スコットランド通貨同盟、国家主権と両立せず=英中銀総裁

スコットランド通貨同盟、国家主権と両立せず=英中銀総裁
 9月9日、英中銀のカーニー総裁は、スコットランド通貨同盟は国家主権と両立しないとの見解を示した。写真はリバプールで9日撮影(2014年 ロイター/Phil Noble)
[ロンドン 9日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は9日、18日に予定されるスコットランド独立の是非を問う住民投票に関し、独立賛成派が勝利した場合のスコットランドと残りの英国との通貨同盟は、国家主権と両立しないとの見解を示した。
総裁は労働組合代表との会合で、通貨同盟が成立するには税制と政府支出、銀行業の規則に関する国境を越えた合意が必要とした1月の自身の発言に言及した。
また、独立賛成派のスコットランド国民党(SNP)が提案している独立スコットランドと残りの英国との通貨同盟に対し、英国の主要3政党が反対していることにも触れた。
「この事情に鑑みると、総合的に考えれば通貨同盟は国家主権と両立しない」とした。

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