■06/04■
本日のNHK総合「クローズアップ現代」より
・「ランキング依存が止まらない ~出版不況の裏側~」
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2008/0806-1.html#wed
> 「売り上げランキング」をもとに本を選ぶ人が増加。
> 売れる本への一極集中が顕著となり、
> 書店ではランキングに入らない本は
> 即座に返品することが常態化している。
インタビューで
「ランキング上位なら面白いに違いないから」
「ランキング上位だったから面白いと感じた」
と数人がマヌケ面をさらしてました。
そのヒトの本棚が映されたのですが、
「ハリー・ポッター」シリーズ
「亡国のイージス」
などなど……
画面には映らなかったですが、
「ホームレス中学生」
「東京タワー」
「DETH NOTE」
「バカの壁」
などもきっとあるのでしょう。
「バカの壁」とはあんたのその行為だよ!
有名俳優やアイドルが出てるというだけで
ボンクラ邦画や産廃ドラマも
ありがたく観ているのでしょうね。
先日友人から聞いた話を思い出します。
「実は
黒澤映画ってあまり好きじゃ無いんだ。
そのことを話したら相手が目を丸くして。
でもそいつは黒沢映画を観た事無いんだって」
1)世間で“イイ”と言われている
2)それに賛同しないとオカシナヒトと見られると思い込む
3a)読んで/観て「面白かった」と自分に言い聞かせる
3b)読まないで/観ないで「いいらしいね」と多数派に迎合する
いやいやいやいや。
周りの評判なんか気にしないで、
自分が感じたママの感想を言えばいいんですよ。
先のランキング依存症のヒトは、
その本を読んで感動しても、
同じ作者の次回作は買わないのでしょう。
だってランキングに入ってないから。
ランキングはあくまで指針です。
・売れているから面白い
なんてまさに共同幻想そのもの。
・大多数の読者が共感するから売れている
だけです。たったそれだけ。
自分の趣味じゃなかったら、正直にそう言いましょう。
そもそも
万人にウケる作品なんてありえません。
大人気レストランの有名料理だとしても、
シイタケが入ってたらボクは美味しいと思えないですもの。