『ニーア オートマタ』全世界累計売上100万本突破。サウンドトラックも売上好調
スクウェア・エニックスは4月4日、アクションRPG『NieR: Automata(ニーア オートマタ)』の全世界累計売上が100万本を突破したことを発表した。データはパッケージ版とダウンロード版を合算した数値である。本作は国内PlayStation 4版が2月23日に、海外PlayStation 4版が3月7日に発売されたのち、PC版(Steam)が3月17日に配信されている。
公式なデータではないが、SteamSpyによるとPC版の保有者は22万人に近い。保有者の国別分布図に目を向けてみると、日本が米国に続いて2位となっている。これは近年リリースされた大作級の国産タイトルでは見られない傾向である。
またゲーム本体だけでなく、作曲家・岡部啓一氏を筆頭とする音楽制作会社MONACAが手がけたサウンドトラックも好評である。3月末に発売されたCD3枚組の『NieR: Automata Original Soundtrack』は、Billboard Japanによると初動の推定国内売上が3万7000枚を超えている。
そんな本作の魅力の一つとなっているのは、キャラクターのデザインおよびモデリングである。スクウェア・エニックスの海外公式サイトでは、4月に入ってから2Bのモデリングを担当した松平仁氏のブログ記事が公開されている。吉田明彦氏のキャラクターデザインが放つ魅力を保ちながら、いかにして3Dモデルへと仕上げていくのか。前作に存在した人形のような、もろくも美しいモデリングを参考にしつつ、多くのファンに愛されるキャラクターへと磨かれていく過程が記されている。
本作は3月にPC版が発売されたこともあり、今後はコミュニティ製のモデリング変更Modが増えていくだろう(既存の全裸Modに限らずとも)。人気作としてModコミュニティが活性化することで、開発陣が魂を注いだキャラクター本来の魅力を残しつつ、新たな楽しみ方を与えてくれる素敵なModが登場することを期待したい。