ケニアのモールで武装集団の掃討続く、犯行グループに米国人と英国人か

ケニアのモールで武装集団の掃討続く、犯行グループに米国人と英国人か
9月24日、ケニアの首都ナイロビにあるショッピングモールが武装集団に襲撃された事件で、犯行グループに米国人と英国人が加わっている可能性があることが明らかに。写真はケニア治安部隊の車両(2013年 ロイター/Thomas Mukoya)
[ナイロビ 24日 ロイター] - ケニアの首都ナイロビにあるショッピングモールが武装集団に襲撃された事件は、発生から4日目を迎えた24日も現場で銃声が響くなど、治安当局による掃討が依然として続いている。この事件では、これまでに62人の死亡が確認されている。
現場となったショッピングモールでは夜明けとともに大きな銃声が響き渡り、当局が事態を完全には掌握していないことをうかがわせた。同国内務省は22日、現場のモールを掌握したとツイッター上で発表していた。
人質の一部とみられる人々は22日にショッピングモールから脱出したが、行方不明となっている人たちの安否は依然としてわかっていない。
こうした中、ケニアのモハメド外相は米PBSテレビのインタビューに応じ、武装集団の中に「2―3名の米国人」と英国人の女1人が含まれていたことを明らかにした。
米国人2人の特徴について同外相は、ソマリアもしくは他のアラブ諸国出身の「18―19歳くらいの若い男たち」だと語った。この事件では、隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出している。
これについて米当局者は、ケニア政府からの情報について調査中であることを明らかにした。
また英国の安全保障当局者は24日、2005年のロンドン爆破事件を起こした容疑者の妻が、今回の事件の犯行グループに加わっている可能性があることを明らかにした。

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