ゆうちょ銀、完全民営化の道筋を示すべき=寺沢・地銀協会長

ゆうちょ銀、完全民営化の道筋を示すべき=寺沢・地銀協会長
 11月18日、全国地方銀行協会の寺沢辰麿会長(横浜銀行頭取)は定例会見で、日本郵政グループの上場に関連して、ゆうちょ銀行の完全民営化に向けた道筋を早く示すべきとの考えを示した。写真は日本郵政グループのロゴ、2日撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 18日 ロイター] - 全国地方銀行協会の寺沢辰麿会長(横浜銀行<8332.T>頭取)は18日の定例会見で、日本郵政<6178.T>グループの上場に関連して、ゆうちょ銀行<7182.T>の完全民営化に向けた道筋を早く示すべきとの考えを示した。
寺沢会長は上場について、完全民営化の第1歩だと評価したが、「(持ち株会社の日本郵政が)ゆうちょ銀の株式を50%程度まで売るとしているが、その後(の道筋)は分からない。完全民営化の道筋を示してもらいたい」と述べた。さらに、50%程度まで削減しても、国の関与が残る状態では新規事業への参入はすべきではないとの考えを示した。

布施太郎

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