ブラジルを「BB」に格下げ、見通し「ネガティブ」=S&P

[サンパウロ 17日 ロイター] - 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルの格付けを「BBプラス」から「BB」に引き下げた。見通しは「ネガティブ」。
S&Pは昨年9月、ブラジルを投資適格級からジャンク級(投機的等級)に格下げしており、今回の引き下げはこれに続く措置。
S&Pのアナリストは格下げの理由について「ブラジルはなお政治、経済をめぐりかなりの困難に直面しており、調整プロセスに一段の時間を要する」と説明した。具体的には、財政政策の修正ペースが鈍り、深刻なリセッション(景気後退)がさらにあと1年続くことが見込まれるとしている。

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