財務省の人が全部だめという論理おかしい=日銀総裁人事で安倍首相

財務省の人が全部だめという論理おかしい=日銀総裁人事で安倍首相
2月8日、安倍晋三首相は、民放テレビ番組に出演し、次期日銀総裁に関して、「2%の物価安定目標に向けて歩みを進めていくことのできる能力と意思を持った方にお願いしたい」との考えをあらためて示したうえで「財務省の人が全部だめという論理はおかしい」と語った。都内で1月撮影(2013年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 8日 ロイター] 安倍晋三首相は8日夜、民放テレビ番組に出演し、次期日銀総裁に関して、「2%の物価安定目標に向けて歩みを進めていくことのできる能力と意思を持った方にお願いしたい」との考えをあらためて示したうえで「財務省の人が全部だめという論理はおかしい」と語った。
安倍首相は「具体的な名前が頭に浮かんでいるわけではない」と断った上で、財務省出身の人は市場の雰囲気がわからないという声もあるがとの質問に「人によるのではないか。財務省の人が全部だめという論理はおかしい。国際金融をやっていて金融マフィアと交流がある人もいる。どこの出身がだめということは考えない」と語った。
為替市場で円安が進んでいることについては「為替の水準やテンポについて申し上げるつもりはない」と述べるにとどめた。

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