「トップレス抗議取り締まるように」、ロシアがドイツに要請

「トップレス抗議取り締まるように」、ロシアがドイツに要請
4月8日、ロシア政府は、ドイツ訪問中のプーチン大統領に対してトップレスで抗議する団体の処罰をドイツ政府に求めた。写真は拘束される女性権利団体「Femen」のメンバー。2011年、モスクワで撮影(2013年 ロイター/Denis Sinyakov)
[ハノーバー(ドイツ) 8日 ロイター] ロシア政府は8日、ドイツ訪問中のプーチン大統領に対してトップレスで抗議する団体の処罰をドイツ政府に求めた。
プーチン大統領は7日、産業関連の見本市を視察するため、メルケル独首相とともにドイツ北部ハノーバーに到着。その会場で8日、女性の権利団体「Femen」のメンバー3人が、同大統領に対し「独裁者」などと叫びながら、トップレスで抗議した。同団体は、反プーチン政権の曲を演奏した女性バンド「プッシー・ライオット」のメンバーに実刑判決が下ったことに対し、欧州で抗議活動を行っている。
クレムリン(大統領府)の報道官は、この抗議活動について「これはよくあるフーリガン行為であり、残念ながら世界中のどの都市でも起きることだ。(彼らを)取り締まる必要がある」と述べた。
同見本市の開幕に合わせた講演で、外国から資金提供を受けている非政府組織(NGO)に対するロシアの一連の監視措置について、メルケル首相はロシアで市民社会の活性化が進む必要があるとの見方を示した。

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