パナマ当局、北朝鮮船からミグ21戦闘機2機を押収

パナマ当局、北朝鮮船からミグ21戦闘機2機を押収
7月21日、中米パナマ政府は、キューバから兵器を輸送していたとして拿捕した北朝鮮籍の貨物船から、ミグ21戦闘機2機を押収したと発表した。中部コロンで撮影(2013年 ロイター/Carlos Jasso)
[コロン(パナマ) 21日 ロイター] - 中米パナマ政府は21日、キューバから兵器を輸送していたとして拿捕した北朝鮮籍の貨物船から、ミグ21戦闘機2機を押収したと発表した。
ミグ21は1950年代後半に旧ソ連で製造されていた戦闘機。パナマのマルティネリ大統領はコロンで記者団に対し、ミグ21とともにミサイルシステム用のレーダー2基も発見したことを明らかにした。
パナマは国連安全保障理事会に対し、同船の調査を依頼しており、パナマ当局の荷下ろし作業が終わり次第、国連の調査団が8月上旬にも到着する見通し。同船は、北朝鮮との武器取引を禁止した安保理決議に違反した可能性がある。
一方、北朝鮮は同船と逮捕・訴追された乗組員35人の解放を要求しているが、パナマはこれを拒否している。

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