パリで大気汚染が悪化、自動車通行規制3日目に

パリで大気汚染が悪化、交通規制3日目に
 12月7日、パリ市当局は大気汚染が過去10年で最悪となっていることを受け、3日連続となる自動車通行規制を発表した。写真は1日撮影のかすみがかったパリのようす(2016年 ロイター/Philippe Wojazer )
[パリ 7日 ロイター] - パリ市当局は7日、大気汚染が過去10年で最悪となっていることを受け、3日連続となる自動車通行規制を発表した。
6日と7日にナンバープレートを奇数と偶数に分けて通行を規制、8日も同様の措置をとる。パリでこうした規制が行われるのは、過去20年で4回目で、連日となったのは初めて。このほか、近郊の自治体も交通規制を実施した。
観光名所のエッフェル塔もかすんだスモッグに覆われ、アジアからの観光客はマスクを付けている。
さらに市内では、公共交通機関の利用や宅地駐車、市営の自転車レンタル「ベリブ」、カーシェアリングの「オートリブ」の電気自動車利用をすべて無料にした。
欧州では、例年吹き込む風が今年は吹かず、多くの都市で大気汚染のスモッグが発生している。リオンなど複数のフランス都市でも、通行禁止措置を計画している。

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