訂正:独VW、一部の16年モデル向け認可申請を撤回=米国法人CEO

独VW、16年型から排ガス統制ソフトウエア回収=米国法人CEO
 10月7日、独フォルクスワーゲン(VW)の米国法人のマイケル・ホーンCEOは、排出ガスをコントロールするための補助デバイスとして当局に開示する必要のあったソフトウエアを2016年モデルから回収したことを明らかにした。6月撮影(2015年 ロイター/Anindito Mukherjee)
[ワシントン 7日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の米国法人のマイケル・ホーン社長兼最高経営責任者(CEO)は7日、排出ガスをコントロールするための補助デバイスとして当局に開示する必要のあったソフトウエアをめぐり、一部の2016年モデルを対象とする米国の認可申請を撤回した(訂正)ことを明らかにした。
米下院委員会で8日に開かれる公聴会を前に証言書面を提出した。ホーン氏はこの中で、米国での販売認可手続きにおいて米国とカリフォルニア州の当局からソフトウエアの承認を得る必要があったと説明した。
これ以上の詳細については触れられておらず、同氏は「認可手続きの継続に向け当局と協力している」とした。
VWの排ガス不正問題をめぐっては、同社が独自調査を進めており、今回の証言書面では問題の原因や解決策に関する新たな情報は含まれていない。
書面は「現時点の情報は暫定的なものであり、この作業(独自調査)を完了させるにあたり皆様の理解を賜りたい」と説明。委員会には全面的に協力するとしつつ、最優先すべきは顧客対応だとした。
*英文の訂正により、本文1段落目の「ソフトウエアを2016年モデルから回収した」を、「ソフトウエアをめぐり、一部の2016年モデルを対象とする米国の認可申請を撤回した」に修正し、見出しも訂正します。

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