ロムニー氏、支持率でオバマ氏に2ポイント差に接近=世論調査

ロムニー氏、支持率でオバマ氏に2ポイント差に接近=世論調査
10月5日、ロイターとイプソスが公表した世論調査によると、米大統領候補テレビ討論会を受け、共和党のロムニー氏に対するオバマ大統領のリードが2%ポイントに縮まった。写真は3日、デンバーで撮影(2012年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 5日 ロイター] ロイターとイプソスが5日公表した世論調査によると、3日夜の米大統領候補テレビ討論会を受け、共和党のロムニー氏に対するオバマ大統領のリードが2%ポイントに縮まった。
調査は1─5日に、登録有権者1728人と投票する可能性の高い1434人を対象に実施した。それによるとオバマ大統領の支持率は46%、ロムニー氏は44%となった。
3日公表分ではオバマ大統領が6ポイントの差をつけていたが、4日までの調査では5ポイントまで差が縮まっており、テレビ討論会を境にロムニー氏が大統領を追い上げている構図が浮き彫りになった。
イプソスのクリフ・ヤング氏は「テレビ討論会ではロムニー氏に軍配が上がったとみられており、目先ではそれが支持率上昇につながっている」と指摘した。
討論会の様子を見聞きしたと答えた登録有権者は91%に上っており、このうち54%は、討論会でロムニー氏が勝ったと回答している。
またテレビ討論会を受けて、20%がオバマ大統領に対してよりネガティブな印象を持ったと回答したのに対し、ロムニー氏に対しては30%がよりポジティブな印象を受けた答えた。これはオバマ大統領にとってさらなる打撃となる。
一方、討論会後にオバマ大統領によりポジティブな印象を抱いたとの回答は14%にとどまる一方、ロムニー氏に対しよりネガティブな印象を持ったと答えたのは14%だった。
ただ5日発表の米雇用統計では、失業率が2009年1月のオバマ大統領就任以来、初めて8%を下回る水準に回復しており、ロムニー氏の形成逆転につながるかは不透明な情勢。

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