5月米CB消費者信頼感指数、2008年2月以来の高水準

5月米CB消費者信頼感指数、2008年2月以来の高水準
5月28日、米コンファレンス・ボード(CB)が発表した5月の消費者信頼感指数は76.2と前月から上昇し2008年2月以来の高水準に。写真はニュージャージ側の歩道を歩く人々とハドソン川対岸のニューヨーク市。5日撮影(2013年 ロイター/Gary Hershorn)
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が28日発表した5月の消費者信頼感指数は76.2と前月の69.0(上昇修正)から上昇し、2008年2月以来の高水準となった。
上昇は2カ月連続。予想の71.0も上回り、政府の歳出削減措置にもかかわらず、消費者心理が堅調に推移していることが裏付けられた。
CBの経済指標ディレクター、リン・フランコ氏は「上昇が続いていることから、消費者心理が改善し、財政の崖問題、給与税増税、歳出の強制削減などの影響で損なわれた信頼感が勢いを再び取り戻している可能性が示された」としている。
期待指数は82.4と、前月の74.3(上昇修正)から上昇。現況指数も66.7と、61.0(上昇修正)から上昇した。
消費者の雇用に対する見方も改善。「就職困難」との回答が36.1%と36.9%から減少する一方、「雇用は十分」との回答は10.8%と、9.7%から増加した。
向こう1年のインフレ見通しは5.3%と、前月の5.5%から低下した。

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