台湾12月輸出、市場予想上回る増加 AI半導体好調

台湾輸出受注、4月は前年比+19.8% 米関税控え駆け込み需要
5月20日、台湾経済部(経済省)が発表した4月の輸出受注は前年同月比19.8%増の564億ドルと、3カ月連続で増加した。基隆港で2023年2月撮影(2025年 ロイター/I-Hwa Cheng)
[台北 9日 ロイター] - 台湾財政部が9日発表した昨年12月の輸出は前年同月比9.2%増の435億9000万ドルと、市場予想を上回り、過去2番目の高水準となった。
中国向けの輸出は鈍化したが、人工知能(AI)関連の半導体輸出が引き続き好調だった。
ロイターがまとめた市場予想は6.5%増。11月は9.7%増だった。14カ月連続の増加となった。
財政部は、AI用半導体の需要を背景に今年第1・四半期にかけての見通しは安定していると表明。ただ、1月の輸出は中国の春節休暇を受けて前年比1─4%減少する可能性があると述べた。
12月の対米輸出は前年同月比16.0%増の98億4500万ドル。11月は10.6%増だった。
対中輸出は3.6%増で、11月の9.5%増から鈍化した。
12月の電子部品輸出総額は前年同月比8.6%増の172億1000万ドル。半導体輸出は9.4%増だった。
12月の台湾の輸入は30.4%増の375億1000万ドル。市場予想の15.1%増を上回った。

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