メキシコのハロウィーン、逃走中の「麻薬王」の仮装が大人気

メキシコのハロウィーン、逃走中の「麻薬王」の仮装が大人気
 10月15日、メキシコの今年のハロウィーンは、7月に脱獄した「麻薬王」ホアキン・グスマン受刑者の仮装が人気を博している。写真は14日、店頭に展示された麻薬王の仮装(2015年 ロイター/Henry Romero )
[クエルナバカ(メキシコ) 15日 ロイター] - メキシコ当局は7月に脱獄した麻薬王、ホアキン・グスマン受刑者の行方を追っているが、この時期の捜索は難しくなるかもしれない。
今年のハロウィーンで最も人気の仮装アイテムが同受刑者の顔を模したマスクと囚人服だからだ。
グスマン受刑者のマスクを作る地元メーカーのデザイナーによると、同受刑者の最新の公開写真をもとに、髪も口ひげもない顔のマスクを作り始めたが、彼と分かりづらいという問題に直面したため、髪と口ひげのある逮捕時の写真をもとに作成することにしたという。
囚人服とマスクの仮装セットは約36ドル。メキシコ以外の30カ国でも入手可能となる予定だ。
メキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」の最高幹部だったグスマン受刑者は昨年逮捕されたが、今年7月にメキシコ市郊外の刑務所から脱獄。脱獄は2001年に続き2度目だった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab