韓国尹大統領の弾劾審判始まる、憲法裁は速やかな審理表明

韓国尹大統領の弾劾審判始まる、憲法裁は速やかな審理表明
 12月27日、韓国憲法裁判所で、尹錫悦大統領(写真)の弾劾が妥当かどうかを判断する弾劾審判の初の弁論準備手続きが始まった。写真は12日、ソウルで撮影。韓国大統領府提供(2024年 ロイター)
[ソウル 27日 ロイター] - 韓国憲法裁判所で27日、尹錫悦大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する弾劾審判の初の弁論準備手続きが始まった。憲法裁は速やかに決定を下す意向を示した。
鄭亨植裁判官は事件の重大性を考慮し、審理を迅速に進めると表明した。尹氏の弁護団は準備期間が必要として審理の延期を要請したが、却下された。
この日の審理は1時間足らずで終了し、次回は1月3日に設定された。憲法裁は罷免の妥当性について180日以内に判断を示す必要がある。
外国為替市場で韓国ウォンは は一時1ドル1486.7ウォンまで下落し、2009年3月以来の安値を付けた。アナリストは政局の不透明感に起因する弱い市場心理を覆す材料はほとんどないと述べている。

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トムソン・ロイター

Seoul-based reporter covering the Koreas with a focus on South Korean politics, North Korea's missile tests and the K-pop industry. Before joining Reuters, he worked at The Korea Herald.