五輪=「竹島」メッセージ掲げた韓国選手、表彰式に出席できず

五輪=「竹島」メッセージ掲げた韓国選手、表彰式に出席できず
8月11日、ロンドン五輪のサッカー男子、日本との3位決定戦に勝った韓国の朴鍾佑が竹島の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、IOCは同選手を表彰式に出席させないよう求め、韓国側が応じた。写真は銅メダルを受け取った韓国の選手たち(2012年 ロイター/Sergio Moraes)
[ロンドン 11日 ロイター] ロンドン五輪のサッカー男子で日本との3位決定戦に勝った韓国チームのMF朴鍾佑(23)選手が、竹島(韓国名・独島)の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は11日、同選手をウェンブリー競技場での表彰式に出席させないよう求めた。
朴は10日に行われた試合の後、「独島はわれわれの領土」と韓国語で書かれたメッセージをスタジアム内で掲げていた。
IOCは11日、本件に関する調査を開始し、韓国オリンピック委員会に対して説明を求めたとする声明を発表。これに応じて韓国側は朴を表彰式に出席させないこととし、同選手の名前は表彰式でアナウンスされなかった。
国際サッカー連盟(FIFA)は声明で、朴に対する懲戒手続きを開始し、朴に8月16日までに回答に応じるよう求めたことを明らかにした。
韓国オリンピック委員会はロイターに対し、この問題については聞いたばかりで内容を調査中だが、非常に深刻に受け止めていると述べた。

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