三菱自、燃費不正補償の一部で特損191億円計上 前期連結決算を訂正

三菱自、燃費試験関連損失191億円計上 前期連結決算を訂正 
 5月25日、三菱自動車は、2016年3月期連結決算で燃費試験関連損失として191億円の特別損失を計上したと発表した。写真は同本社で13日撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)
[東京 25日 ロイター] - 三菱自動車<7211.T>は25日、2016年3月期連結決算で燃費試験関連損失として191億円の特別損失を計上したと発表した。この結果、4月27日に公表した16年3月期の連結決算を訂正し、純利益は前の期に比べ38.6%減の726億円(前回公表時は24.6%減の891億円)となった。
特損計上した191億円は、燃費試験データの偽装が発覚した軽自動車4車種の顧客が余計に支払っている燃料代や適用されたエコカー減税での返納に対する負担分としている。ただ、見積もりが可能な補償負担額の一部に過ぎず全額ではないため、今後も費用は膨らむ見込み。
*内容を追加します。

白木真紀

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