日本の政策、国内の物価目標達成が目的=浜田内閣官房参与

日本の政策、国内の物価目標達成が目的=浜田内閣官房参与
2月15日、浜田宏一内閣官房参与は、日本の金融政策は国内の物価目標の達成のみを目指したもので、円相場を操作していると解釈されるべきではないとの見解を示した。写真は都内の為替市況表示と日米国旗。7日撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)
[ワシントン 15日 ロイター] 浜田宏一内閣官房参与は15日、日本の金融政策は国内の物価目標の達成のみを目指したもので、円相場を操作していると解釈されるべきではないとの見解を示した。ピーターソン国際経済研究所で講演で述べた。
内閣官房参与は、国内の物価目標の達成を目指せば、結果的に一定の為替水準になるとし、これは為替操作にはあたらないと述べた。
また米リーマン・ブラザーズ破綻後の金融危機時に、日本はイングランド銀行(英中銀)や米連邦準備理事会(FRB)が行った拡張的な金融政策を批判しなかったとし、日本の積極的な金融政策も非難されるべきではないというのが日本当局者の見解だと述べた。

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