欧州委、米アップルのiPhone販売手法めぐり調査=報道

欧州委、米アップルのiPhone販売手法めぐり調査=報道
5月27日、欧州委員会は、米アップルが反競争的な「iPhone」販売手法や技術的制約を用いているかどうか調査に入った。19日撮影(2013年 ロイター/Eric Thayer)
[27日 ロイター] - 欧州委員会は、米アップルがライバルのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカーを欧州市場から締め出すために、反競争的な「iPhone(アイフォーン)」販売手法や技術的制約を用いているかどうか調査に入った。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が伝えた。
同紙は、複数の欧州モバイルネットワーク事業者に先週送付された質問書を基に、欧州委員会はアップルに有利となりかねない販売条件について重点的に調査している、と報じた。この条件は、ライバル企業の販売に制約を加える内容だとしている。
アップルはFT紙に対し、自社の契約はEUの法律に沿っていると語った。
欧州委の調査は、通信事業者からの指摘を受けたもので、初期段階にあるという。
正式な調査を開始する前に、欧州委員会はアップルがEUのスマートフォン市場で支配的な地位にあると確信する必要があるが、韓国サムスン電子<005930.KS>の「ギャラクシー」が人気を集めていることもあり、困難も予想される。
*写真を付けて再送します。

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