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パンドラの憂鬱

外国メディアの記事などに寄せられた、海外の方々の反応をお伝えします


海外「日本の音楽は斬新だった」 なぜ世界のZ世代は40年前の日本の音楽に夢中なのか?

今回は「なぜZ世代は40年前の日本の曲に夢中なのか?」
と題された動画への海外の反応です。
早速ですが、以下が要点になります。

シティポップはただのジャンルではなく、
世界で最も豊かな国であった当時の日本の、
都会的な楽観性の本質を捉えていた。

今日ではその音楽の響きはただの懐古主義ではなく、
世界の人々のライフスタイルとなっている。
それは当時生まれていなかった世代も同様で、
世界中のZ世代やミレニアル世代にとって、
『レトロクール』の新たなシンボルとなった。

今になってシティポップがブームとなった背景には、
YouTubeやInstagram、TikTokなどの影響がある。

シティポップのルネッサンスは、長年醸成されてきた。
まず1990年代には日本のアニメやゲームが海を渡り、
日本の文化輸出の新たな幕開けを迎えた。
そして2000年代には様々なSNSが登場したことで、
日本のオタク文化と主流の文化を融合させた。
シティポップの復活は、時代を超えたその証となった。

しかし長年、日本の豊かなカルチャーへの唯一の窓は、
非公式にアップロードされたコンテンツであり、
それは大きな問題であった。
配信サイトなどの台頭でアクセスは改善されたが、
今でも問題が全て解決したわけではない。
日本は今でもCDが売れる国であるため、
シティポップを代表する一部のアーティストは、
youtubeなどに曲をアップしていないのだ。

それにもかかわらず、シティポップの精神は、
創造性に国境を感じない世代によって活気づけられ、
ますます豊かなものになっていっている。
古いものと新しいものを融合させようとする世代に、
シティポップはインスピレーションを与え、
アイデンティティを形成し続けているのだ。



現代の若者をも魅了する40年前の日本の音楽の影響力に、
海外から様々な反応が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。

「日本は世界の最先端だった」 70・80年代の日本の黒人音楽に世界から絶賛の声

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翻訳元



■ ジャパニーズ・シティポップは、
  遠い昔、自分がまだ生まれていなかった時代の、
  懐かしい何かを感じさせてくれる。
  これは俺が今まで経験した中で、
  最も魅力的な感覚なんだ。 +1347 



   ■ ほんとそれ。
     シティポップってジャンルは、
     「ノスタルジー」という感覚が、
     音楽として具現化したものだと思ってる。 +50 



■ Z世代の私は2017年の初めごろに、
  無名の日本の音楽を検索してて、
  このジャンルに出会ったんだよね。
  気分が落ち込んでた当時の私にとって、
  アニメや日本文化は素晴らしい逃避行だった。
  シティポップはノスタルジーだけじゃなくて、
  すごくパワフルでありながらも、
  チル(落ち着く)なサウンドが気に入ってる。 +218 




■ Z世代だけじゃなくて、
  ミレニアル世代の私も2014年からハマってる。
  本当に素敵な音楽だよね。 +929 



   ■ 同じ事を言おうとしてた。
     確かにZ世代もシティポップに夢中だけど、
     同世代の友人の多くがそうであるように、
     僕も昔から夢中なんだ。 +35 



■ 一度シティポップに出会ったら、
  もう他の音楽は何も聴きたくなくなった。
  亜蘭知子、杏里、山下達郎、角松敏生、パイパー、
  山根麻衣、国分友里恵、大橋純子、八神純子、
  大貫妙子、シュガー・ベイブ、高中正義、中原めいこ。
  とにかく素晴らしい音楽ばかりだ。 +68 




■ もう何年も日本の音楽全般を聴いてきた人間として、
  他の人たちがやっと魅力に気づいてくれた事が嬉しい。
  そもそも日本の音楽は全般的にかなり熱いね。
  コード進行が他とは違うんだ。 +21 




■ ジャパニーズ・シティ・ポップには、
  他のジャンルにはあまりないグルーヴがある。
  聴いていて楽しく、心地が良い。 +167 




■ レトロでありながら、同時に新鮮なんだよな。 +48 

「今やジャズと言えば日本だ」 日本発祥の『ジャズ喫茶』が欧米で一大ブームに




■ 新鮮な空気の息吹のようなものだから。
  自分もうまくは説明できないけど、
  疲れたときに落ち着いた状態で聴ける、
  唯一のジャンルが日本のシティポップ。 +16 




■ 角松敏生の「アンクレット」がたぶん一番好きな曲。
  そして菊池桃子の「オーシャンサイド」が、
  一番好きなアルバムかな。 +12 




■ 私が邦楽にハマったのは数年前だけど、
  それは流行ってたからというわけじゃない。
  最初に好きになったのはテレサ・テンと中森明菜で、
  そこからどんどん範囲を広げていったの。
  70年代、80年代、90年代を通して、
  香港や台湾の音楽も同様に素晴らしかった。 +16 




■ 俺が日本のシティポップに出会ったのは、
  「シティーハンター」がきっかけだった。
   オープニングもエンディングも傑作だ。 +398 



   ■ 自分にとっては「キャッツ・アイ」。 +6 



■ でもこれって実は日本国外だけで起きてる現象で、
  日本のZ世代はあまり興味がないよ。 +4 




■ Z世代なの?
  私達ミレニアル世代発のブームだと思ってたw +75 

「日本だけの問題じゃない」 日本の氷河期世代の厳しい現状に先進諸国から共感の声




■ 最近はJ-POPだけじゃなくて、
  K-POPもシティポップを多用してるね。 +7 



   ■ 元々J-POPの影響を強く受けてるから。
     最も良い例はイ・スマン氏*。
     日本のアイドル文化に強い影響受けた事を、
     本人も認めてるんだ。 +3 

   (*BoAや東方神起などを世に送り出した、
    「SMエンターテインメント」の創業者)



■ 当時の日本のミュージックは、
  シティポップだけじゃなくてジャズもおすすめ。 +35 




■ この前シカゴでAdoがライブをした時に、
  突然「Stay With Me」をカヴァーしたんだけど、
  多くの観客は歌詞もメロディーも知ってたよ。 +22 




■ 古い曲だとかは全く関係ない。
  だって、名曲なんだから。 +23 




■ 1970年代半ば、アメリカのオタク文化の中で、
  最初に人気を博したアニメの1つが「宇宙戦艦ヤマト」。
  「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」には、
  松本零士作品の影響が見られる。 +18 

「こんなに似てていいのか…」 ハリウッド超大作が日本映画の影響を受け過ぎだと話題に




■ 俺がシティポップが好きなのはサウンドが理由。
  それからリズム、メロディー、日本語……。
  その全てが俺にとってスムーズなんだ。 +43 




■ シティポップは間違いなく、
  クールでノスタルジックな雰囲気を醸し出してる。 +133 




■ 単純にサウンドが素晴らしかった。
  そして、日本の音楽は斬新だったんだ。 +21 




■ 君たちの反応↓

  普通の古い音楽→😡🤬😠😡😡🤮🤢🤮🤮 
  日本の古い音楽→🥰😍🤤😍😍🥰🤤😯 +18 




■ 母親が80年代半ばに沖縄に駐在してた。
  ネットで見つけたシティポップを聴かせたら、
  特定の曲は知らなかったけど、
  スタイルには聴き覚えがあって、
  当時流行ってた事を思い出したようだ。
  母親との関係は良好だけど、
  共通の趣味はそれほど多くないから、
  シティポップは俺たちにとって予想外の、
  しかし歓迎すべき繋がりになったよ。 +499 




■ ミレニアル世代の自分がシティポップにハマったのは、
  日本人のコード進行が欧米の主流アーティストよりも、
  はるかにずっとクリエイティブだから。
  シティポップではセブンスや拡張コードが普通で、
  3連符はめったに使われない。
  1950年代と1960年代の西洋ジャズが、
  シティポップのサウンドに影響を与えてる事が、
  その事からよく分かる。 +140 

「日本のジャズへの理解は物凄い」 米ジャズ界の巨匠が旭日小綬章を受章し大反響




■ シティポップに夢中なのはZ世代だけじゃない。
  この音楽が発表された当時、
  既に生まれてたけど触れる機会がなかったX世代も、
  シティポップを楽しんでるんだから。
  日本のポップカルチャー(玩具、ゲーム、アニメ)は、
  俺たちが育った70年代にもかなり目立ってたし、
  この偉大な音楽ムーブメントの新しいファンにとって、
  日本は実に肥沃な土壌なんだ。  



   ■ その通り。
     自分は1968年生まれだから、
     70年代、80年代に子どもだった。
     つまりその時代の音楽が大好きで、
     当時の音楽を懐かしむ時期があった。
     シティポップを聴くとその時代を、
     別のレンズを通してもう一度体験出来る。
     (親日家なのも明らかに役立ってる)。 +67 



■ シティポップは「ソング」って言うより、
  俺からすると「メロディー」なんだよね。 +9 




■ 今の世界は何もかもがすごく良くない状態だけど、
  シティポップみたいな音楽を聴くと、
  希望と楽観主義に満ちた場所に連れて行ってくれる。
  物事が正しい方向に向かっているような……。
  私が生きた事がない時代への、郷愁なのかもね。 +105 





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[ 2024/06/22 23:00 ] 社会 | TB(0) | CM(184)


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