金融庁が全地銀を一斉点検、収益力を把握

金融庁が全地銀を一斉点検、収益力を把握
 4月26日、金融庁は、地域銀行106行のすべてに対し、収益力や企業統治体制、反社会的勢力への対応について一斉点検を始めた。写真は金融庁の看板。2012年10月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 26日 ロイター] - 金融庁は、地域銀行106行のすべてに対し、収益力や企業統治(ガバナンス)体制、反社会的勢力への対応について一斉点検を始めた。アンケートによる分析を進め、必要に応じ立ち入り検査も実施する。
分析結果は6月にかけて集計し、年次報告書で公表する予定。共通テーマに基づいて業界横断的に点検する新たな検査手法を昨年から導入しており、その一環となる。
金融庁は、地銀・第二地銀に対し、人口減少による地域経済の構造的な変化を見据えて、中長期戦略を明確にするよう強く要請している。一斉点検の結果は、再編を含む抜本的な改革の必要性についての検証にも生かす。

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