそろ必要になる。
ちなみにこのタイプのバッグの価格は、
600ドルから900ドル近くするんだ。 😮
+5 ■ 自分は唯一の外国人として、
日本の小学校に2年間通ってた。
ランドセルと黄色い帽子を被ることで、
自分が少しでも溶け込めてる気になれたんだ。
ランドセルはかなり高価かもしれないけど、
6年間しっかり使える耐久性がある。
ランドセルは今屋根裏部屋にあるけど、
箱から取り出したらその瞬間に、
僕を東京の小学校に運んでくれるだろう!
+729 ■ 日本人は同調してるわけではないと思う。
私には安定性、長持ち、調和、
そして集団的経験の象徴に見える。
それに環境にも優しいよね。
小学校の間ずっと使えるものなのだから!
+684 ■ 日本の子どもたちは普通歩いて学校に通う。
そう、歩いてなんだ!
僕が日本で暮らしてる時に、
小学生が1人で、あるいは集団で、
交通量の多い通りを登下校してるのをよく見かけた。
車のドライバーも歩行者の人たちも、
誰もが子どもたちのことを強く意識して、
毎日の移動が安全であるように気を配ってたよ。
僕たちは安全な社会について、
日本から学ぶべきことが多い。
+1260 ■ これは本気でどうにかして欲しい点なんだけど、
毎年子どものバッグを買い直す必要があるの。
教科書とかがあまりにも重すぎるし、
こっちの学校にはロッカーもないから。
+24 ■ 日本の場合は過剰な重さではないんだろうね。
あとこれはかなり重要な点なんだけど、
日本の子どもの背負い方を見て欲しい。
あれが正しい背負い方なんだよ。
こっちの子どもたちによく見られる、
背中の低い位置ではない。
+24 ■ ようやく和やかな記事を読めてほっとしてる。
記事の写真の子どもたちはとても可愛らしくて、
お行儀がよくて、健康そう。
私たちも見習わないとね。
+245 「この行儀の良さを見てくれ!」 日本の園児と外国人の赤ちゃんの交流風景に感動の声■ 自分が勤めてた日本の公立小学校では、
6年間同じランドセルを使い続けた6年生を、
年末に特別表彰してたよ。
+130 ■ かなり重いのに子どもたちは歩いて学校に行く。
それにかなり高価でもある。
たとえデザインが可愛いからといって、
「小学生にぴったりのバッグ」
だとは思わないで欲しい。
+7 ■ 私は39歳のアメリカ人女子。
だけどランドセルを持ってるよ。
すごく気に入ってる(笑)
+35 ■ ランドセルが欲しい55歳女子がここに!
+4 ■ 経済的に恵まれてない家庭はどうするんだろう?
役所とかから支援はあるのかな?
+12 ■ なんて素敵でワンダフルな記事。
私たちの社会の絆を結びつけるものについても、
この記事を読んで考えさせられました。
だけど最初に頭に浮かんだのは、
決して素敵なものではなかった。
+821 ■ ニューヨークの子どもたちは、
毎年新しいバックパックを買い替えてる。
捨てられたものは埋立地へ……。
+533 「こんな進んだ国だったのか…」 江戸時代の日本の先進性に驚きと感動の声■ Oh great,
今私は500ドルの日本の小学生用バッグが欲しい。
これが高級ファッション雑誌に載るのは、
いつになるんだろう?
+203 ■ 私はあの小さな黄色い帽子も、
ファッションに取り入れたい。
+110 ■ バックパッカーとして何年もかけて、
数多くのバックパックを使ってきた俺は、
ランドセルに敬意を抱いてる。
+18 ■ 同調という言葉は使って欲しくない。
私は日本人の互いへの敬意、隣人や街への敬意、
文化や伝統への敬意をいつも称賛してるの。
お互いに平和に暮らしてる社会だから。
+38 ■ ニューヨークタイムズさん、お願い。
こういう記事やエッセイをもっと増やして!
+120 ■ 登校する日本の子どもたちは幸せそうだった。
おそらく学校が安全な空間だからだろうね。
+89 ■ この日本のバッグを見ると、
娘がまだ小さかった頃の思い出がよみがえる。
妻が日本出張から持ち帰ったものだった。
色は真っ赤なものだったんだけど、
僕も妻も赤が女の子特有の色だとは知らなかった。
娘の学校では大人気になったんだけど、
実際に持ってたのは娘だけだった。
娘はもう30歳で、バッグは行方知らずだけど、
この記事は最高の思い出の旅になったよ。
+381 「ジャパンブルーと名付けよう」 日本に存在する『水色』という概念に驚きの声■ 子どもたちがマンハッタンの小学校に通ってた頃、
2人とも日本のランドセルを持ってた。
背中の内側をサポートしてくれるし、
ショルダーパッドは肩の保護と、
重量分散のためにデザインされてるから、
気に入って特別に注文したんだ。
こっちのバックパックよりも、
品質的にはるかに優れてるよ。
+89 ■ とても素敵な伝統ですね。
自分のルーツとつながることはとても難しい。
日本とは対照的に多くの国では、
自分たちの習慣を忘れてしまって、
他文化の習慣を取り入れてるわね。
+16 ■ 私はこの1カ月間、日本で過ごしたの。
自分はカリフォルニアの人間だから、
少なくとも今は日本に住む事は出来ない!
だけど日本で暮らし、働き、税金を納め、
家族を養う人々の生活の質は私たちよりも上で、
その事実に胸が張り裂けそうになった。
日本の面積はカリフォルニア州とほぼ同じだけど、
人口は1億2500万人もある。
ルールの遵守はスムーズな社会運営に不可欠で、
私たちが仕方なく受け入れてる「普通」とは、
日本の社会はだいぶ違った。
+169 ■ みんなちょっと日本を羨ましがり過ぎだよ(笑)
でも調和が社会の中心にあるのは素晴らしい事だね。
日本もパーフェクトではない事は理解してるけど、
どうか良い面は失わないで欲しいな。
+21
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