PIMCO、グロス氏退職で数千億ドル流出も=モーニングスター

PIMCO、グロス氏退職で数千億ドル流出も=モーニングスター
 9月26日、モーニングスターのアナリストは、ビル・グロス氏がピムコを退社したことで、投資家はファンドから数千億ドルもの資金を引き揚げる可能性があるとの見方を示した。6月シカゴで撮影(2014年 ロイター/Jim Young)
[ニューヨーク 26日 ロイター] - ファンド調査会社モーニングスターのアナリスト、ビンセント・ルイ氏は26日、ビル・グロス氏が米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)を退社したことで、投資家はPIMCOから数千億ドルもの資金を引き揚げ、グロス氏の移籍先であるジャナス・キャピタル・グループに投じる可能性があるとの見方を示した。
モーニングスターは、グロス氏退社の影響を見極めつつ、ピムコの親会社である独アリアンツを見直しにかける意向を示した。
ルイ氏によると、資金流出額を予想する上で、2009年にTCWグループを辞めたダブルラインのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)のケースが試金石になる可能性がある。ガンドラック氏のダブルラインは現在、500億ドル超まで運用資産を拡大している。

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