福島原発事故の廃炉・賠償費用21.5兆円に拡大、従来11兆円=経産省試算

福島原発事故の廃炉・賠償費用21.5兆円に拡大、従来11兆円=経産省試算
 12月9日、経済産業省は、東京電力福島第1原発事故に伴う廃炉、賠償などの費用の総額が21.5兆円に上るとの試算を公表した。従来の見積もり額の11兆円からほぼ倍増となる。写真は都内で3月代表撮影(2016年 ロイター)
[東京 9日 ロイター] - 経済産業省は9日、東京電力福島第1原発事故に伴う廃炉、賠償などの費用の総額が21.5兆円に上るとの試算を公表した。従来の見積もり額の11兆円からほぼ倍増となる。
内訳は廃炉が8兆円(従来想定2兆円)、賠償が7.9兆円(同5.4兆円)、除染が4兆円(同2.5兆円)、中間貯蔵施設整備が1.6兆円(同1.1兆円)にそれぞれ膨らむとしている。

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