韓国の戒厳令事前通知なし、尹大統領と数日中に協議=米国務長官

韓国の戒厳令事前通知なし、尹大統領と数日中に協議=米国務長官
ブリンケン米国務長官は4日、韓国の尹錫悦大統領が3日発令した戒厳令のについて、米国は知らされていなかったとした。同日撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)
[ブリュッセル 4日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は4日、韓国の尹錫悦大統領が3日発令した戒厳令のについて、米国は知らされていなかったとした。尹大統領とは今後数日中に協議する予定という。
尹大統領は3日夜、「反国家勢力」の撲滅などを理由として戒厳令を発令。しかし、与野党に拒否されたことを受け、宣言後わずか数時間で解除した。 もっと見る
ブリンケン氏は北大西洋条約機構(NATO)外相会合の合間に行われたロイターとのインタビューで、いかなる紛争や政治的な意見の相違も、平和的に法の支配に従って解決されることが非常に重要であり、「これを維持することが非常に重要だ」と指摘。
米ホワイトハウスは尹大統領の今回の決定について事前に通知されていなかったとし、「われわれはどのパートナーが、いつどこでどのような決定を下すか、常に全ての情報を知らされているわけではない」と語った。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

トムソン・ロイター

Humeyra Pamuk is a senior foreign policy correspondent based in Washington DC. She covers the U.S. State Department, regularly traveling with U.S. Secretary of State. During her 20 years with Reuters, she has had postings in London, Dubai, Cairo and Turkey, covering everything from the Arab Spring and Syria's civil war to numerous Turkish elections and the Kurdish insurgency in the southeast. In 2017, she won the Knight-Bagehot fellowship program at Columbia University’s School of Journalism. She holds a BA in International Relations and an MA on European Union studies.