米国で炭酸飲料離れ加速、販売量は8年連続マイナス

米国で炭酸飲料離れ加速、販売量は8年連続マイナス
3月25日、米消費者の間で炭酸飲料離れが加速していることが、ソフト飲料業界紙ビバレッジ・ダイジェストの報告書で明らかになった。ロサンゼルスの食料品店で2011年4月撮影(2013年 ロイター/Mario Anzuoni)
[25日 ロイター] 米消費者の間で炭酸飲料離れが加速していることが、ソフト飲料業界紙ビバレッジ・ダイジェストの報告書で明らかになった。
それによると、2012年の炭酸飲料の販売量は前年比1.2%減の91億7000万ケース。2010年は同0.5%減、2011年は同1%減と、ここ最近は年を追うごとにマイナス幅が拡大している。
米国の炭酸飲料消費量は、1990年代はほぼ一貫して毎年3%前後の伸びを示していたが、1999年に減速し始め、2005年からは減少が続いている。2012年はエナジードリンクを除けば、前年比1.7%の販売減だったという。
メーカー別市場シェアでは、コカ・コーラとドクター・ペッパーが0.1%ポイントずつ伸ばした一方、ペプシコは0.4%ポイント落とした。商品別の売り上げトップ3は、1位がコカ・コーラ、2位がダイエットコーク、3位がペプシコーラで変動はなかった。

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